アーカイブ: 財務会計(入門編)

財務会計(入門編)

企業会計の基本的構造を理解する(2)動態論的貸借対照表とは? 収支計算と期間損益計算のズレを補正する損益計算書の連結環

■ 企業会計における「計算構造」の一番大きなフレームワークとは? 「企業会計原則」「会計規則」「会計法規」という会計の世界の成文法(文書の形で会計処理の原理原則や手続きが記述してあるもの)を順次解説していきたいと考えています。その前に、そもそもの「企業会計」の背景に流れる「会計的なものの考え方」をざっくりご紹介するのが本稿の目的です。 会計は企業の経済事象を貨幣価値(お金)という指標を用いて、経済…
続きを読む
財務会計(入門編)

企業会計の基本的構造を理解する(1) 会計取引の計上に必要な「認識」と「測定」について

■ 企業会計の基本的バックボーンを説明します 「企業会計原則」「会計規則」「会計法規」という会計の世界の成文法(文書の形で会計処理の原理原則や手続きが記述してあるもの)を順次解説していきたいと考えています。その前に、そもそもの「企業会計」の背景に流れる「会計的なものの考え方」をざっくりご紹介するのが本稿の目的です。 「会計」は、株式会社に代表される「営利団体」、地方公共団体や学校法人に代表される「…
続きを読む
財務会計(入門編)

不適切会計の手段 -キーメトリクスのトリック(5)財政状態の悪化を隠蔽する貸借対照表の指標の歪曲

■ 貸借対照表を分析するキーメトリクスはこう誤魔化されている! 今回は、不適切会計の手段の個別解説としては最終回、「財政状態の悪化を隠蔽する貸借対照表の指標の歪曲」について見ていきます。利益やキャッシュフローに関する指標を操作し、見かけ上、それらの指標をよくすることに成功したとしても、貸借対照表上の指標を悪化させては元も子もありません。しかし、損益計算書やキャッシュフロー計算書は、地下水脈でしっか…
続きを読む
財務会計(入門編)

不適切会計の手段 -キーメトリクスのトリック(4)経営成績を過大表示する指標の提示 - 利益とキャッシュフローの代替指標によるごまかし

■ 利益、キャッシュフローといった業績指標の過大表示のトリックを見る! 前回の「不適切会計の手段 -キーメトリクスのトリック(3)経営成績を過大表示する指標の提示 - 会計的利益とEBITDA」では、経営者が「利益指標」について、GAAPベースではなく、自身に都合の良い開示をする例を、特にEBITDAという財務指標を用いたケースについて、つい熱弁をふるい過ぎてしまい、尻切れトンボになってしまいまし…
続きを読む
財務会計(入門編)

不適切会計の手段 -キーメトリクスのトリック(3)経営成績を過大表示する指標の提示 - 会計的利益とEBITDA

■ 利益、キャッシュフローといった業績指標の過大表示のトリックを見る! 前回の「不適切会計の手段 -キーメトリクスのトリック(2)経営成績を過大表示する指標の提示 - 収益の代替指標 日本マクドナルド、KDDIやホンダの事例を見る!」では、経営者が「業績指標」のうち、売上・収益について、開示・外部報告に関して自己に都合よく装飾する仕方について、日本企業の実例も含めて説明しました。今回は、引き続き、…
続きを読む
財務会計(入門編)

不適切会計の手段 -キーメトリクスのトリック(2)経営成績を過大表示する指標の提示 - 収益の代替指標 日本マクドナルド、KDDIやホンダの事例を見る!

■ 経営成績、収益、利益、CFといった業績指標の過大表示のトリックを見る! 前回の「不適切会計の手段 -キーメトリクスのトリック(1)企業財務分析者が気にすべき財務指標について」にて、経営者が財務指標を操作したくなる心理状態と、操作可能な財務指標の類型を説明しました。「1.業績指標」と「2.健全性指標」です。今回は、「1.業績指標」のトリックについて説明していきます。 本記事を書くのに参考にしてい…
続きを読む
財務会計(入門編)

不適切会計の手段 -キーメトリクスのトリック(1)企業財務分析者が気にすべき財務指標について

■ 財務諸表のトリックは分かった。今度は財務指標のごまかしを暴く! このシリーズでは、これまで、「利益操作」の部で、収益や費用をいじって発生主義会計による業績指標の限界と、操作テクニックを見てきました。さらに、「キャッシュフローのトリック」の部で、現金主義会計における営業キャッシュフローやフリー・キャッシュ・フローなどのキャッシュフローに関する業績指標の操作テクニックを見てきました。ここからは、キ…
続きを読む
財務会計(入門編)

不適切会計の手段 -キャッシュフロー操作(5)持続不可能な活動による営業キャッシュフローの増大

■ 一度きりのライフラインを使ってしまったキャッシュフロー計算書の恐ろしい顛末 経営者は、株主などのステークホルダーからのプレッシャーや自身の業績変動給を高めるために、常に財務諸表を良く見せようとする誘惑に駆られてしまいがちです。そのよく見せたい、という動機から採り得る手段が、一時的な効果だけをもたらすもので、その瞬間の企業の命を救うには絶好の手段かもしれませんが、それは単に死亡宣告通知が出るのを…
続きを読む
財務会計(入門編)

不適切会計の手段 -キャッシュフロー操作(4)事業の買収・売却を使った営業キャッシュフローの水増し

■ M&Aのテクニックで見せかけの営業キャッシュフローの成長を演出する! 営業キャッシュフローの成長は、正常な企業成長の証(あかし)です。しかし、株式市場からの圧力への対応や経営者自身の報酬の維持のために、営業キャッシュフローの増大を演出する事例が後を絶ちません。本来は、営業キャッシュフローそのものとその成長は、真っ当なビジネスから生み出されるべきものなのですが、M&Aに関わるテク…
続きを読む
財務会計(入門編)

不適切会計の手段 -キャッシュフロー操作(3)通常の営業キャッシュ・アウトフローを投資の区分にシフト

■ 投資の区分をキャッシュ・アウトフローの最終処分場に! 謀略を好む経理担当者は、見つかりたくない厄介なキャッシュ・アウトフローのための秘密の廃棄物処理場を持っています。それはキャッシュフロー計算書の投資の区分と言われています。企業は通常の営業キャッシュフローを投資の区分へ葬り去る多数の賢い方法を見つけていて、それらが永久に消失することを願っているのです。 シニカルないい様はこれくらいにして、本記…
続きを読む
12
TOPへ