ヘンリー・フォード(2)たいていの人は、問題を解決しようとするよりも、問題を回避するためにより多くの時間とエネルギーを費やしている

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■ なぜ、人は問題解決を回避したがるのか?

Most people spend more time and energy going around problems than in trying to solve them.

たいていの人は、問題を解決しようとするよりも、問題を回避するためにより多くの時間とエネルギーを費やしている。

(米国の実業家、フォード・モーター創業者 / 1863~1947)
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どうして、人は問題解決より、問題回避に精力を傾けるのでしょうか? 問題回避というのは、現状維持につながります。何も変えたくないから、誰とも面と向かって衝突したくないから、新しいことを始めることに勇気が持てないから、とりあえず現状のまま、目の前の課題が見えなくなる、風化することを待ち望み、何もせずにやり過ごそうとするのです。その上、手を煩わせずに問題が風化することが避けられない、なにか回避策を打たないとやり過ごせないと分かった瞬間、その原因を元から解決するより、表層的な現象をどうか収めようと、時間と労力を浪費します。

何か問題を解決する、ということは、その問題を発生させた原因を元ら絶とうとすることです。それが、基本的なことであればある程、これまでの習慣や行動様式を根本から変革する必要があります。それは、これまでの性格や生活習慣を変えることで生じるストレスに耐える必要があります。また、変化がもたらす新たな課題の発生の可能性を考える必要があります。問題を解決しようとして、習慣を変える、これまでの方法論を変えることで、また新たな課題が発生するかもしれないと思っただけで、普通の人は身の毛がよだつ程、嫌悪感を示すものです。

誰にとっても、新たな課題発生は、これまで慣れ親しんでいた生活習慣を変えるものかもしれません。現状が生み出す課題を解決するために、強いられる変革が与えるストレスは読めないので、余計の事、読みやすい回避策に手を染めてしまいがちです。しかし、それは問題の先送り以外の何物でもありません。問題の先送り自体が悪いことだとは思いません。

問題の先送りで得られる時間的余裕の希少価値や、その問題が問題でなくなる可能性の発生確率が高いと思うなら、堂々と問題先送りをしたとしても、誰からも後ろ指を指されることもなく、仮にされても平気なはずです。しかし、変化することの勇気を持つことで、問題解決がもたらす効用が高いと思ったら、生活習慣を変えることを躊躇うべきではないと思います。

① 問題発生がもたらす不利益 + 問題回避に費やすコスト > 問題解決することによるストレス

② 問題発生がもたらす不利益 + 問題回避に費やすコスト < 問題解決することによるストレス

①が成立するか、②が成立しているのか?

意外に、「問題発生がもたらす不利益」と「問題解決することによるストレス」の大小だけ比較衡量して、「問題回避に費やすコスト」を軽視または無視することの方が罪が大きい判断なのではないか? そう思う次第であります。(^^;)

(参考)
⇒「経営戦略概史(3)大衆社会を生み出した「フォード生産システム」

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