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■ トヨタ生産方式の弱点なのか、それともこれが問題個所の早期発見という長所なのか!?

経営管理会計トピック

トヨタ自動車が、愛知製鋼の爆発事故の影響で国内生産ラインを全て停止させる事態となりました。トヨタがサプライチェーンの乱れから生産停止に陥ったのは、最近では、97年のアイシン精機の火災、07年中越沖地震、11年の東日本大震災があります。

それでは、事故発生から、国内ライン完全停止まで、一連の流れを日経新聞記事で時系列に追っかけてみます。

2016/1/9付 |日本経済新聞|夕刊 工場内で爆発 壁一部吹き飛ぶ 愛知製鋼、けが人なし

「8日午後11時45分ごろ、愛知県東海市荒尾町の愛知製鋼知多工場で爆発があった。同工場は自動車部品用に鉄を加工しており、敷地西側にある加熱炉などが爆発し、建屋の壁の一部が吹き飛んだ。県警東海署によると、付近にいた従業員4人にけがはないという。」

(注)日本経済新聞の記事へ直接リンクを貼ることは同社が禁じています。お手数ですが、一旦上記リンクで同社TOPページに飛んでいただき、上記リード文を検索すればお目当ての記事までたどり着くことができます

まず、1月8日の事故の第一報が入りました。

 

2016/1/10付 |日本経済新聞|朝刊 (短信)愛知製鋼 爆発の影響あすにも公表

「愛知製鋼は9日、知多工場(愛知県東海市)で8日夜に発生した爆発事故について、原因や影響の調査を続けた。主にエンジンなど自動車用部品向けの特殊鋼を製造する工場で「設備の状況や代替生産するためのライン、在庫の状況などを調べている」(担当者)という。調査を踏まえ、11日をめどに復旧の見通しなど状況を公表する予定だ。爆発があった工場の生産ラインでは月産7万トンの特殊鋼を製造。トヨタ自動車などに製品を供給している。」

事故発生の翌日、特殊鋼の供給停止の影響範囲の調査を開始するという初動が報じられます。

 

2016/1/12付 |日本経済新聞|朝刊 トヨタ、部品出荷一部停止 愛知製鋼事故で

「トヨタ自動車は11日、グループ会社の愛知製鋼の工場爆発事故を受け、三好工場(愛知県みよし市)で生産する足回り部品の海外向け出荷を16日まで取りやめることを明らかにした。在庫が少ない国内向けを優先的に確保し、完成車生産への影響を抑える狙いだ。
 後輪駆動車(FR)などでエンジンの動力を車輪に伝える役割を果たすプロペラシャフトの海外への供給を一時停止する。8日夜に愛知製鋼の知多工場(愛知県東海市)で起きた事故の影響で原材料のひとつである特殊鋼の供給が滞る恐れがあり、国内向けの在庫を積み増す必要があると判断した。」

「愛知製鋼は11日、復旧まで1カ月以上かかるとの見通しを示し、それまでは在庫の放出や代替ラインにおける生産、他社への生産委託で対応すると発表した。ただ、供給能力が事故前の水準に戻る時期は「未定」(広報室)という。爆発した工場の生産ラインでは月7万トンの特殊鋼を製造していた。」

事故発生から3日後、
・トヨタは、特殊鋼を材料とした足回り部品の海外供給を停止し、生産ライン停止回避のため、在庫水準が低い国内工場向けを優先することを決定
・愛知製鋼は、①在庫放出、②代替ライン構築、③他社への生産委託を検討。以後、③が徐々に効いてきます。

 

2016/1/15付 |日本経済新聞|朝刊 愛知製鋼、神鋼などに代替生産依頼 爆発事故受け

「愛知製鋼が神戸製鋼所や大同特殊鋼などに、自動車部品などに使う特殊鋼の代替生産を依頼したことが14日、明らかになった。愛知製鋼の知多工場(愛知県東海市)では8日に爆発事故が発生し、一部製品の供給が止まっている。自社の代替ラインの活用や在庫の放出に加え、他社による代替生産でトヨタ自動車など取引先への影響を軽微に抑えたい考えだ。」

「神戸製鋼は14日までに依頼を受け、神戸製鉄所(神戸市)で代替生産することを決めた。生産品目や量を調整し数日内に生産に入る見通しで、安定供給に協力する。大同特殊鋼も依頼に応じ、近く生産を始める方針だ。」

全日の方針決定のうち、③の他社委託生産について、神戸製鋼と大同特殊鋼が受諾する方針である旨が報道されます。

 

2016/1/22付 |日本経済新聞|朝刊 愛知製鋼、加工ライン復旧は3月中の見通し

「トヨタ自動車グループの愛知製鋼は21日、今月8日に起きた工場爆発事故で停止している特殊鋼の加工ラインの復旧が3月中になる見通しだと発表した。同社の他のラインで代替生産を始めたほか、神戸製鋼所など同業他社にも生産を委託。トヨタなどへの製品供給に支障が出ないようにする。」

