(私の履歴書)重久吉弘(23)スピーク・アップ 2015年2月24日 日経新聞(朝刊)より

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■ 思い切って首脳と話す 親しくなりアドバイス頂く

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「中国・広東省で大規模な石化プラントをイタリアのテクニモント社と共同受注した時のことだ。工期中、問題が起きると、日揮社員は発注側への細かな説明よりも黙々と解決を急ぎ、テクニモントは発注側への状況説明を優先し、解決策を一緒に探った。
 日本人ならば「言葉で説明するより、早く解決しろ」と言いたくなる。だが、完工後、発注者側から「品質や出来栄えは日揮の方が上だが、仕事のパートナーとしてはテクニモントの方が安心感がある」と言われてしまった。「スピーク・アップ」は今後、ますます日本人にとって重要になるだろう。」

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会計の世界にも「説明責任 (Accountability)」という言葉があります。
制度会計のルールにしたがって、「会社業績」と「期末時点の財産状況」を、ステークホルダーに説明する義務が経営者にはあります。
一方で、「Responsibility」というこちらも「責任」を意味する英語があります。
こちらは、「事柄や決定に対して、これからの『責任所在』を明らかにする」意の言葉です。
「Accounntability」は、「決定や行為の結果に対する責任、およびその説明をきちんと関係者に施す責任」
を表す言葉ですので、テクニモント社は、これまでのプロジェクト期間中に発生してしまった「事故」や「失敗」、およびそれらが原因となって、これからの将来に起こりうる「リスク」に対する説明をきちんと実施し、クライアントの信頼を勝ち取った、ということになります。
プロジェクト運営も会社経営も、「説明責任」を果たすことが重要なポイントになります。
① これまでどういう原因で、どんな不都合なことが起こってしまったか (原因分析)
② それが原因となり、現在を含む将来に、どんな事象が発生する可能性がどれくらいあるのか (将来予測)
③ 起きてしまったことの「リカバリ策」、将来起こりうる「リスク」に対する「回避策」または「軽減策」はあるのか (解決策の提言)
これらをワンセットにして、ステークホルダに説明することが、「Accountability」を果たすことになります。
実は、本日、私が「説明責任」を果たすべき会議があるんですよね。。。
平常心で訥々(とつとつ)と説明するつもりです。
決して雄弁ではない自分は「誠意」を込めて淡々と説明するだけです。
「情熱」だけは人後に落ちていないつもりです。
誰ですか、私がいつも嬉々として会議に挑んでいると言っているのは?
いつも内心はドキドキですよ。
ただ「管理会計」が好き、それに尽きるわけです。

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