アンドリュー・カーネギー(1)自分より賢き者を近づける術知りたる者、ここに眠る

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■ 人遣いの名人が、墓碑に刻んだ言葉とは?

Here lies one who knew how to get around him men who were cleverer than himself.

自分より賢き者を近づける術知りたる者、ここに眠る。

アンドリュー・カーネギーの名言

(アメリカの実業家「鋼鉄王」/ 1835~1919)
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これは、本人がそう望み、本人の墓碑に刻まれた言葉。

ビジネスの世界に入り、そこで幾ばくかの時間を過ごせば、大なり小なりの成功体験を通じて、自分を過大評価しがちです。そして、「俺こそ仕事ができる!」「俺がいないとダメなんだ!」という強い信念を持つに至ります。そこが要注意!

私が事業会社に勤めていた時、社長ががんで在職中にお亡くなりになり、一時的には社内が混乱したものの、すぐさま通常運転となり、経営の屋台骨がいささかも揺るぐことなく、企業は存続しました。カリスマ社長として、十数年に及ぶ在籍期間中、会社を最前線で引っ張ってきたトップ経営者が欠けても、すぐさま後継者が会社を支え、現在に至っています。

ましてや、小さな部署の管理職やプロジェクトマネージャーなど、それに比べれば、吹けば飛ぶような存在。そんな人が、「俺がいないとこの部署はダメなんだ!」「俺がいないとプロジェクトが止まってしまうんだ!」とうそぶくことのなんと小さな器か。

本物のリーダーとは、自分が不在であっても、組織がうまく機能する道を探し出し、あたかも自分がいないかのように、自身の存在を消し、部下やメンバを前面に活躍させる。黒子のような存在であるべきではないでしょうか?

ということは、理想として、自分の経験やスキルを誇っても、たかだか一人前の仕事が、せいぜい二人前程度にしか増加させることができません。本物のリーダーは、自分より優れた人材を傍に置き、100%の実力を出し切ってもらうための環境作りに汗をかく人です。自分が、矢面に立って、自ら仕事をこなし、二人前程度の出来栄えで、部下にその功を誇っても、見苦しいだけです。

分かりやすく、三国志(演義)から引くと、人徳と仁の人である劉備玄徳の下に関羽や張飛、諸葛孔明が集って、蜀という一国を起こすに至る、そういうリーダーが理想的なのではないでしょうか? 武勇では関羽や張飛に劣り、智謀では諸葛孔明に劣る劉備でも、そういう有能な部下を使いながら、一国の長に収まる。それが組織を動かすリーダーの本望というものです。

えっ、私ですか? 今日も、「〇〇さんがいないと、仕事に差し支えが出て困ります!」と言わせて、一人悦に入っています。ダメじゃん!(^^;)

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