愛知製鋼の生産ライン復旧の目処が事故発生から約2か月後の3月中と一旦発表されます。

「事故を受けてトヨタは三好工場(愛知県みよし市)で生産する足回り部品の海外向け出荷を一時、取りやめていたが20日から再開した。トヨタは「他の鉄鋼メーカーのバックアップなどで車両生産への影響は回避できている」(広報部)としている。」

ここでトヨタは、一旦、海外工場への部品供給を再開し、神戸製鋼・大同特殊鋼への委託生産が在庫逼迫に対する窮余の一策となり得るとの判断したことを示しています。

 

2016/1/29付 |日本経済新聞|夕刊 トヨタ、残業と休日出勤取りやめ 来週、車両生産ライン 愛知製鋼の事故が影響

「トヨタ自動車は来週、国内のすべての車両生産ラインで残業と休日出勤を取りやめる。グループの愛知製鋼の工場で8日に発生した爆発事故の影響により、取引先を含めて特殊鋼を使った部品づくりが滞る可能性が出てきたためだ。定時だけの稼働に生産を抑えながら、サプライチェーン(供給網)の状況を見極め、先行きの生産計画を練り直す。」

事故発生から20日後、とうとうトヨタは完成車生産ラインのシフト調整に入りました。

「トヨタ本体と生産子会社を含むすべての車両生産ラインで来週平日の残業と2月6日の土曜日に予定していた休日出勤を取りやめる。多目的スポーツ車(SUV)「RAV4」を生産している豊田自動織機も同様の措置をとる。2月8日以降の稼働体制については改めて判断する。」

ここにきて、稼働状況に読めない要素が現れてきた模様です。

“JIT生産”を卒業するための本―トヨタの真似だけでは儲からない

■ ここにきてトヨタは英断。国内完成車ライン停止を決断するに至った!

2016/2/1付 |日本経済新聞|夕刊 トヨタ、国内生産停止 8~13日、愛知製鋼事故で

「トヨタ自動車は1日、8日から13日までの6日間、国内車両工場の全ラインの稼働を停止すると発表した。1月8日に発生したグループの愛知製鋼の爆発事故の影響で、エンジンや変速機などに使う一部の特殊鋼部品の確保が難しくなったため。15日に稼働を再開する予定で、トヨタは休日出勤などを含めた「挽回計画を今後詰める」(広報部)としている。」

とうとう、トヨタは、8日から13日までの6日間という期間限定ですが、国内の完成車生産ラインの全面停止を決断します。事故発生から、およそ1ヶ月目の決断。つまり、他社代替生産委託の有無も判然としないままの判断ということから、逆残すると、愛知製鋼が生産を担当している特殊鋼の在庫水準が約1ヶ月分だったともいえると思います。

「愛知県内にある4つの自社車両工場と、グループの豊田自動織機、トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)、トヨタ自動車九州(福岡県宮若市)などグループや子会社の全12工場が稼働停止の対象となる。ダイハツ工業や日野自動車にトヨタが生産委託している工場も含む。海外の車両工場やエンジン工場などは通常通り稼働する。」

軽自動車や商用車、海外拠点は通常通りとのこと。

「トヨタは今回の稼働停止による影響を明らかにしていないが、部品メーカーに内示した2月の国内工場の生産台数は1日あたり約1万4千台で、単純計算で約7万台規模となるもよう。13日の土曜はもともと昼間のみの稼働予定だった。
 トヨタは1月28日に、国内の全車両生産ラインで2月1~5日の残業と6日に予定していた休日出勤を取りやめる計画を部品メーカー各社に伝達済み。サプライチェーン(供給網)の状況を見極め、8日以降の稼働体制を検討していた。」

単純計算で、7万台分の機会損失(販売機会ロス)がこの年度末に発生したということです。

「愛知製鋼はライン復旧を3月中とみており、代替ラインで生産したり、神戸製鋼所などに生産委託したりしてきた。
 ただ特殊鋼はエンジン関連を中心にあらゆる部品に使う素材。トヨタ本体や下請けの部品メーカーにも供給しており、種類も多い。在庫の確保が難しい部品も生じていた。」

ただ、愛知製鋼もいろいろ手を尽くしている感を出す報道になっていますが、特殊鋼の国内向け在庫水準が社外から分かった瞬間でした。

 

2016/2/2付 |日本経済新聞|朝刊 トヨタ効率生産、震災5年の試練 愛知製鋼事故で国内全工場停止 供給網改善なお課題

前日の夕刊での記述が繰り返され、6日間の操業停止の報道が繰り返されます。

「トヨタ自動車は8~13日、国内全車両工場の生産を停止する。グループの愛知製鋼で1月に発生した爆発事故に伴い、エンジンや変速機などに使う特殊鋼の供給が滞っているためだ。東日本大震災から間もなく5年。トヨタの原動力である効率生産そのものに陰りはないが、サプライチェーン(供給網)強化とリスク管理の難しさが改めて浮き彫りになった。」

