アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉(26)

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■ 相手に対して態度を変えることは当たり前のことです!

コンサルタントのつぶやき

彼氏に対しては甘えた声で。
配達員に対してはキツい声で。
人は相手と状況に応じて行動を使い分ける。
あらゆる行動に目的があるからだ。

アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉

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彼女は決して特殊ではありません。なぜならば、あらゆる人の行動には「相手」があり、そしてその相手に対してどのように思われたいか、という「目的」があるからです。彼女は、彼氏という「相手」に対して、可愛い女の子と思われたい、という「目的」があって猫なで声を出しています。そして、配達員という「相手」に対しては、荷物の受け取りをとっとと終わらせたい、という「目的」を持って厳しい言葉で対応したのです。

あらゆる行動には「相手」と「目的」があります。声のトーンや態度、言葉遣い、それぞれ、相手に与える印象によって、相手に影響力を及ぼそうとします。

しかし、
人が相手によって「態度」を変えることはあまり行儀が良くない、躾がなっていない、と学校で教育されているはずです。どんな友達にも等しく親しく、仲良く接しましょうと。そして、職場でも、例えば調達部門ならば、出入りの業者には等しく公平に対応し、同じ条件で相見積りを取らせましょうと。

でも世の中には、相手により、立場により、自分が置かれた状況により、態度や行動、表に表わす感情をいろいろ変える人は多くいます。それはそれでいいじゃないですか。

ここで、相手によって態度を変えても、目的達成のためにはすべてが許されると言いたいわけではありません。会話している相手が示す「態度」が、相手が自分に示す「自分の行動結果への期待値」を表していることを許容してあげましょう、ということです。「八方美人」と受け取ることができても、「えこひいき」感があっても、それは相手の意思の問題。あなたが相手のそうした差別的な態度や、影響力をあなたに及ぼそうとする意思の存在は、あなたの責任の範疇外。あなたが別に気に病むことはないのです。そして、相手の期待する行動結果をあなたが示してあげる義務もないのです。

自分の感情のコントロールですら難しいのに、相手の感情の発露の細かい部分にまで気に病むと、人付き合い自体が息苦しくなります。ましてや相手の望む自分を演じる必要もありません。相手がどうであれ、自分らしくあればいいんじゃないですか。あなた自身が、分け隔てなく誰とでも接したい、そう思うのなら、あなたがそれを実践すればいいだけです。相手の行動まで、公平であるべきと思い悩み、どうすれば相手が公平な態度を保てるか、そんなことは知ったものか。

そんな私は、よく『傍若無人』『唯我独尊』『人の気持ちが分からない』『思いやりがない』とこの年齢になっても怒られます。道徳的には反省すべきなのでしょうが、でも開き直って、自分が思う誠実さを大切にしていれば、他人にどう思われていてもいいと考えています。結局、人は自分で自分を肯定し、受け入れてあげないと、素直に気持ちよく生きていけない存在ですから。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

アドラーに学ぶ職場コミュニケーションの心理学

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