作者アーカイブ: 小林 友昭

原価計算(入門編)

原価計算の歴史 - 経営課題の変遷と原価計算技法・目的の対応について

■ 「ものづくり」の歴史と共に誕生・発達してきた原価計算 原価計算は、それを利用する企業の様々な原価観に基づいて、誕生・進化を遂げてきました。その道の大家、アドルフ・マッツは、「原価計算は、目的達成のための手段であり、それ自体、何らの目的も有しない」という言葉を残しています。われわれ、原価計算を学び、企業会計において実践する身としては、その原価計算をなぜやるのか、『目的』の理解にこそ意味があると心…
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会計で経営を読む

ミスド500店 揚げる設備撤去 と セブン、全店舗に食洗機 が好対照なケースな件

■ 好対照な店舗戦略 まずはミスドから 同日の企業・消費面に2つの好対照の記事が並んで掲載されており、一人ほくそ笑みながら読んだ次第です。まずは、ダスキンの店舗戦略から見ていきたいと思います。同じフランチャイズチェーンの店舗戦略がこうまで非対称でかつ、並んで掲載されたことに、編集者の意図が皆無だったのか、非常に興味があります。(^^;) 2017/2/25付 |日本経済新聞|朝刊 ミスド500店 …
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会計で経営を読む

(大機小機)シェアリングエコノミーと税制 - 税制のキャッチアップまでのギャップを逆手に取った先行者利益のビジネスモデルもありです

■ タックスプランニングは、国際税務の専売特許ではない! 一般的に、タックスプランニングの語は、①税効果会計における繰延税金資産の回収可能性を裏づける試算をすること、②税金コスト(主に法人税)を最小化するスキームを立案すること、この2つの意味合いのどちらかで用いられることが多い言葉です。今回は、②の意味をもっと延伸して、③各種税制を駆使して、課税コストの最小化を狙ったビジネスモデルを構築すること、…
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本レビュー

アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉(100)相手があなたを評価するかどうかは相手の課題です

■ 課題の分離ができる人は幸せだ! 陰口を言われても、嫌われても、 あなたが気にすることはない。 「相手があなたをどう感じるか」は 相手の課題なのだから。 ----------------------------------------------------- 私たちは、決して他人の感情や行動をコントロールすることはできません。それゆえ、できもしないことをできないと苦しむくらいだったら、最初から…
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本レビュー

アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉(99)相手が自分の課題に踏み込んできたときの対応とは

■ 相手が自分の課題に踏み込んできた際も、「課題の分離」を徹底すること! それが「あなたの課題」ならば、 たとえ親に反対されても従う必要はない。 自分の課題に足を踏み込ませてはいけないのだ。 ----------------------------------------------------- 本書では、今度は親子関係を題材に、課題の切り分けを説明しています。自分の親から結婚を反対された場合、…
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本レビュー

アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉(98)相手の課題を勝手に背負うから苦しいのです!

■ 相手の課題を背負うことは親切でもなんでもなくて、傲慢かもしれませんよ! 妻の機嫌が悪いときに、夫が責任を感じてはいけない。 不機嫌でいるか上機嫌でいるかは、妻の課題。 その課題を勝手に背負うから苦しいのだ。 ----------------------------------------------------- 本書では、夫婦関係を題材に、課題の切り分けを説明しています。妻がふさぎ込んでいる…
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実務で会計ルールをおさらい

事業分離新税制で負担減 経営効率化に弾み 再編の選択肢広がる (後編)スピンアウト税制改正に斬り込む!

■ 企業組織再編税制の改正でスピンアウトでも課税繰延べが認められた件について 「事業分離等に関する会計基準」が2005年に設定、2013年に改訂され、会社分割や営業譲渡に関する会計基準はグローバル並みに整備されました。税制は、2001年に「企業組織再編税制」が導入され、適格組織再編成とみなされれば、分離・再編に伴う資産移転にかかる譲渡益に対する課税の繰延べが認められていました。今回は、従来の適格組…
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実務で会計ルールをおさらい

事業分離新税制で負担減 経営効率化に弾み 再編の選択肢広がる (前編)事業分離会計処理を概観する!

■ ようやく税制でもグローバル基準で組織再編が可能になった件について 「事業分離等に関する会計基準」が2005年に設定、2013年に改訂され、会社分割や営業譲渡に関する会計基準はグローバル並みに整備されました。税制は、2001年に「企業組織再編税制」が導入され、適格組織再編成とみなされれば、分離・再編に伴う資産移転にかかる譲渡益に対する課税の繰延べが認められていました。今回は、従来の適格組織再編と…
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会計で経営を読む

(スクランブル)短期売買制限論の弊害 市場の流動性損なう恐れ - 決算サプライズが意味することとは?

■ 噴飯ものの短期売買制限論が提起された背景について もはや、常軌を逸しているとしか思えない議論が当局を含め、真剣に議論されていることに驚きの念を隠すことができません。より多くの市場参加者を集めないと、適正な株価としての値付けに困ることは誰の目から見ても確かなことなのですから。 2017/2/15付 |日本経済新聞|朝刊 (スクランブル)短期売買制限論の弊害 市場の流動性損なう恐れ (注)日本経済…
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会計で経営を読む

上場企業、利払い負担急減 マイナス金利1年 借入金で買収や設備投資 - ソフトバンクの資本コストを邪推してみる!

■ マイナス金利の恩恵を被る大企業はうらやましい!? マイナス金利の恩恵を被ることができる一部の大企業の資金調達コストがどんどん低下している、すなわち、ファイナンス理論的にはその分、企業収益率がたかまっているであろうという報道が結構目立ちます。まあ、そういう記事の中核的メッセージに着いてコメントを付すとともに、題材になっていたソフトバンクを取り上げて、最初歩の数学だけで、ソフトバンクの資金調達コス…
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