「「2~3月はかき入れ時。厳しい」。1日、中部地方の販売会社首脳は表情を曇らせた。トヨタが昨年12月に全面改良したハイブリッド車(HV)「プリウス」などの販売拡大を見込んでいたが出ばなをくじかれた。
 停止するのは愛知県内のトヨタ4工場と、トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)などグループの全12工場。影響規模は7万台程度となりそうだ。「挽回計画を詰める」(トヨタ広報部)が「期末は稼働率が高く、今期中は難しい」(部品大手幹部)との見方が多い。」

(下記は同記事添付の生産停止状況チャートを転載)

20160202_トヨタ生産停止は全16工場で_日本経済新聞朝刊

「業績への影響についてナカニシ自動車産業リサーチの中西孝樹代表は「停止が1週間なら軽微だろう」と語る。一方、部品会社では「プリウス増産に陣容を厚くしており固定費負担が重い」「連絡が直前で対応が難しい」との声が出ている。」

ここにきて、好調な販売に対する影響も囁かれました。ということは、販売流通在庫もそれ程積み上がっておらず、これから増産体制に入りたかった所に来た、きつーい一発だったことが窺い知ることができます。

「トヨタ生産方式の柱の一つである「ジャスト・イン・タイム(JIT)」は極力在庫を持たないのが特徴。2016年3月期に過去最高となる2兆8千億円の連結営業利益を見込むが、無駄のない生産体制が礎だ。「災害時に弊害を指摘されるがメリットのほうがはるかに大きい」(幹部)」

JIT生産のメリット・デメリットについて、社内からも擁護の声を拾っていますが、冒頭に紹介した過去3回の操業停止を教訓として、トヨタは徹底して危機時のサプライチェーンにおけるリスクを洗い出し、キーパーツは複数供給先からの調達、いわゆる「複数購買」によるリスクヘッジを行っているというふれこみではなかったでしょうか?

「直近では11年の東日本大震災時に稼働停止が10日間に及んだ。この教訓は生かされ、約4千品目の部品について直接取引がある1次やその先の2次に加え、10次以降のメーカーの情報を収集。データベース化し迅速復旧できる仕組みを整えた。」

「今回の対応作業でも生かされたとみられる。ただ特定部品ではなく、特殊鋼という様々な部品の基となる素材分野でも「見える化」が徹底できていたか疑問が残るとの指摘がある。部品会社幹部は「生産を肩代わりしてもらうメーカーの確保や必要な時間までは詰め切れていなかったのでは」とみる。効率とリスク対応。高い次元で改革を進めるトヨタ故の難しい課題に再び直面している。」

Tier2より下の10次までの下請けメーカーを管理していた、ということですが、モノが特殊なだけに、「特殊鋼」については代替生産先の選定および切り替え処置がうまく作動しなかったということなのでしょうか?

ザ・ジャストインタイム 現地現物が最高の利益を生む

■ トヨタの国内生産への影響はエンジン工場にまで及ぶ!

2016/2/4付 |日本経済新聞|朝刊 トヨタ稼働停止 8日は全工場に 従業員は休日扱い

「トヨタ自動車は3日、愛知製鋼の工場爆発事故に伴い、8日は国内の全12工場の稼働を停止すると発表した。すでに4カ所の車両工場については8~13日に稼働を停止する計画を公表していたが、エンジンや変速機の生産量を調整するため、エンジンを生産する上郷工場(愛知県豊田市)など残る8工場も一日だけ停止することにした。
 全工場が停止する8日は、工場現場で働く全従業員を休日扱いにする。
 9日以降はエンジンなどの工場については海外工場などの需要に応じて部品や各ラインで個々に稼働時間を判断する。」

この日の報道で、完成車ラインだけでなく、部品供給ラインも含む全工場に生産停止の範囲を拡大させることが明らかになりました。

 

2016/2/2付 |日本経済新聞|朝刊 来月29日、復旧完了方針 工場爆発、愛知製鋼が陳謝

「愛知製鋼の鵜飼正男副社長は3日の決算記者会見で工場爆発について「顧客の生産活動に影響を与える事態になり、心よりおわびする」と陳謝した。同社は3月29日に設備の復旧を完了させる方針だが、事故前の月産7万トン程度に回復するには時間がかかる見通しだ。
 特殊鋼を使った部品調達に支障が出ているとして、トヨタ自動車は今月8日から6日間、国内の全ての車両生産工場の稼働停止を決めている。
 鵜飼副社長は「(トヨタの)稼働停止の期間中に在庫レベルを引き上げて15日以降の稼働再開を確実なものにする」と述べた。」

