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(悠々球論 権藤博)歌手も投手も「味」で勝負 2015年2月5日 日経新聞(朝刊)より

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■ 「野球の投手も問題は『味』なんです」

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「球が速く、制球も悪くないのに勝ちきれない投手がいる。何が足りないのか探っていくと「味」に突き当たる。体力、技術に加え、味が出てこないとプロでは勝てない。
ヤンキース・田中将大もプロ入り当初は球速、制球と申し分ないのに、打者を空振りさせられなかった。味が出てきたのはスプリットという球種を我が物としてから。いつでも三振が取れるという余裕からか、直球で空振りを奪えるようになっていった。
友人である歌手の松山千春さんも言う。「うまい歌い手はアマチュアにもたくさんいる。だけど、プロはそれだけでは売れない」。うまいという以上のプラスアルファがないとお金を取れる歌手にはなれない、というわけだ。
野球におけるプラスアルファとは度胸や遊び心ということになる。プロの投手も、全球コーナーに決められるわけではない。決めたのに打たれることもある。そこでもっと速く、もっと精度をなどと考えると、迷路にはまる。
ここぞの勝負どころで打ち気にはやる打者に、一番効くのは拍子抜けするような、ど真ん中の半速球であったりする。これを投げきるために度胸、遊び心が必要なのだ。」

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私も、単純にいわゆる「いい経営コンサルタント」になるために努力はしています。
新しい知識を吸収したり、他社事例を簡単にリファレンスできるように情報を整理したりします。
でもね、クライアントに本当に信頼してもらうためには、コンサルタントの「全人格」そのものを「商品」として価値を見出してもらうしかないと最近考えるようになりました。
かならず、クライアントとの打ち合わせでは、ひとつでもいいから「笑い」をとることを自分に課しています。
「ユーモア精神に溢れていること」が私の望む「人格」になります。
したがって、私にとって、コンサルティングを実践する時の『味』というのは、「人格」「性質」でしょうか?
持って生まれた「性格」はどうしようもないのですが、後天的に形成できる「人格」は、心の持ちよう次第だと思います。
そう思っていないと、救われないほど、「性格」の方は欠陥商品なので。。。(^^;)

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