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アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉(95)楽観的であれ! 楽観主義は性格ではない。意志である!

本レビュー
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■ 楽観的に今現在に集中する!

コンサルタントのつぶやき

楽観的であれ。
過去を悔やむのではなく、
未来を不安視するのでもなく、
今現在の「ここ」だけを見るのだ。

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悲観的な人は「過去」の失敗やミスをうじうじと悔やみ、まだどうなるか分からない「未来」を心配し続けます。しかし、楽観的な人は目の前の課題に集中し、「現在」できることは何かと積極的に行動します。

楽観的であることと、楽天家であることは微妙に違います。何の根拠もなく、来るべき未来に何の準備もせず、能天気に日々を無為に過ごす人はいわゆる「楽天家」と位置づけられます。それで無事な人生を過ごせる人は、それはそれで幸せなことですが、極めて稀なことと思われます。

一方で、楽観的であることは、採るべき行動の根拠とネクストアクションに対する準備を怠らない人です。こういう人を本書では次のように表現しています。

悲観的に検証し、悲観的に準備をし、その上で肯定的に行動すること。それを楽観的と呼ぶのです。

私のワークスタイルは極めて楽観的といえます。職業柄、達成目標と納期が明確に定義されているプロジェクトワークで仕事を進めるのが常なので、常時、納期に追われています。自然と、時間軸で物事を考える癖がついています。今月末納期の仕事をきちんと仕上げるために、今現在、何をしていなくてはいけなくて、何がどういう状態で完了していなければいけないか、納期通りにミッションを達成するためのリスクは、現時点でいくつ気が付いているか、そしてそれらの回避策・軽減策はしかるべき時に採用できるように準備できているか。

その上で、極めて明るく、前向きに今日できることにだけに集中して仕事をします。状況は常に変化します。その度にどうしよう? と悩んでいては気が滅入るだけです。常に対応策(コンティンジェンシー)を腹に持って仕事をしていれば、今取りかかっている仕事の行く末が不安に思えることはほとんどなくなります、

よく、プロジェクトの若手メンバに、「WBS(プロジェクト遂行のためのタスク管理表)を書き上げることができれば、プロジェクトは80%終わったも同然だよ」と、未来志向でやるべきタスクを整理する、いわゆる「段取り」を整えることの重要性を伝えています。

そういえば、今日もひとつ、とあるチームのWBSを書き上げて、クライアントに説明しました。やるべきことが何か具体的になれば、人は安心できるものです。やるべきことを決めれば、自然とやらないことが明らかになります。やらなくて済むことは、気に病む必要がありません。その分、肩の荷を下ろしましょうよ。スッキリ、デトックスされて、すがすがしく目前の仕事に集中できますよ!

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