ここにきて、愛知製鋼の生産ライン復旧が、事故発生から81日目で叶うことが開示されました。この日数が長いのか、短いのか、この数字単独では分かりかねますが、約7万台の減産見込となるインパクトは相当大きいものと言えましょう。

 

2016/2/8付 |日本経済新聞|朝刊 トヨタ、全工場停止 車両、13日まで 愛知製鋼の爆発で

「グループの愛知製鋼で起きた工場爆発事故に伴い、トヨタ自動車は8日、国内のすべての車両工場の稼働を止めた。国内全工場が止まるのは、2011年の東日本大震災以来。13日までの6日間、トヨタ本体のほか生産子会社やグループ企業を含む全16工場で車両生産を取りやめる。8日はエンジンなど全ての生産を止め9日以降は状況に応じて一部を稼働させる。車両組み立てラインは13日まで停止。15日から全て稼働するが7万台規模の生産減になる見通しだ。」

20160208_稼働停止したトヨタ自動車堤工場_日本経済新聞朝刊

(稼働停止したトヨタ自動車堤工場(8日午前、愛知県豊田市):同記事より転載)

「稼働停止初日の8日早朝、トヨタ元町工場(愛知県豊田市)では、生産現場の従業員が休日となり、行き交う車もまばらだった。複数ある従業員用の立体駐車場も閑散としていた。普段なら従業員が午前6時25分開始の昼勤務に向かうため、工場周辺の道路は車で混雑している。グループの自動車部品メーカーもトヨタ向けの製品をつくるラインを止めたり、減産したりする計画だ。」

トヨタの完成車生産ラインが止まるということは、「かんばん」を使ってJIT生産を実現するのに協力している系列の部品メーカーの生産・納入計画にも修正の影響が出るということが改めて実感されました。

トヨタ生産方式―脱規模の経営をめざして

■ トヨタの販売計画にも影響が及ぶ。プリウスの納期遅延が発生!

2016/2/9付 |日本経済新聞|朝刊 トヨタ国内全工場停止、影響広がる 「プリウス」など納期遅れる/部品会社、一部ライン休止

「トヨタ自動車が8日に国内すべての車両工場で生産を停止したことを受け、販売会社や部品メーカーも対応に乗り出した。一部の販売会社は人気車種の「プリウス」などで納期が7~10日遅れることを購入者に通知。トヨタ紡織などの部品メーカーも一部の生産ラインを休止した。
 グループ会社の愛知製鋼で1月に発生した工場爆発事故の影響でエンジンなどに使う特殊鋼の供給が不安定になっており、トヨタは8~13日に国内の16工場で車両生産を停止する。7万台程度の生産に影響が出る見通しだ。8日はエンジンなどの部品工場も止めた。
 昨年12月に全面改良したプリウスは現在、納車まで6~7カ月かかる人気だが、さらに遅れる見通し。販売会社は現在乗っている車の車検が切れる購入者に代車を用意する予定。部品メーカーでは豊田合成や豊田自動織機なども一部ラインを8~13日に停止する。」

事故発生が1月8日で、2月8~13日の6日間の生産停止で、約7万台の減産。愛知製鋼のライン復旧は3月29日ということ。最後にまとめると、愛知製鋼製の特殊鋼の通常在庫水準は国内生産向けに約1ヶ月、稼働日が月当たり25日とすると、35万台分(1.4万台/日産と仮定)。愛知製鋼の新ラインがフル生産になるまで1ヶ月かかると見込むと、神戸製鋼・大同特殊鋼へ代替生産の発注量は、2月15日から3月29日は1.4万台/日として、40日稼働とすると、56万台。4月中に愛知製鋼に順次切り替わるとして、これを平残で50%納品と考えると、25日稼働と仮定して、17.5万台、合わせて73.5万台分は、代替生産と仮定できます。

そして、神戸製鋼・大同特殊鋼への生産切り替えまでの所要期間は、2月15日が生産再開と考えると、事故発生から、37日でセカンドソースからの供給体制が整ったという計算になります。つまりですね、セカンドソースからの供給体制が整うまでの在庫があれば、生産停止に追い込まれなくて済んだということ。これが約7日程度。日本企業で最大の売上高を誇るトヨタ自動車が特殊な素材供給を在庫ギャップベースで7日で再開させる。筆者の少ない経験からは、さすがトヨタ!と感じる水準なのですが、実際に様々な業種で生産現場に入っていらっしゃる方々の印象はどうなんでしょうかね。もし、違う印象をお持ちなら、本投稿へのコメント欄を使ってご意見賜りたく。m(_ _)m

トヨタ生産方式の逆襲 (文春新書)

