Archives for 管理会計(基礎編)

管理会計(基礎編)

ストレッチ予算の功罪と予実差異の上方乖離の罠とは?

■ ストレッチ予算の効果発現には限界がある! 目標管理や予算管理の世界で、ちょっと無理目だけど、出来そうなレベルの目標を立てることを「ストレッチ」と言い習わします。時に、米GEの名物CEOのジャック・ウェルチなどの経営手法として一躍有名になり、今やこの世界では一般常識となっています。 筆者はへそ曲がりな理屈屋なので、真正面から「ストレッチ予算」の限界を声高に主張します。いや、限界どころか常日頃から…
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管理会計(基礎編)

固定費の配賦の目的をきちんと認識していますか? -共通費と固定費の違い

■ みんなが言っている固定費とは、「共通費」と本当の「固定費」の2つの意味を併せ持っている! まず、「固定費」の意味から簡単に説明します。企業が顧客に提供する財・サービスのひとつひとつの単位でいくらと計算できずに、大雑把に、この期間に発生したことは分かる、この製品グループを製造する部門(生産ラインなど)全体で発生したことが分かるコストのことを、「共通費」といいます。その「共通費」が、ある一定の会計…
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値決めのための原価企画とライフサイクルコスティング

■ 大前提となるプロダクトライフサイクルマネジメント(PLM) 「前回」は、「値決めのための原価管理」の説明をしました。今回は、「原価企画」と「ライフサイクルコスティング」のお話なのですが、決定的に前回と異なるのは、考慮するコストの範囲です。 (基本的に、全ての要素を考慮したいので、製造業をベースに以下の説明を続けます) 前回は、あくまで期間損益ベースの値決めのお話だったため、相手にするコストも期…
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値決めのための原価管理

■ 「原価管理」という用語は大きい概念なので 「前回」は、「売上方程式」の説明をしました。今回は、「値決め」に貢献できる管理会計の技法として、「原価管理」を説明します。ただし、管理会計において、「原価管理」という用語の意味は大変幅が広いので、ここでは、あくまで「値決めのための」という形容詞付きの「原価管理」のお話をします。断りを入れずに安易に「原価管理」という用語を使用すると、その筋の大家から叱ら…
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売上方程式

■ 「売上方程式」のなぜ?なに? 「前回」は、「値決め」の考え方の類型化と、それぞれに適合する管理会計的手法(ツール)のお話をしました。今回は、その手法のひとつである「売上方程式」の説明をします。 「売上方程式」とは、別名「レベニュードライバー」とも呼び、その会社がどういう風に収益を得ているか、販売戦略に沿って解析しようとするものです。「売上方程式」は、顧客から貴重な代金を頂戴するロジックを表して…
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管理会計(基礎編)

値決めと管理会計

■ 「値決め」こそ「経営」なり 「前回」まで、「意思決定会計」の分野の説明をしてきました。今回からは、厳密には「意思決定会計」に含まれるのですが、特に重要と筆者が考えたため、別出しした「値決め」について説明を始めていきたいと思います。筆者の頭の中にある管理会計の領域整理を再掲します。 筆者の敬愛する経営者の一人、京セラ名誉会長の稲盛和夫氏の言葉に、「『値決め』こそ『経営』なり」というものがあります…
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管理会計(基礎編)

短期的意思決定

■ 「限界利益」だけで損得計算ができる - それが短期的意思決定 「前回」まで、「(裁量)固定費」がある世界で損得計算を説明してきました。「固定費」がある世界は、ミクロ経済学では「短期」と呼び、アンタッチャブルなコストの扱いです。しかし、管理会計では、「裁量固定費」は、管理可能なので、CVP分析のフレームワークでは、固定費も増減管理対象とすることができます。 つまり、「固定費」の定義が、 ミクロ経…
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管理会計(基礎編)

長期的意思決定 CVP分析より(2)

■ 「高級ピッツァ店」の収益改善策を考える 「前回」、「庶民派ラーメン店」と「高級ピッツァ店」の出店計画に対する損得計算を、「CVP分析」のフレームワークを使って例証してみました。下記に両者のプランの損得比較を再掲します。 この時、「高級ピッツァ店」の損益を改善し、少なくとも「庶民派ラーメン店」と同等の利益を出せる店にするには、一体どうしたらいいか、をCVPのフレームワークにしたがって考えていきた…
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管理会計(基礎編)

長期的意思決定 CVP分析より(1)

■ 「変動費」「固定費」「限界利益」「営業利益」の整理 「前回」、意思決定における管理会計の鳥瞰を説明しました。しかしながら、いささか概念的すぎて消化不良を起こしかねない点があったかもしれません。そこで、今回は、「限界利益」を使った「長期的意思決定」について。ビジネスケースを使って具体的に説明したいと思います。 具体例に入る前に、ケースで使用する「費用」概念、「利益」概念を今一度確認することにしま…
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管理会計(基礎編)

意思決定のための管理会計

■ 「意思決定」のやり方の分類 「前回」まで、管理会計の一つ目の領域である「モチベーション管理」から「事業部別業績管理」の要点を説明しました。 今回からは、二つ目の領域である「意思決定」から「CVP分析」の説明を始めたいと思います。 その前に、そもそも管理会計における「意思決定」構造の説明をさせてください。筆者のこれまでの実務経験とコンサルテーション経験から、下記のように管理会計的意思決定構造を整…
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