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アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉(78)自分は役立っているという貢献感は自己満足でいい!

本レビュー
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■ あなたの自己満足が共同体感覚を養うことにつながる!

コンサルタントのつぶやき

「自分は役立っている」と実感するのに、
相手から感謝されることや、
ほめられることは不要である。
貢献感は「自己満足」でいいのだ。

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共同体感覚を高めるためには、他者に貢献していると感じられることが大切です。そうすれば、社会から必要とされていると感じられ、社会に居場所が見つかります。居場所が見つかれば、社会的動物である人間はそれだけで幸福感に浸れることができます。

社会に貢献しているのだという実感。それを感じることができれば、「自己信頼」を高めることができます。その実感はどこから来るのでしょうか。一番シンプルで簡単なのは、他者から褒められたり、感謝されること。でもなかなか他人から褒められることは少ないかもしれません。そういう場合はどうしたらよいか?

自己満足でも十分ではないでしょうか?

「自分は正しいこと、人の為になる事をした。誰からも認められてもらえなくても、きっと誰かのためになったに違いない」

そう感じることが、実は、最も正しい「貢献感」の持ち方なのです。なぜならば、相手からの感謝や評価がないと貢献感を感じることができないとしたら、あなたは常に自分以外の誰かに依存して生きていることになります。相手から褒めてもらえず、相手から認めてもらえなかったら、誰かからの評価をベースに満足感を得る考え方では、決して幸福感を得ることはできないでしょう。もし、直面する相手から褒められる・認められることがなければ、その相手を憎んでしまうかもしれません。

本物の貢献感は、相手からの評価から得るのではなく、自分自身の内面的感想から来る「自己満足」「自己達成感」でいいのです。

本書にて、アドラーのこの考えに類する言葉が紹介されています。

「人を相手にせず天を相手にせよ。天を相手にして己を尽くし、人をとがめず我が誠の足らざるを尋ぬべし」(西郷隆盛)

「慎独(しんどく):人の目を気にせずに、誰も見ていなくても正しいことをし続ける」(儒教の古典:『大学』)

幸福に生きるための心構えについては、洋の東西を問わず、似たような教訓となり言い伝えられているようです。

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