アーカイブ: 経営管理会計トピック

実務で会計ルールをおさらい

買収コスト 企業に重荷 競争過熱、08年度から7割拡大 - 日本郵政の減損記事に付属していたEBITDA倍率で企業価値を測ることの3つの罪とは?

■ M&A検討時に企業価値測定のためEBITDAを使用している意味が分かりません! 2017年4月22日の日本経済新聞の記事で、日本郵政が豪物流子会社トール・ホールディングスの「のれん」を、買収して2年そこそこで全額一括償却(いわゆる減損損失)することについて、日本企業の海外事業の高値掴みが問題であるとの解説があり、ご丁寧にも、その買収価額の高さに警鐘を鳴らす付属記事がありました。今回はそ…
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実務で会計ルールをおさらい

日本郵政が豪物流子会社巡り最大4000億円規模の減損損失の計上へ - のれんの一括償却で膿を出し切り経営が上向くと考えるのは誤解です!

■ 日本郵政がお手軽に国際物流事業を立ち上げた見返りは最大4000億円規模の減損損失 ! スピード感ある企業成長を企図して海外事業にまつわるM&A手法が用いられることが多くなりました。ただでさえ、事業の目利きは難しいのに、海外、しかもこれまで手掛けたことの無い事業買収にはリスクがつきものです。 2017/4/21付 |日本経済新聞|朝刊 日本郵政が巨額減損検討 豪子会社巡り、数千億円規模か…
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テクノロジー

〈FT特約〉知恵に欠ける人工知能投資 バフェット氏にかなわず - AIが人間に投資で勝利する意味は、AIが完全義体となる時である

■ AIがバフェット氏を超克する日は来るのか? ウォーレン・バフェット氏は、現代で最も成功した投資家の一人です。その投資スタイルは、バイ・アンド・ホールド。とにかく、自分基準の企業価値を算定し、市場の揺らぎの中でその企業価値から株価が乖離したタイミングで買い(売り)を入れる。買いを入れたときには、長期保有が前提。その投資スタイルをAIが真似て、バフェット以上に成績を残す時代が本当にやってくるのでし…
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とことんROE

(十字路)リキャップCBの有用性(後編)資本政策に関する株主・投資家との対話のために ~リキャップCBを題材として~

■ 東証が「リキャップCB」に大人のコメントを出しました! 2014年8月に公表された「伊藤レポート」が発端となったROE経営。あだ花として、てっとり早いROE向上の手段として「リキャプCB」が濫用されるようになり、東証が、大人な態度でガイドラインを2017年3月17日に公表しました。 資本政策に関する株主・投資家との対話のために ~リキャップCBを題材として~|マーケットニュース|日本取引所グル…
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とことんROE

(十字路)リキャップCBの有用性(前編)資本政策に関する株主・投資家との対話のために ~リキャップCBを題材として~

■ 東証が「リキャップCB」に大人のコメントを出しました! 2014年8月に公表された「伊藤レポート」を嚆矢に、ROE革命がもてはやされ、てっとり早いROE向上の手段として「リキャプCB」が多用されてきました。東証はこれを看過することなく、大人な態度でガイドラインを2017年3月17日に公表しました。 資本政策に関する株主・投資家との対話のために ~リキャップCBを題材として~|マーケットニュース…
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実務で会計ルールをおさらい

ここがヘンだよ!日本の株”主”会社(3)(ゼロから解説)「複利」を投資の味方に 投信、毎月分配型は利点生かせず

■ 短期売買のサヤ取りではなく、資産形成として株式投資を長期的視点で考えている人へ 「ここがヘンだよ!日本の株“主”会社」として、日本の株式会社と日本の株式市場の特徴をシリーズで見ていきたいと思います。筆者は、「だから日本の株式会社、株式市場は未熟でダメなんだ!」と一刀両断するつもりはなく、個人投資家でもある自身の経験と、経営コンサルタント視点で会社経営をみてきた体験から、株式会社制度をじっくり観…
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会計で経営を読む

役員報酬、広がる現物株 一定期間は「譲渡制限」/業績に連動も 株数算定透明化が課題

■ 株主と役員の利益相反を防ぐために、役員も株主にしてしまおう! 株式会社は、株主が出資して会社を設立し、経営者を雇って実際の経営に当たらせるガバナンス形式を採っています。ここに、「プリンシパル・エージェント問題」(=委託者と受託者の利益相反問題)が構造的に株式会社経営で回避できない根源的な原因がありました。役員報酬に自社株を用いることで、この利益相反を回避しようと法整備がなされ、現物株支給が広が…
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実務で会計ルールをおさらい

ここがヘンだよ!日本の株”主”会社(2)日本株に優待バブル 裏技でタダ取り、株価高止まり… 機関投資家「配当を軽視」不満強める

■ 株主優待タダ取りの裏ワザが横行して株価が実力以上!?に高騰している件 「ここがヘンだよ!日本の株“主”会社」として、日本の株式会社と日本の株式市場の特徴をシリーズで見ていきたいと思います。筆者は、「だから日本の株式会社、株式市場は未熟でダメなんだ!」と一刀両断するつもりはなく、個人投資家でもある自身の経験と、経営コンサルタント視点で会社経営をみてきた体験から、株式会社制度をじっくり観察して感じ…
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実務で会計ルールをおさらい

ここがヘンだよ!日本の株”主”会社(1)財団株主 じわり増加 「会社のいいなり」海外投資家NO

■ 対公益性認定で税制優遇されている財団に有利な第三者割当を行うことの是非! 「ここがヘンだよ!日本の株“主”会社」として、日本の株式会社と日本の株式市場の特徴をシリーズで見ていきたいと思います。筆者は、「だから日本の株式会社、株式市場は未熟でダメなんだ!」と一刀両断するつもりはなく、個人投資家でもある自身の経験と、経営コンサルタント視点で会社経営をみてきた体験から、株式会社制度をじっくり観察して…
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会計で経営を読む

両市場、経済合理性は 築地、再整備費が必要に 豊洲、実質赤字年27億円 - 差額収支分析は意思決定会計の独壇場!

■ 対立する2案の採算を比較評価するのは差額収支分析の得意中の得意技なのです! 最近耳目を集めている築地市場へ豊洲への移転問題。環境規制や政治的な思惑は別として、純粋に経済合理性だけで、どっちの方がお得なのでしょうか。新聞記事で言及のある材料だけで判断できないこと、さらにこの材料だったらこういう判断しかできません、というのを示し、この領域での意思決定会計の道具性をも検証してみたいと思います。 しか…
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