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(サッカー人として)三浦知良 2015年4月10日 日経新聞(朝刊)より

新聞記事・コラム
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■ 「普通」が生んだゴール

コンサルタントのつぶやき

「48歳で現役をしていて感じるのは、日々ちゃんとテンションとクオリティを保ち、ベスト状態であり続ける方がよほどすごいということ。
得点にたどり着くまでに何をやってきたか? 見えにくい部分が一番大事だし、難しい。サッカーの日常では、自分なりの調整が許される特別扱いはない。
練習での負荷はみんなと同じ。その中でいかに質を高めるか。毎日そんなプロセスに注力していた」

最年長得点記録を更新し、カズダンスを踊る三浦知良

最年長得点記録を更新し、カズダンスを踊る三浦知良 [写真]=兼子愼一郎
出典:Soccer KING カズ最年長ゴールも首位磐田が逆転…2位千葉は敵地で白星/J2第6節
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4月5日、2015明治安田生命J2リーグ第6節の磐田戦で、キングカズが最年長得点記録を更新しました。それを受けてのコラム。

カズが言う「普通」とは何でしょうか。ゴールをあげたことをより、48歳で現役を「普通」に続けていることの方がすごいんだよ、とのこと。そしてゴールは誰でも、チャンスに巡り合えば可能だとのこと。

そのチャンスに巡り合えるように現役でいられ続けることが素晴らしい。そして、そのための努力を「普通」にしていることがもっと素晴らしい。

練習はきつく、手は決して抜いていないんだけど、きっと、頑張っているはず。でもそれは「無理」をしているわけでもない。「努力」を「無理」にしない秘訣。気力・体力・技術が他人よりずば抜けていて、本人は「普通」と思っていても、他人にはとっても追い付けないレベルなのか? それとも、他人が練習や試合で「無理」をしている「頑張り」は、本人は既に超越していて、「無理」していることに麻痺してしまっているとか。

「『精進』の先に、常人より一段上の地平線が見える」という言葉を聞いたことがあります。きっと、カズは、並の選手より一段上の眺望が見えていて、他の選手が「普通」でないものが「普通」に感じる場所にいるのではないかと想像します。

凡人の私は、まだまだ毎日、「非日常」の中で「懸命」に「努力」をしている、と感じながら生活しています。きっと、「頑張っている」と自覚があるうちは、カズの見えている地平線にまで、分野・領域は違えども、まだ到達していないのでしょう。

でもその地平線にまで到達するには「精進」しか、今の自分には手段が見当たりませんけどね。

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