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孫子の兵法(入門編)

孫子 第7章 軍争篇 32 兵は分合(ぶんごう)を以って変を為す者なり

■ この章がかの有名な「風林火山」です! 軍事行動は敵を欺くことを基本とし、利益にのみ従って行動し、分散と集合の戦法を用いて臨機応変の処置を取ります。 だから、 ・風のように迅速に進撃し、 ・林のように静まりかえって待機し、 ・火が燃え広がるように急激に侵攻し、 ・山のように居座り、 暗闇のように実態を隠し、 雷鳴のように突然動き出し、 偽りの進路を敵に指示するには部隊を分けて進ませ、 占領地を拡…
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孫子 第7章 軍争篇 31 諸侯の謀を知らざる者は

■ 知る、知る、知る。 情報を収集して分析して行動を意思決定する! 1. 諸侯たちの利害計算の腹づもりが読めないのであれば、あらかじめ親交を結ぶことはできません。 2. 山岳や森林地帯、険阻な要害地帯や水沢地帯などの地形を呑み込んでいないようでは、軍隊を行軍させることはできません。 3. 地理に詳しい案内役を活用しないのでは、地形がもたらす利益を獲得することはできません。 孫子 (講談社学術文庫)…
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孫子 第7章 軍争篇 30 迂(う)を以て直と為し、患いを以て利と為す

■ 出遅れた時の挽回の仕方 指揮官が君主の出撃命令を受けてから、軍を編成し兵士を統率して、敵軍と対陣して静止するまでの過程で、戦場への軍の先着を争う「軍争」ほど困難な作業はありません。軍争の難しさは、迂回路を直進の近道に変え、憂い事を利益に転ずる点にあります。 一見、戦場に遠い迂回路を取りながら、敵を利益で誘導して、敵の方が遠路はるばる自軍近くまでやって来るように仕向け、敵より後に進発しながら、戦…
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孫子 第6章 虚実篇 29 兵の形は水に象(かたど)る

■ 組織は「水」のように無形の形を持っている方が良い そもそも軍(組織)の形は水を模範とします。 水の運行は高い場所を避けて低い場所へ走ります。同じように軍も、敵の兵力が優勢な実(じつ)の地点を回避し、敵の備えが手薄な虚の地点を攻撃して勝利を得ます。だから、水は地形に沿って運行を決定し、軍は敵の態勢に従って勝利を決定します。 軍にはできあがった一定の勢いというものはなく、決まりきった固定した形とい…
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孫子 第6章 虚実篇 28 兵を形(あらわ)すの極みは、无形(むけい)に至る

■ 勝利の方程式を隠す 組織の態勢を現す極致は、自組織を無形に到達することです。無形であれば、味方の陣営奥深く潜入した間諜も、自組織の態勢を読み取ることができません。知恵者も自組織の態勢を推し測ることができません。敵組織の態勢に応じて、優勢な敵に勝利する形態をあらかじめ措定(そてい)するのですが、優勢な敵はそれに気づくことができません。敵組織はみな自組織が最終的に勝利を制した時点での態勢を知りはし…
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孫子 第6章 虚実篇 27 之れを蹟(あとづ)けて動静の理を知り

■ 敵情を知るためには? 敵の兵力を分散させるには、まず敵情の把握が必要になります。 その手段としては次の4つ。 ① 敵軍を尾行してその行動基準を割り出す ② 敵軍の動静を把握して、その死活を分ける土地を割り出す ③ 敵軍の置かれている状況を洞察して、敵にとっては何が利益で何が損失なのか、その利害・得失の計謀(けいぼう)を割り出す ④ 敵軍と軽く接触してみて兵力の優勢な所と手薄な所とを割り出す 孫…
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孫子 第6章 虚実篇 26 能(よ)く寡を以て衆を撃つ者は

■ 自軍の虚と敵軍の実 - 多勢に無勢でも勝利を呼び込む戦術とは! ① 隠密行動で敵の力を分散させる 敵軍には態勢を露わにさせておきながら、自軍の側は態勢を隠したままにすると、自軍は敵軍の配置が判明しているから、不安なく兵力を集中することができます。その一方で、敵軍は自軍の配置が不明なため、全ての可能性に備えようとして、兵力を分散させざるを得なくなります。 自軍は集中し、敵軍は分散していれば、たと…
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孫子 第6章 虚実篇 25 進むも迎う可からざる者は、其の虚を衝(つ)けばなり

■ 敵の不備をつく! ① 自軍が進撃しても決して敵軍が迎え撃つことができないのは、その進撃路が敵の兵力配備の隙を衝くからです。 ② 自軍が退却しても決して敵軍が退却阻止をできないのは、その退却路が遠すぎて追撃できないからです。 ③ 自軍が戦いを望めば、敵がどうしても自軍と戦わなければならなくなるのは、敵が絶対に救援に出てこざるを得ないポイントを攻撃するからです。 ④ 自軍が戦いを望まなければ、地面…
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孫子 第6章 虚実篇 24 善く戦う者は、人を致すも人に致されず

■ 虚々実々の駆け引きで絶対優位を築く! 先に戦場にいて敵軍の到着を待ち受ける軍隊は安楽だが、後から戦場にたどり着いて、休む暇もなく戦闘に駆け付ける軍隊は疲弊します。したがって、戦上手な人というのは、敵軍を思うがままに動かして、決して自分が敵の思うままに動かされたりしないものです。 来てほしい(誘き出したい)地点に敵軍が自分から進んでやって来るように仕向けられるのは、敵に餌となる利益を見せびらかす…
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孫子 第5章 勢篇 23 善く戦う者は、之を勢に求め

■ 烏合の衆でも「勢」を与えれば勝利できる! 巧妙に戦いを仕掛けられる者は、戦闘に突入する勢いによって勝利を得ようとします。 「勢(組織全体の戦闘力・戦闘態勢)」を発動させるには、 1.兵士の個人的勇気には頼らずに、組織の統率・指揮力を発揮させる 2.人々を選抜し、適材適所に配置して、組織全体の勢いに従うように誘導する 兵士達を勢いに従わせて戦わせる様は、まるで木や石を転落させるように見えます。 …
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