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経営戦略(基礎編)

経営戦略概史(6)バーナードが「経営者の役割」を示して世界恐慌に苦しむトップを鼓舞した

■ 外部環境への適応手段としての経営戦略 「経営戦略」の歴史を、三谷宏治著「経営戦略全史」(以下、本書)をベースに説明していきます。「第2章 近代マネジメントの創世」ということで、チェスター・バーナードを取り上げます。彼は1927年から約20年間、アメリカのベル電話システム傘下のニュージャージー・ベル電話会社社長を務め、その社長在任中の1938年に主著『経営者の役割』を刊行し、一躍、経営学の世界で…
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経営戦略概史(5)ファヨール(フェイヨル)が「経営管理プロセス」を初めて定義した

■ 没後30年たって有名になった鉱山経営のプロ 「経営戦略」の歴史を、三谷宏治著「経営戦略全史」(以下、本書)をベースに説明していきます。テイラー、メイヨーと並ぶ近代マネジメントの巨頭のひとり、アンリ・ファヨール(フェイヨル)を取り上げます。彼はフランス人で、フランス語表記に幅があり、ファイヨールとも表記されます。日本語ですらこのあり様ですから、彼が、50代後半からその豊富な経営経験を、独自の経営…
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経営戦略概史(4)メイヨーと「人間関係論」

■ 「ミュール実験」10分休憩4回で離職率激減!? 「経営戦略」の歴史を、三谷宏治著「経営戦略全史」(以下、本書)をベースに説明していきます。前回と前々回の「科学的管理法」に代表される、なんでも科学的に分析して管理できるとする「大テイラー主義」によるテイラー、フォードと対極をなす、「大メイヨー主義」の創始者であるメイヨーの「人間関係論」を取り上げます。 本書によりますと、 メイヨーは、オーストラリ…
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経営戦略概史(3)大衆社会を生み出した「フォード生産システム」

■ 世帯収入の1/8の車、T型フォードの衝撃! 「経営戦略」の歴史を、三谷宏治著「経営戦略全史」(以下、本書)をベースに説明していきます。前回のテイラーの愛弟子ともいえる、「フォード生産システム」の生みの親、ヘンリー・フォードを今回は取り上げます。 本書によりますと、 テイラーと同じく、フォードもアカデミックな象牙の塔の出身ではなく、16歳の時、見習い機械工として社会に出ました。紆余曲折を経てフォ…
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経営戦略概史(2)フレデリック・テイラーと「科学的管理法」

■ 怠業と不信、恐怖が支配する19世紀の工場に「科学的管理法」を導入 今回から、「経営戦略」の歴史を、三谷宏治著「経営戦略全史」をベースに説明していきます。最初に取り上げるのは、「科学的管理法」の父、フレデリック・テイラーです。 親近感がわくというか、主張にある程度の信頼感があるのは、テイラーが現場主義だからかもしれません。彼は、ハーバード大学法学部に合格したエリートながら、目を患い退学を余儀なく…
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経営戦略概史(1)経営戦略100年の振り返り方 三谷宏治著「経営戦略全史」より

■ まず、どうして時間軸で経営戦略を語るのかを説明します! 今回から、「経営戦略」の歴史を、三谷宏治著「経営戦略全史」をベースに説明していきます。なぜ、「経営戦略」の基礎を歴史形式で説明するかの理由ですが、物事の整理方法で、「時間軸」でものを見るというのは、時間の流れは誰にでも平等でかつ暴力的で、ある一定の視座が得られるメリットがあるからです。「何年にだれがこの説を唱えた」という事実は、他人と容易…
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経営戦略のメタフレームワーク(3)- 資生堂の中長期戦略

■ フレームワークを当てはめてみる 「前回」は、「経営戦略自体のフレームワーク」について説明しました。よく経営コンサルタントは、「発言そのものが絵に描いた餅」「フレームワーク論を振りかざすが実際には使えない」という論調で批判の対象になることが多くあります。筆者はせめて、自分の発言には責任を持ちたいと思っているので、ちょうど、資生堂が12/17に、中長期戦略「VISION 2020」を発表されたので…
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経営戦略のメタフレームワーク(2)- 戦略策定のかたち

■ フレームワークから自由になる 「前回」は、「経営戦略」を策定する際の「戦略を策定する」行為の「型」について説明しました。今回は、策定対象となる「戦略」自体のフレームワークについてお話したいと思います。 しつこいようですが、「フレームワーク」とは先人の知恵を借りて、思考スピードを速めるためのツールにすぎないので、「フレームワーク」自体が重くて、扱いづらいなら、別のフレームワークを採用したり、自信…
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経営戦略のメタフレームワーク(1)- 企業プロファイリング

■ 多層的なビジネス・ヒエラルキー 今回から、個別の経営戦略論の内容を解説する前に、経営戦略を策定する際の基本的なフレームワークを説明していきます。 標題にある「メタ・フレームワーク」の「メタ(meta-)」とは、「高次な-」「超-」「-間の」「-を含んだ」という意味で、「経営戦略論」自体が有する構造(フレームワーク)を、さらに外側から俯瞰して、「経営戦略」の企業経営全体における位置づけや役割、「…
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戦略論の古典 クラウゼヴィッツの『戦争論』における「戦略」

■ 「戦略」と「戦術」の関係性 「前回」のおさらいから始めます。 ・「目的」を果たすために、必要な「目標」を立てる ・最も「目標」達成に確実な「手段」を選び取ることが「戦術」である それでは、「戦略」の立ち位置は、前述の「戦術」との関係性でどのように理解すればよいでしょうか? とりあえず、クラウゼヴィッツの『戦争論』から参考になりそうな記述を引用します。 ・「戦略」は「戦術」を準備する。いつ・どこ…
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