ニーチェ(2)脱皮できない蛇は滅びる。その意見を取り替えていくことを妨げられた精神たちも同様だ。それは精神ではなくなる

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■ 誰もが常に正しいわけではない。正しい言動を選び取っているだけ

The snake which cannot cast its skin has to die. As well the minds which are prevented from changing their opinions; they cease to be mind.

脱皮できない蛇は滅びる。その意見を取り替えていくことを妨げられた精神たちも同様だ。それは精神ではなくなる。

20170913_フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ

(ドイツの哲学者、古典文献学者 / 1844~1900)
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私は、職業人として家庭人として、常に正しい人でありたいと心から願っています。どういう状態が正しくあることか、という定義は別の回で語るとして、今回は、常に正しくあるためにどうすればよいか、どういう心持であったほうがよいか、という気付きのお話です。

状況判断や将来の布石のために、現下、どういう言動をとったらよいか、常に考え続けるようにしています。この「常に」「続ける」というのが思いのほかしんどい。(^^;)

それは、試行錯誤や沈思黙考を続けること自体がとてもエネルギーを必要とすることだから。そして、過去や近未来の思考の過程をすべて記憶していたり、身体に刻み込んでおいたりしておく必要があるから。

そのうえで、状況の変化や持ち合わせの知識と知恵の増減から思考回路の改善に合わせて、たどり着いた正解(と現在の自分が信じているもの)を、今度は実行に移す必要があるから。今までの習慣や思考の癖を乗り越えるのも大変ですが、案外、これまでの自分の言動に合わせて周囲の人間が自分に合わせて対応してきた一つ一つの挙動を補正するのも大変。

整理すると、

①自分が常に正しく思考するために、自分の思考ロジックを常に変化させ続ける
②自分が正しいと思った方向に、従来の自分の言動を軌道修正する
③周囲の自分への役割期待を変えてもらうように働き続ける

自分が変わるためには、この上記3ステップの手続きは不可避なのです。これを事の大小はあるものの、毎日何かしら変化の兆しを表し続けていくことはたいへん疲れる作業と言わざるを得ません。

自分はあえてそこにチャレンジしています。

「男子三日会わざれば刮目して見よ」
(士別れて三日なれば刮目して相待すべし)
《by 呂蒙 from 三国志演義》

20170913_呂蒙

日々の変化への努力の継続が、数日ぶり、数か月ぶりに再会した人から、「ずいぶん変わったね」「ずいぶん成長したね」と称賛されることになるのです。

別段、稀人に称賛されるために努力しているのではありません。変化し続けること、変化し続けようと努力すること、それ自体が実は人間として「正しくある」ことにつながるのです。人は最初から結果として「正しい」存在であるのではなくて、常に行動の結果として「正しくある」状態のことを指すものだと信じています。あっ、言っちゃった。(^^;)

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