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ジュディ・ガーランド(1)あなたがささやいたのは、私の耳じゃなく、私のハート。あなたがキスしたのは、私の唇じゃなく、私のこころ

名言・格言
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■ あなたの声は相手のどこに届いていますか?

For it was not into my ear you whispered, but into my heart. It was not my lips you kissed, but my soul.

あなたがささやいたのは、私の耳じゃなく、私のハート。あなたがキスしたのは、私の唇じゃなく、私のこころ。

20170809_ジュディ・ガーランド

(米国の女優、歌手 / 1922~1969)
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恋愛でも仕事でも、あなたのメッセージは、相手のどこまで届いているのか、考えたことがありますか?

卑近な例で、今回も仕事で譬えさせて頂くなら、コンサルタントとして、短期的に上手く立ち回るなら、クライアントがこの瞬間に欲しい言葉だけを選んで、囁けばいい。業務改善が必要と思っているクライアントに対しては、「業務改善は絶対に必要です!」、新システム導入を考えているクライアントに対しては、「現状打破には、新システム導入が必須です!」とだけ言えば、相手の心に響いて、その言を取り入れてくれるでしょう。

でも、ほんとうにそれでいいのでしょうか?

あくまで、プロジェクトが正常に継続すること、プロジェクトがきちんと完了すること前提に、クライアントが本当に到達したいゴールに向かって、どの方向に向かって進めばいいのか、どれくらいのペースで走ればいいのか、常に最終段階を見据えてアドバイスすることにしています。それゆえ、これからの道のりが、くねくねと曲がりくねっていれば、局所的・短期的には、足元の方向と、最終的な到達点への方向の方角がずれることも多々あります。しかし、そこは言葉を重ねて、丁寧に、「今は北東に向かっていますが、最終的には南西に向かって進むんですよ」というようにしています。

そのアドバイスの真価は、プロジェクトが完了して、実際に新業務や新システムが稼働してから、真贋が明確になるものです。それゆえ、懇切丁寧にかつ粘り強く説明に説明を重ねます。それでも、聞き入れてくれない場合は放置します。最終的に、私のアドバイスを聞き入れなかったことが理由で、不首尾に終われば、必ず、再び声がかかると信じているからです。

交友関係でも仕事上でも、相手へのメッセージは耳に聞かせるのではなくて、ハートに響かせる。そのためには、甘言を弄するのではなく、諫言を重ねるのですよ。あなたへの評価は後から上がり、しかも、より強い信頼感と連帯感が醸成されるはずです!

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