元トヨタ基幹職が書いた 全図解トヨタ生産工場のしくみ

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トヨタ効率生産、震災5年の試練 愛知製鋼事故で国内全工場停止 - 日経新聞記事まとめhttp://keieikanrikaikei.com/wp-content/uploads/2015/04/1-e1427893099240.jpghttp://keieikanrikaikei.com/wp-content/uploads/2015/04/経営管理会計トピック1-150x150.jpg小林 友昭会計で経営を読むトヨタ,神戸製鋼,大同特殊鋼,愛知製鋼,サプライチェーン,ジャストインタイム,JIT,かんばん,複数購買■ トヨタ生産方式の弱点なのか、それともこれが問題個所の早期発見という長所なのか!? トヨタ自動車が、愛知製鋼の爆発事故の影響で国内生産ラインを全て停止させる事態となりました。トヨタがサプライチェーンの乱れから生産停止に陥ったのは、最近では、97年のアイシン精機の火災、07年中越沖地震、11年の東日本大震災があります。 それでは、事故発生から、国内ライン完全停止まで、一連の流れを日経新聞記事で時系列に追っかけてみます。 2016/1/9付 |日本経済新聞|夕刊 工場内で爆発 壁一部吹き飛ぶ 愛知製鋼、けが人なし 「8日午後11時45分ごろ、愛知県東海市荒尾町の愛知製鋼知多工場で爆発があった。同工場は自動車部品用に鉄を加工しており、敷地西側にある加熱炉などが爆発し、建屋の壁の一部が吹き飛んだ。県警東海署によると、付近にいた従業員4人にけがはないという。」 (注)日本経済新聞の記事へ直接リンクを貼ることは同社が禁じています。お手数ですが、一旦上記リンクで同社TOPページに飛んでいただき、上記リード文を検索すればお目当ての記事までたどり着くことができます まず、1月8日の事故の第一報が入りました。   2016/1/10付 |日本経済新聞|朝刊 (短信)愛知製鋼 爆発の影響あすにも公表 「愛知製鋼は9日、知多工場(愛知県東海市)で8日夜に発生した爆発事故について、原因や影響の調査を続けた。主にエンジンなど自動車用部品向けの特殊鋼を製造する工場で「設備の状況や代替生産するためのライン、在庫の状況などを調べている」(担当者)という。調査を踏まえ、11日をめどに復旧の見通しなど状況を公表する予定だ。爆発があった工場の生産ラインでは月産7万トンの特殊鋼を製造。トヨタ自動車などに製品を供給している。」 事故発生の翌日、特殊鋼の供給停止の影響範囲の調査を開始するという初動が報じられます。   2016/1/12付 |日本経済新聞|朝刊 トヨタ、部品出荷一部停止 愛知製鋼事故で 「トヨタ自動車は11日、グループ会社の愛知製鋼の工場爆発事故を受け、三好工場(愛知県みよし市)で生産する足回り部品の海外向け出荷を16日まで取りやめることを明らかにした。在庫が少ない国内向けを優先的に確保し、完成車生産への影響を抑える狙いだ。  後輪駆動車(FR)などでエンジンの動力を車輪に伝える役割を果たすプロペラシャフトの海外への供給を一時停止する。8日夜に愛知製鋼の知多工場(愛知県東海市)で起きた事故の影響で原材料のひとつである特殊鋼の供給が滞る恐れがあり、国内向けの在庫を積み増す必要があると判断した。」 「愛知製鋼は11日、復旧まで1カ月以上かかるとの見通しを示し、それまでは在庫の放出や代替ラインにおける生産、他社への生産委託で対応すると発表した。ただ、供給能力が事故前の水準に戻る時期は「未定」(広報室)という。爆発した工場の生産ラインでは月7万トンの特殊鋼を製造していた。」 事故発生から3日後、 ・トヨタは、特殊鋼を材料とした足回り部品の海外供給を停止し、生産ライン停止回避のため、在庫水準が低い国内工場向けを優先することを決定 ・愛知製鋼は、①在庫放出、②代替ライン構築、③他社への生産委託を検討。以後、③が徐々に効いてきます。   2016/1/15付 |日本経済新聞|朝刊 愛知製鋼、神鋼などに代替生産依頼 爆発事故受け 「愛知製鋼が神戸製鋼所や大同特殊鋼などに、自動車部品などに使う特殊鋼の代替生産を依頼したことが14日、明らかになった。愛知製鋼の知多工場(愛知県東海市)では8日に爆発事故が発生し、一部製品の供給が止まっている。自社の代替ラインの活用や在庫の放出に加え、他社による代替生産でトヨタ自動車など取引先への影響を軽微に抑えたい考えだ。」 「神戸製鋼は14日までに依頼を受け、神戸製鉄所(神戸市)で代替生産することを決めた。生産品目や量を調整し数日内に生産に入る見通しで、安定供給に協力する。