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(私の履歴書) 王貞治(6)甲子園 2015年1月7日 日経新聞(朝刊)より 

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■ 高2の春、エースで4番 父の手当て、痛み吹き飛ばす

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「のちに巨人入りが決まって練習に参加したとき、プロの練習はこんなものかと拍子抜けした。それくらい早実の練習は厳しかったが、亡き双子の姉、広子の分を合わせた「二人力」だからか、苦にならなかった。
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好投の裏で、私は指のマメをつぶしていた。試験のために投球を休んだのがいけなかった。だましだましの投球も限界で、6日には準決勝の福岡・久留米商戦を迎える。
そんなとき、東京でテレビをみていたはずの父が甲子園の宿舎に現れた。「これで治る」といって朝鮮ニンジンを噛(か)んで包帯で指に巻き付けてくれた。いくつも山を越えなければ医者にみてもらえない中国の山奥で育った父は、生活の知恵を身につけていた。
つぶれたマメがそれで固まったわけではない。そっと触ってもびりっときた。しかし、いざプレーボールとなって不思議なことが起こった。あれれ、投げられる……。
火事場のバカ力だったのか、親の気持ちが通じたのか。気持ち一つで不可能も可能になるのだと、このとき知った。22年間のプロ生活で、けがによる欠場は最長で8試合だった。一塁上の交錯プレーで肋骨にひびが入った79年のこと。故障に負けない強さはこの時から備わっていたのかもしれない。」

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「気持ち一つで不可能も可能になるのだ」
このセリフは頑張ったひとにこそ似合います。不断の努力の先に、不意に沸き起こる不思議なパワー。。。
自分もこの恩恵にあずかれるように、今日も一日頑張りたいと思います。

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