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アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉(19)

本レビュー
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■ 不完全な自分を認める勇気とは!?

コンサルタントのつぶやき

できない自分を責めている限り、
永遠に幸せにはなれないだろう。
今の自分を認める勇気を持つ者だけが、
本当に強い人間になれるのだ。

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劣等感を克服する手始めは、過度な思い込み=ベーシック・ミステイクを改めることであると前回ご説明しました。しかし、それだけでは劣等感を克服することはできません。自分のダメなところを無くそうとするのではなく、ダメな自分をそのまま受け入れることが肝要です。つまり、「完全であろう」とするのではなく、「不完全なままの自分を受け入れる」ことが大事なのです。

アドラーの高弟ルドルフ・ドライカースは、アドラーの思想をもとにこのような言葉を残します。

『人は不完全さを認める勇気を持つことが必要である。』

完全であろうとするから苦しくなるんです。不完全な自分を受け入れて、自分を好きになればいいんです。「ありのままの自分を受け入れる」ことを心理学用語では、「自己受容」といいます。「不完全な自分を認める勇気を持つ」。それこそが自己受容をするために最も必要なことではないでしょうか。

Only if I’m OK. (もしも欠点を克服したらOK)

ではなく、

Even if I’m OK. (欠点があってもなお OK)

とする勇気。

それこそが「不完全さを認める勇気」です。その勇気を持つ人だけが本当に強い人間であり、幸せになるのです。

これを私は、自分の不完全性を消極的に受け入れるだけではなく、当然、積極的に完全であろうと、努力・訓練し、自分を高めようとする向上心は忘れないようにすることにも心がけています。しかし、結果として、思うように自己の成長が遂げられないとき、腐ることなく、結果としての自分の限界を受け入れます。頑張ってみないと、自分の限界は見えてこない。自分の限界を認めることで、頑張った自分も認めてあげることができる。努力する前に諦めるのは「自己受容」では決してないですよ!

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