大同特殊鋼も依頼に応じ、近く生産を始める方針だ。」 全日の方針決定のうち、③の他社委託生産について、神戸製鋼と大同特殊鋼が受諾する方針である旨が報道されます。   2016/1/22付 |日本経済新聞|朝刊 愛知製鋼、加工ライン復旧は3月中の見通し 「トヨタ自動車グループの愛知製鋼は21日、今月8日に起きた工場爆発事故で停止している特殊鋼の加工ラインの復旧が3月中になる見通しだと発表した。同社の他のラインで代替生産を始めたほか、神戸製鋼所など同業他社にも生産を委託。トヨタなどへの製品供給に支障が出ないようにする。」 愛知製鋼の生産ライン復旧の目処が事故発生から約2か月後の3月中と一旦発表されます。 「事故を受けてトヨタは三好工場(愛知県みよし市)で生産する足回り部品の海外向け出荷を一時、取りやめていたが20日から再開した。トヨタは「他の鉄鋼メーカーのバックアップなどで車両生産への影響は回避できている」(広報部)としている。」 ここでトヨタは、一旦、海外工場への部品供給を再開し、神戸製鋼・大同特殊鋼への委託生産が在庫逼迫に対する窮余の一策となり得るとの判断したことを示しています。   2016/1/29付 |日本経済新聞|夕刊 トヨタ、残業と休日出勤取りやめ 来週、車両生産ライン 愛知製鋼の事故が影響 「トヨタ自動車は来週、国内のすべての車両生産ラインで残業と休日出勤を取りやめる。グループの愛知製鋼の工場で8日に発生した爆発事故の影響により、取引先を含めて特殊鋼を使った部品づくりが滞る可能性が出てきたためだ。定時だけの稼働に生産を抑えながら、サプライチェーン(供給網)の状況を見極め、先行きの生産計画を練り直す。」 事故発生から20日後、とうとうトヨタは完成車生産ラインのシフト調整に入りました。 「トヨタ本体と生産子会社を含むすべての車両生産ラインで来週平日の残業と2月6日の土曜日に予定していた休日出勤を取りやめる。多目的スポーツ車(SUV)「RAV4」を生産している豊田自動織機も同様の措置をとる。2月8日以降の稼働体制については改めて判断する。」 ここにきて、稼働状況に読めない要素が現れてきた模様です。 “JIT生産”を卒業するための本―トヨタの真似だけでは儲からない ■ ここにきてトヨタは英断。国内完成車ライン停止を決断するに至った! 2016/2/1付 |日本経済新聞|夕刊 トヨタ、国内生産停止 8~13日、愛知製鋼事故で 「トヨタ自動車は1日、8日から13日までの6日間、国内車両工場の全ラインの稼働を停止すると発表した。1月8日に発生したグループの愛知製鋼の爆発事故の影響で、エンジンや変速機などに使う一部の特殊鋼部品の確保が難しくなったため。15日に稼働を再開する予定で、トヨタは休日出勤などを含めた「挽回計画を今後詰める」(広報部)としている。」 とうとう、トヨタは、8日から13日までの6日間という期間限定ですが、国内の完成車生産ラインの全面停止を決断します。事故発生から、およそ1ヶ月目の決断。つまり、他社代替生産委託の有無も判然としないままの判断ということから、逆残すると、愛知製鋼が生産を担当している特殊鋼の在庫水準が約1ヶ月分だったともいえると思います。 「愛知県内にある4つの自社車両工場と、グループの豊田自動織機、トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)、トヨタ自動車九州(福岡県宮若市)などグループや子会社の全12工場が稼働停止の対象となる。ダイハツ工業や日野自動車にトヨタが生産委託している工場も含む。海外の車両工場やエンジン工場などは通常通り稼働する。」 軽自動車や商用車、海外拠点は通常通りとのこと。 「トヨタは今回の稼働停止による影響を明らかにしていないが、部品メーカーに内示した2月の国内工場の生産台数は1日あたり約1万4千台で、単純計算で約7万台規模となるもよう。13日の土曜はもともと昼間のみの稼働予定だった。  トヨタは1月28日に、国内の全車両生産ラインで2月1~5日の残業と6日に予定していた休日出勤を取りやめる計画を部品メーカー各社に伝達済み。サプライチェーン(供給網)の状況を見極め、8日以降の稼働体制を検討していた。」 単純計算で、7万台分の機会損失(販売機会ロス)がこの年度末に発生したということです。 「愛知製鋼はライン復旧を3月中とみており、代替ラインで生産したり、神戸製鋼所などに生産委託したりしてきた。  ただ特殊鋼はエンジン関連を中心にあらゆる部品に使う素材。トヨタ本体や下請けの部品メーカーにも供給しており、種類も多い。在庫の確保が難しい部品も生じていた。」 ただ、愛知製鋼もいろいろ手を尽くしている感を出す報道になっていますが、特殊鋼の国内向け在庫水準が社外から分かった瞬間でした。   