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(私の履歴書) 王貞治(5)早実へ 2015年1月6日 日経新聞(朝刊)より 

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■ 野球進学、兄が父を説得 完封勝利に有頂天、叱られる

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「春の都大会決勝戦がデビュー戦となった。相手は春の選抜で甲子園に出たばかりの日大三高だ。先発した私は中学時代から自信があった大きなカーブと重い球質の直球で抑えていった。
のちに阪神入りする並木輝男さんらの強力打線を完封して4―0。すっかり有頂天になり、ベンチ前でグラブを放り上げて喜んだ。これを兄にとがめられた。「おまえは相手の気持ちを考えたことがあるのか」
そこには父の教えがあった。「日本に来て、日本に生かされている」という父は偉ぶったりおごったりして反発を買うことを戒めていた。
この一件以来、私は感情を出さないようになった。長嶋茂雄さんという「超」のつく陽性人間と比べたらなおさら表情に乏しく、プロとしては面白みに欠けたかもしれない。それには王家の生き方も関係している。」

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自分は生かされている。そう感じたとき、ひとは謙虚になります。決して、無理に謙虚さを装う必要はありません。
実は、「謙虚さ」が自分自身に身につくことすら「天」のなせる御業(みわざ)。自然にそうなります。
無自覚に謙虚。これが本質。

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