オードリー・ヘップバーン(1)人の評価は、他の人たちの意見よりも、その人が他の人たちについてどのように言っているのかでより分かるものです

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■ 人物評価に関する2次情報ほど当てにならないものはない

You can tell more about a person by what he says about others than you can by what others say about him.

人の評価は、他の人たちの意見よりも、その人が他の人たちについてどのように言っているのかでより分かるものです。

(英国の女優 / 1929~1993)
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コンサルティングファームは、「人」が会社の財産、文字通り「人財」を大事にしなければいけない業種の会社です。その中で飛び交っているのは、各種「人財」情報です。コンサルティングサービスは、人的無形サービスの塊りなので、コンサルティングサービスとして「何をやるか」より、「誰がやるか」の方がよっぽど大事なことだと考えています。

クライアントにとっては、どんなサービスをしてくれるか、ではなく、どういったバックグランドとスキル・経験を持った人なのかが大事です。プロジェクト・マネージャーとしては、下に着く若手コンサルタントが誰になるのかがとても大事です。それゆえ、職務経歴書やプロジェクト経験記録、スキルシートなんかのデータが社内に駆け巡っています。

そういった定型情報では知り得ない、一緒に仕事をやって上手くやっていけそうか、どんな人柄なのか、等という情報も大切になってきます。そして、そういう情報は、調査対象となる人を見知っている上司や元同僚(一緒にプロジェクトをやった経験がある人の意味)に、直接聞く機会が多々あります。

ここで断言します。

社内の定型フォーマットに記載のある情報だけで、その人の本当の実力を推し量ることはできません。

人の噂だけで、その人の人柄や性格の特徴を完全に掌握することはできません。

定型フォーマットは、どうしてもテンプレートの記載方法に縛られて、情報に片寄りが生じてしまいます。噂や直接の知人からの口情報は、そのほとんどにバイアスがかかっていると思って間違いありません。

AさんとBさんは、同年代のライバル同士。日頃から切磋琢磨している仲。Aさんの人柄を知るのに、Bさんに聞いても、Aさんとのライバル関係によって、Bさんの口から得られる情報は、AさんとBさんの人間関係によって得られた情報に過ぎません。おなじAさんでも、Aさんの上司や、Aさんの元顧客から聞いた話は、Bさんが言っていることと大筋異なっていることがほとんどです。

本当にその人のことが知りたいなら、直接会ってお話しするのが一番。その人のお話しする態度、使用される語彙、話すときのしぐさ、その全てがその人柄とその人のバックグランド(経験、知識、スキルなど)を如実に表しています。ヘップバーンが言う通り、その人が共通の知人をどう思っているか、感想を聞くのが一番効果が高いでしょう。だって自分が知っている・感じている人柄と異なっている感想が聞けたなら、それを基準点として、その話者の人物評価のレベル、即ち認知レベルが手に取るようにわかるのですから。(^^;)

それゆえ、私は人の噂だけで、その人を判断しないことにしているのです。

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