2016/2/2付 |日本経済新聞|朝刊 トヨタ効率生産、震災5年の試練 愛知製鋼事故で国内全工場停止 供給網改善なお課題 前日の夕刊での記述が繰り返され、6日間の操業停止の報道が繰り返されます。 「トヨタ自動車は8~13日、国内全車両工場の生産を停止する。グループの愛知製鋼で1月に発生した爆発事故に伴い、エンジンや変速機などに使う特殊鋼の供給が滞っているためだ。東日本大震災から間もなく5年。トヨタの原動力である効率生産そのものに陰りはないが、サプライチェーン(供給網)強化とリスク管理の難しさが改めて浮き彫りになった。」 「「2~3月はかき入れ時。厳しい」。1日、中部地方の販売会社首脳は表情を曇らせた。トヨタが昨年12月に全面改良したハイブリッド車(HV)「プリウス」などの販売拡大を見込んでいたが出ばなをくじかれた。  停止するのは愛知県内のトヨタ4工場と、トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)などグループの全12工場。影響規模は7万台程度となりそうだ。「挽回計画を詰める」(トヨタ広報部)が「期末は稼働率が高く、今期中は難しい」(部品大手幹部)との見方が多い。」 (下記は同記事添付の生産停止状況チャートを転載) 「業績への影響についてナカニシ自動車産業リサーチの中西孝樹代表は「停止が1週間なら軽微だろう」と語る。一方、部品会社では「プリウス増産に陣容を厚くしており固定費負担が重い」「連絡が直前で対応が難しい」との声が出ている。」 ここにきて、好調な販売に対する影響も囁かれました。ということは、販売流通在庫もそれ程積み上がっておらず、これから増産体制に入りたかった所に来た、きつーい一発だったことが窺い知ることができます。 「トヨタ生産方式の柱の一つである「ジャスト・イン・タイム(JIT)」は極力在庫を持たないのが特徴。2016年3月期に過去最高となる2兆8千億円の連結営業利益を見込むが、無駄のない生産体制が礎だ。「災害時に弊害を指摘されるがメリットのほうがはるかに大きい」(幹部)」 JIT生産のメリット・デメリットについて、社内からも擁護の声を拾っていますが、冒頭に紹介した過去3回の操業停止を教訓として、トヨタは徹底して危機時のサプライチェーンにおけるリスクを洗い出し、キーパーツは複数供給先からの調達、いわゆる「複数購買」によるリスクヘッジを行っているというふれこみではなかったでしょうか? 「直近では11年の東日本大震災時に稼働停止が10日間に及んだ。この教訓は生かされ、約4千品目の部品について直接取引がある1次やその先の2次に加え、10次以降のメーカーの情報を収集。データベース化し迅速復旧できる仕組みを整えた。」 「今回の対応作業でも生かされたとみられる。ただ特定部品ではなく、特殊鋼という様々な部品の基となる素材分野でも「見える化」が徹底できていたか疑問が残るとの指摘がある。部品会社幹部は「生産を肩代わりしてもらうメーカーの確保や必要な時間までは詰め切れていなかったのでは」とみる。効率とリスク対応。高い次元で改革を進めるトヨタ故の難しい課題に再び直面している。」 Tier2より下の10次までの下請けメーカーを管理していた、ということですが、モノが特殊なだけに、「特殊鋼」については代替生産先の選定および切り替え処置がうまく作動しなかったということなのでしょうか? ザ・ジャストインタイム 現地現物が最高の利益を生む ■ トヨタの国内生産への影響はエンジン工場にまで及ぶ! 2016/2/4付 |日本経済新聞|朝刊 トヨタ稼働停止 8日は全工場に 従業員は休日扱い 「トヨタ自動車は3日、愛知製鋼の工場爆発事故に伴い、8日は国内の全12工場の稼働を停止すると発表した。すでに4カ所の車両工場については8~13日に稼働を停止する計画を公表していたが、エンジンや変速機の生産量を調整するため、エンジンを生産する上郷工場(愛知県豊田市)など残る8工場も一日だけ停止することにした。  全工場が停止する8日は、工場現場で働く全従業員を休日扱いにする。  9日以降はエンジンなどの工場については海外工場などの需要に応じて部品や各ラインで個々に稼働時間を判断する。」 この日の報道で、完成車ラインだけでなく、部品供給ラインも含む全工場に生産停止の範囲を拡大させることが明らかになりました。   2016/2/2付 |日本経済新聞|朝刊 来月29日、復旧完了方針 工場爆発、愛知製鋼が陳謝 「愛知製鋼の鵜飼正男副社長は3日の決算記者会見で工場爆発について「顧客の生産活動に影響を与える事態になり、心よりおわびする」と陳謝した。同社は3月29日に設備の復旧を完了させる方針だが、事故前の月産7万トン程度に回復するには時間がかかる見通しだ。  