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アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉(96)表面的な行動の裏の動機は必ずや”善”である!

本レビュー
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■ あなたは相手の真意を汲み取って勇気づけができるか?

コンサルタントのつぶやき

行動に問題があるとしても
その背後にある動機や目的は
必ずや「善」である。

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あなたの部下が大層できの悪い報告書を提出してきたとします。その部下は、あなたの仕事を邪魔するために、わざとできの悪い報告書を出してきたのでしょうか? 自分の仕事に課せられたミッションを果たそうと、一生懸命に彼なりに努力して、十二分の頑張りで、彼なりのベストエフォートで報告書を提出してきたに違いありません。

意識的に、サボタージュして、意識的に上司の仕事効率を落とすことを目的として、できの悪い報告書を出してきた場合は、そういう状況に、そういう動機を本人に持たせることになった、上司の指導の仕方や、その部下が置かれている現況の方に問題があると考えるべきでしょう。

話を元に戻して、できの悪い報告書を上げてきた部下に最初にかける言葉として、何が適切でしょうか。本書によれば、最初に叱り飛ばすことは最悪で、まずは、その行動(締め切り通りに提出されたこと、または頑張った様子)を窺って、目についたところに、共感を示すことがいいそうです。

「よく頑張って、締め切り通りに(締め切り前に)報告書をあげてくれたね」

その後、

「こうすれば、もっとわかりやすい報告書になるんじゃないかな?」

と勇気づけの言葉をかけます。

本書では、共感をまず示した後の大事なポイントを次のように説明しています。

間違った行動ではなく他の方法を選択できる可能性について話し合えばいいでしょう。

いやあ、分かっちゃいるけど、そう簡単に実践することができないのが私の欠点です。(^^;)
まずは、怒りが込み上げて、大声で叱り飛ばします。お客様の目前でも。。。

よく、褒める時はみんなの前で、叱るときは1対1で、とも聞きます。しかし、持論として、時と場合にもよりますが、衆人環視であろうとも、言うべきタイミングというものがあります。後で、別室で呼び出して、という場合、本人も何についてお小言をもらっているのか、分からなくなる時があります。鉄は熱いうちに打て。私は、その場で言いたいことは言うことにしています。時は金なり。

ダメなものはダメ。その後は、こんこんと、どうすればよかったのかについて、吊し上げが目的ではなく、次のアクションを、どうリカバリすればよいかについて、説明を続けます。時には叱り飛ばして。時には激励の言葉を交えて。傍から見れば、もしかすると、パワハラが入っているかもしれません。しかし、私も真剣なんです。本当に若手に一人前のコンサルタントに成長してほしいんです。私が10年かけて会得したことを、1年程度のスピードで。

知識もスキルも陳腐化のスピードが年々早くなってきています。私が持っているもので、後進に伝えられることは徐々に減ってきています。私も、持てる物を全て伝えるのに焦っているんです。相手が腐って聞く耳を持たなくなることがない限り、私は明日も全身全霊をかけて、魂の言葉をぶつけます。それが私なりの勇気づけです。

物は言い様伝え様。確かに言葉遣い、気遣いは大事です。しかし、私には難しい。苦手なことにてこずって、本意が伝わらないなら、どんなに嫌われようとも、本心・真心で自分の言葉を伝えます。それをどう受け止めるのか、それは相手の課題ですから。

今日も一生懸命、明日も全力投球で、ダメなものはダメ、イイものはイイ。そう言い続けたいと思います。

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