■ 世界の水族館から注文殺到！８1歳・職人社長の驚きの仕事術
「一歩先を考えることがオリジナルを生む」
当時勤めていた化学繊維会社が「水槽用大型アクリルパネル」の注文を断れと指示。どうしても手がけたい敷山氏は独立して受注。
他大手企業は、厚みのあるアクリル板を開発。一方で、日プラは、３cmのアクリル板を独自の接着技術で何層にも重ねて、かつ比類なき透明度を誇る。
自社が切り開いた水槽用大型アクリルパネル市場を大手に奪われたとき、今度は不屈の精神で海外に打って出る。
発想の転換。喫茶店でコーヒー一杯飲んでも、うまいと感じたら、「なぜ」うまいか考え抜け！！！
社員は、全員マルチプレーヤー。中には重機の運転免許の取得者や語学に堪能な従業員がいて、アクリルパネルの開発・製造から、運搬、現場での設置までこなす。
ミリ単位の設置と、現場での加工（熱処理で大型パネルを成形）まで一人がこなすから、客先からの信頼絶大。
そして、破損事故ゼロ。 「高品質」という一言では到底語り尽くせない。
こうして、四国の年商２０億円の会社は、世界シェア：７０％、海外売上高比率：８０％のオンリーワン企業となった。
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