特殊鋼を使った部品調達に支障が出ているとして、トヨタ自動車は今月8日から6日間、国内の全ての車両生産工場の稼働停止を決めている。  鵜飼副社長は「(トヨタの)稼働停止の期間中に在庫レベルを引き上げて15日以降の稼働再開を確実なものにする」と述べた。」 ここにきて、愛知製鋼の生産ライン復旧が、事故発生から81日目で叶うことが開示されました。この日数が長いのか、短いのか、この数字単独では分かりかねますが、約7万台の減産見込となるインパクトは相当大きいものと言えましょう。   2016/2/8付 |日本経済新聞|朝刊 トヨタ、全工場停止 車両、13日まで 愛知製鋼の爆発で 「グループの愛知製鋼で起きた工場爆発事故に伴い、トヨタ自動車は8日、国内のすべての車両工場の稼働を止めた。国内全工場が止まるのは、2011年の東日本大震災以来。13日までの6日間、トヨタ本体のほか生産子会社やグループ企業を含む全16工場で車両生産を取りやめる。8日はエンジンなど全ての生産を止め9日以降は状況に応じて一部を稼働させる。車両組み立てラインは13日まで停止。15日から全て稼働するが7万台規模の生産減になる見通しだ。」 (稼働停止したトヨタ自動車堤工場(8日午前、愛知県豊田市):同記事より転載) 「稼働停止初日の8日早朝、トヨタ元町工場(愛知県豊田市)では、生産現場の従業員が休日となり、行き交う車もまばらだった。複数ある従業員用の立体駐車場も閑散としていた。普段なら従業員が午前6時25分開始の昼勤務に向かうため、工場周辺の道路は車で混雑している。グループの自動車部品メーカーもトヨタ向けの製品をつくるラインを止めたり、減産したりする計画だ。」 トヨタの完成車生産ラインが止まるということは、「かんばん」を使ってJIT生産を実現するのに協力している系列の部品メーカーの生産・納入計画にも修正の影響が出るということが改めて実感されました。 トヨタ生産方式―脱規模の経営をめざして ■ トヨタの販売計画にも影響が及ぶ。プリウスの納期遅延が発生! 2016/2/9付 |日本経済新聞|朝刊 トヨタ国内全工場停止、影響広がる 「プリウス」など納期遅れる/部品会社、一部ライン休止 「トヨタ自動車が8日に国内すべての車両工場で生産を停止したことを受け、販売会社や部品メーカーも対応に乗り出した。一部の販売会社は人気車種の「プリウス」などで納期が7~10日遅れることを購入者に通知。トヨタ紡織などの部品メーカーも一部の生産ラインを休止した。  グループ会社の愛知製鋼で1月に発生した工場爆発事故の影響でエンジンなどに使う特殊鋼の供給が不安定になっており、トヨタは8~13日に国内の16工場で車両生産を停止する。7万台程度の生産に影響が出る見通しだ。8日はエンジンなどの部品工場も止めた。  昨年12月に全面改良したプリウスは現在、納車まで6~7カ月かかる人気だが、さらに遅れる見通し。販売会社は現在乗っている車の車検が切れる購入者に代車を用意する予定。部品メーカーでは豊田合成や豊田自動織機なども一部ラインを8~13日に停止する。」 事故発生が1月8日で、2月8~13日の6日間の生産停止で、約7万台の減産。愛知製鋼のライン復旧は3月29日ということ。最後にまとめると、愛知製鋼製の特殊鋼の通常在庫水準は国内生産向けに約1ヶ月、稼働日が月当たり25日とすると、35万台分(1.4万台/日産と仮定)。愛知製鋼の新ラインがフル生産になるまで1ヶ月かかると見込むと、神戸製鋼・大同特殊鋼へ代替生産の発注量は、2月15日から3月29日は1.4万台/日として、40日稼働とすると、56万台。4月中に愛知製鋼に順次切り替わるとして、これを平残で50%納品と考えると、25日稼働と仮定して、17.5万台、合わせて73.5万台分は、代替生産と仮定できます。 そして、神戸製鋼・大同特殊鋼への生産切り替えまでの所要期間は、2月15日が生産再開と考えると、事故発生から、37日でセカンドソースからの供給体制が整ったという計算になります。つまりですね、セカンドソースからの供給体制が整うまでの在庫があれば、生産停止に追い込まれなくて済んだということ。これが約7日程度。日本企業で最大の売上高を誇るトヨタ自動車が特殊な素材供給を在庫ギャップベースで7日で再開させる。筆者の少ない経験からは、さすがトヨタ!と感じる水準なのですが、実際に様々な業種で生産現場に入っていらっしゃる方々の印象はどうなんでしょうかね。もし、違う印象をお持ちなら、本投稿へのコメント欄を使ってご意見賜りたく。m(_ _)m トヨタ生産方式の逆襲 (文春新書) 元トヨタ基幹職が書いた 全図解トヨタ生産工場のしくみ現役の経営コンサルタントが管理会計をテーマに情報発信します