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アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉(61)他人と比較しない。自己ベスト更新を褒めるんだ!

本レビュー
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■ 比較されると自尊心が傷つき、劣等感を補償しようとする!

コンサルタントのつぶやき

他人と比較してはいけない。
ほんのわずかでも、できている部分を見つけ、
それに気づかせることが重要だ。

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「A子ちゃんを見習いなさい!A子ちゃんに比べてどうしてあなたはお行儀が悪いの?」

他人と比較して、子供や部下を叱った経験はありませんか?

私たちは、周囲の既知の第三者を引き合いに出して、「比較」することで目標となる基準を示し、間違いや未到達を指摘し、凝らしめて行動を補正しようと試みがちです。

しかし、こういう手合いの懲らしめは、思いの外、上手くいかないようです。子供や部下は、他人と比較されて叱られることにより、自尊心を失い、心に傷を負います。そして劣等感を持ってしまい、間違った方向で劣等感を補償(克服)しようとします。何らかの代償行為で傷ついた自分を慰めようとするのです。

自分を慰める行為は、いきおい問題行動につながる確率が非常に高くなります。すなわち、他人と比較して叱ると、逆説的に問題行動が治るどころか、問題行動が増えてしまうのです。

では、アドラー流に倣うならどうすればいいのでしょうか?

もし正しい例を示したいのであれば、本人の中になる、ほんのわずかでもできていることを見つけ、それに気づかせることが大切です。たとえわずかであったとしても、できていることを示し、それを認め、さらに増やすよう要望するのです。比較をするのなら、過去の相手と現在の相手を比較することです。相手の「自己ベスト更新」をほめるのです。

過去の自分と比較されれば、傷つくことはありません。むしろ、自分の成長度合いを確認することができます。しかも、悪い点を見つけて咎めるのではなく、良い点を褒めて、良い点をさらに増やすのです。まあ、短所を直すより、長所を増やして、全体量の中でよい方へのバランスを加重させるのです。

私自身を性格や体験を振り返っても、なかなか短所の補正には苦労してきました。きっと、死ぬまで直らないでしょう。身近にいる被害者の皆さん、どうもすみません。m(_ _)m
せめて、少ない長所を増やして、わずかでも恩返しや罪滅ぼしをしたいと思います。長所をより伸ばす方が、自分には合っているようです。

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