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アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉(69)共同体感覚の高低と活動性の有無のマトリックスで人を4つにタイプ分けすると?

本レビュー
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■ 人のライフスタイルを分類してみました

コンサルタントのつぶやき

自分のことばかり考えてはいないだろうか?
奪う人、支配する人、逃げる人、
これらの人は幸せになることができないだろう。

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アドラーは1933年に、人のライフスタイルを次のように分類するフレームワークを発表しています。コンサルタントたる自分から見ると、軸の設定が複雑で、もう少しわかりやすい分類にしてくれないかな、と思うのですが、それは人に伝えることを商売としている自分と心理学者としてのアドラーの立脚する所が違う訳で。

まず、人を「共同体感覚」の高低と、「活動性」の有無で4象限に区分します。

経営管理会計トピック_ライフスタイルの分類

1.社会的に有用性の高い人
共同体感覚にも優れ、活動性が高い人は、社会的に有用性が高く、このタイプが健全であるとしました。

(番外)「共同体感覚」が高いにもかかわらず、「活動性」が低い人はいないとしました。

2.支配する人
共同体感覚が低く、活動性が高い人は、周囲の人を支配しようとします。周りの人間関係を全て上下関係で捉え、みんな一緒のコミュニティを形成しているという意識が希薄な人たちです。相手より自分を優先しがちな人です。こういう人は、周囲から人が離れていき、人生は決して成功しないでしょう。

3.相手から奪う人
相手より自分を優先し、積極的に他者貢献しようとしない人で、他者への依存性が強い人は、相手から何かを奪うことしか考えていません。他人から何かをしてもらうことが当然と思い、何かしてもらっても感謝することはありません。さらに、自分に協力しない人、支援してくれない人に対し、恨んだり怒ったりします。このような対人姿勢では、人間関係も人生も決してうまくいきません。

4.世の中から逃げる人
共同体感覚の乏しさゆえに、上手くいかない人間関係を疎ましく思い、人と会わずに引きこもるタイプの人たちです。神経症患者も多くはここに分類されます。

いずれにせよ、「1.社会的に有用性の高い人」になることが、幸せな人生を送る秘訣なわけですが、残念なことに、それ以外にカテゴライズされた人は、どうすれば、「1.社会的に有用性の高い人」の座標にシフトすることができるのか。縦横軸の凡例を見て、今の自分に足りないものを自覚することから始めたらいかがでしょうか。

私ですか?若い頃から、「3.相手から奪う人」と「4.世の中から逃げる人」と間を行ったり来たりしていました。今ですか? それは秘密です!(^^;)

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