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■ 甘やかしは寄生生物(パラサイト)を生み出してしまう!

コンサルタントのつぶやき

「この子は言葉を覚えるのが遅いので……」
と母親が子供の通訳を買って出る。
すると子供は、自分で話す必要がなくなり、
本当に言葉が遅くなるだろう。

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子供を持つ親なら、一度は感じることだと思いますが、子供に苦労をかけたくないと、先回り先回りして子供の面倒を見て、子供を助けてしまうことがあります。それは、子供が自分で何かをやり遂げることのチャンスを事前に摘み取っていないか、一度落ち着いて考える必要があります。

甘やかす、とは子供が自分で何かをなし遂げるチャンスを奪うことです。「あなたにはできないでしょ。だから私が代わりにやってあげる」と母が成長と学習のチャンスを奪うのです。「この子は私がいないと何もできないの……」と子供を自分に依存させ、それにより自分の存在意義と価値を高めます。そして、結果として子供を「親なしでは何もできない」依存的な子供にしてしまうのです。

子供のためにしてやっていることは、親として、いつまでも子どもに頼ってほしいという我欲が出た甘やかしではありませんが? 一度、自問自答されることをお勧めします。

コンサルティングの世界でも同じことが言えます。

<対クライアント>
プロジェクトで、業務改革や新システム導入を実施し、アドバイス期間が終わったからハイお終い。後はお客様独力で運用していってください、というのが有期限であるプロジェクトワークの終わり方。しかし、上手にお客様が独力で新業務に対応できる体制・プロセス構築までお手伝いしないと、本当の意味でのコンサルティングサービスではありません。いつまでも、契約延長を狙って、コンサル依存症にクライアントを感染させるのは、極めて「下」のコンサルです。

<対若手メンバ>
ジュニアなメンバは、上から言われた通りの資料を作ったり、調査をしたりして、それで仕事が終わり、と考えがちです。自分で課題を発見し、自分で解決策を思いつけるように、促すような仕事の与え方をする必要があります。そうしないと、いつもまでも、あなた(プロジェクトリーダーや管理職)がいないと、プロジェクトや職場のルーチン作業が回らないことになります。そうすると、あなた自身も次のステージにあがれないのです。

では、アドラー流に親(上司)ができることとは何か?

親がすべきことは子供の課題を肩代わりすることではなく、子供が一人で課題を解決できるよう勇気づけることだけなのです。

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アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉(64)優しくするのと甘やかすのとは違う!http://keieikanrikaikei.com/wp-content/uploads/2015/04/f2dde0c815f506d35f39301dbbb486e4.jpghttp://keieikanrikaikei.com/wp-content/uploads/2015/04/f2dde0c815f506d35f39301dbbb486e4-150x150.jpg小林 友昭本レビューアドラー,アルフレッド・アドラー,小倉広,課題解決■ 甘やかしは寄生生物(パラサイト)を生み出してしまう! 「この子は言葉を覚えるのが遅いので……」 と母親が子供の通訳を買って出る。 すると子供は、自分で話す必要がなくなり、 本当に言葉が遅くなるだろう。 ----------------------------------------------------- 子供を持つ親なら、一度は感じることだと思いますが、子供に苦労をかけたくないと、先回り先回りして子供の面倒を見て、子供を助けてしまうことがあります。それは、子供が自分で何かをやり遂げることのチャンスを事前に摘み取っていないか、一度落ち着いて考える必要があります。 甘やかす、とは子供が自分で何かをなし遂げるチャンスを奪うことです。「あなたにはできないでしょ。だから私が代わりにやってあげる」と母が成長と学習のチャンスを奪うのです。「この子は私がいないと何もできないの……」と子供を自分に依存させ、それにより自分の存在意義と価値を高めます。そして、結果として子供を「親なしでは何もできない」依存的な子供にしてしまうのです。 子供のためにしてやっていることは、親として、いつまでも子どもに頼ってほしいという我欲が出た甘やかしではありませんが? 一度、自問自答されることをお勧めします。 コンサルティングの世界でも同じことが言えます。 <対クライアント> プロジェクトで、業務改革や新システム導入を実施し、アドバイス期間が終わったからハイお終い。後はお客様独力で運用していってください、というのが有期限であるプロジェクトワークの終わり方。しかし、上手にお客様が独力で新業務に対応できる体制・プロセス構築までお手伝いしないと、本当の意味でのコンサルティングサービスではありません。いつまでも、契約延長を狙って、コンサル依存症にクライアントを感染させるのは、極めて「下」のコンサルです。 <対若手メンバ> ジュニアなメンバは、上から言われた通りの資料を作ったり、調査をしたりして、それで仕事が終わり、と考えがちです。自分で課題を発見し、自分で解決策を思いつけるように、促すような仕事の与え方をする必要があります。そうしないと、いつもまでも、あなた(プロジェクトリーダーや管理職)がいないと、プロジェクトや職場のルーチン作業が回らないことになります。そうすると、あなた自身も次のステージにあがれないのです。 では、アドラー流に親(上司)ができることとは何か? 親がすべきことは子供の課題を肩代わりすることではなく、子供が一人で課題を解決できるよう勇気づけることだけなのです。現役の経営コンサルタントが管理会計をテーマに情報発信します