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アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉(55)親が貼る子供への「レッテル」の影響について

本レビュー
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■ 親に貼られたレッテルに応えようとするのが子供

コンサルタントのつぶやき

子供は親が貼ったレッテル、
たとえば「しっかしりした子」「甘えん坊」
「おてんば」「恥ずかしがり屋」などに対して
過剰に応えようと努力する。

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本書によりますと、アドラーは親が子供に貼るレッテルの影響の大きさについて警鐘を鳴らしています。

子供は、親からの期待やレッテルに応えようと努力します。親の期待に背いたら、見捨てられてしまうかもしれない、と考えるからです。また、親が貼ったレッテルを演じることで、周囲から注目されたり笑いを集めたりできるため、積極的に応えることもあります。どちらにせよ、子供は親からの期待やレッテルに応えようと懸命に努力するのです。

子供は親から貼られたレッテル通りに行動しようとします。それが親の期待値に到達できないと自覚した時、もっと努力するか、あるいは反抗心が芽生えて、正反対の行動をすることもあります。

この件については、自分の経験を踏まえ、子供はある程度、成長したら、自分(自覚・自我)を持つので、親が貼ったレッテルを、いつかは乗り越えて、本当の自分になってくれるものと信じています。

しかし、大の大人が集まる会社という組織の中での「レッテル」は、本当に罪が重いと思います。

一度、仕事で失敗したら、上司はその失敗をずっと記憶し、「あいつはだからダメなんだ」と思い込み、その後、別の仕事で挽回しようが、「たまたまだ、フロックだ」と過小評価する嫌いがあります。逆もあり得ます。「この仕事では失敗したが、元々、あの大仕事をやり遂げたやつなんだから、次は成功するだろう」

自分にもこうした、人事評価上のレッテルに、悩む時期もありました。

現在は、こういう風に考えるようにしています。

「上司が真っ当に見てくれていなくても、お天道様が絶対に見てくれている」
「事前評価より、やった仕事の作業品質を見てくれれば、きっと評価してもらえる」

これも職場あるあるなのですが、結構、上司は部下に一度貼ったレッテルをなかなか変えないものです。しかし、お客様からの評価の声を聴いた途端、昔貼ったレッテルをいとも簡単に変えることがあります。
(これも、実体験からの発言です)

だからですね、今の上司のレッテル貼りに悩む暇があったら、目の前の仕事をきちんとやることに集中すべきです。その仕事っぷりを評価してくれる人が必ず存在しています。その正当な評価を下してくれた人が、必ず今の上司のレッテルも貼り換えてくれるはずです。

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