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■ 『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』

コンサルタントのつぶやき

このシリーズは、現在、東レ経営研究所特別顧問:佐々木常夫さんの16万部を超える「課長本」の決定版の1冊から、私が感銘を受けた言葉をご紹介(時には、私のつまらないコメント付きで)するものです。

そうか、君は課長になったのか。

佐々木さんのご紹介:オフィシャルサイト
http://sasakitsuneo.jp/

第2章は、キングスレイ・ウォードというカナダの実業家が書いた『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』を読むことを勧めています。

「キングスレイ・ウォードは苦労して大学を卒業し、公認会計士として6年間働いたあと、化学事業を興して成功しました。
 ビジネスマンとしての働き盛りに2度にわたる心臓の大手術を受け、死に直面した彼は、生きているうちに自分のさまざまな経験から学んだ人生の知恵やビジネスのノウハウを、息子に伝えたいと切実に願うようになりました。
 そして、父親としての愛情とビジネスマンとしての熱意を込めて息子に30通の手紙を書いたのです。」

私の手元にもいまだに当時そのままのハードカバーで残っています。キングスレイは、息子が17歳の時にこの手紙を書き始め、約20年後、その息子に会社を譲る所までがかかれており、父親として、経営者としての20年の歴史を刻んだ書でもあります。

「そこには礼儀正しくふるまうこと、身だしなみをたいせつにすること、人に会う前はきちんと準備しておくこと、お金は大切に使うこと、部下、友人、顧客とは丁寧に付き合うことといった細かなことから、経営者としてとるべき手法、事業運営上の留意点といった大きな問題に至るまで、あふれるばかりの愛情に満ちたアドバイスが書かれていました。」

佐々木さんはこの本を何度も読み、ほとんど暗記するくらいに心に刻みつけたそうです。そして、

『ひとりの父親は百人の教師に勝る』

と書いています。はてさて、私も1男1女の父親ですが、彼らの良き教師になっているでしょうか。大丈夫です、世の中には「反面教師」という言葉もありますから。(^^;)

佐々木さんからの本書でのアドバイスは、その底流にこの本の存在があるそうです。では、勝手ながら、本稿を書くにあたって私がご紹介したい手紙を以下にいくつか。

ビジネスマンの父より息子への30通の手紙 新潮文庫

●(第二通)教育の設計
いつ、何を、どう勉強すれば、充実するのか、将来に備えて。

・知的好奇心を持って授業に挑むこと。知識欲があれば、学習が楽しくなる。
・目標を決めたら、その目標について可能な限り多くの情報を得るために努力する。

●(第六通)誠実さの代償
ビジネスで最も重要なルールは君が真実を語らなかったと、決して人に言われないことだ。

重要な契約締結の前に会社の内実を相手に打ち明けたのに、契約を反故にされた息子へ
・そもそも、全幅の信頼を置ける人は少ないものだ
・商談を進めようとする相手のことを良く知るための準備を怠らない
・相手は会社と取引したいのではない、君と取引したいのだ!
・君の人生のこの段階では、まだすべてが経験だと思うこと
・君自身の品性、そして会社の信用を危うくはしなかったことを良しとしよう

●(第十六通)銀行融資をとりつけるには
実業家は銀行の有難味をよく忘れる。君も目的に夢中で、銀行を過小評価していないか?

息子は事業買収の資金を銀行から借りようとして融資を断られた。
・銀行に提出する書類は入念に準備する。そもそも銀行は好意から君にお金を貸したがってはいないのだから。準備作業の中で、自分の冷静な判断力も取り戻せる。
・支店長とは日頃から親交を深めておくこと。相手から投資話の分析について有用な情報が聞けるはず

説教臭い心構えだけでなく、実際的に、会社の出資比率と銀行の融資比率の調整や、買収候補先との不良債権や過剰在庫に関する話し合いを持ち、買収価格の交渉を重ねること、債権を相手に残して、通常営業循環(例えば6カ月)にある在庫を買い取る条件の提示、といった交渉のヒントも与えてくれています。

残りの27通の内容も知りたくなりはしませんか?
ぜひ、ご自身で手に取られることをお勧めします。

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そうか、君は課長になったのか。(2)君に読んでほしい本http://keieikanrikaikei.com/wp-content/uploads/2015/04/f2dde0c815f506d35f39301dbbb486e41-e1428166267398.jpghttp://keieikanrikaikei.com/wp-content/uploads/2015/04/f2dde0c815f506d35f39301dbbb486e41-150x150.jpg小林 友昭本レビュー佐々木常夫,そうか、君は課長になったのか。,キングスレイ・ウォード,ビジネスマンの父より息子への30通の手紙■ 『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』 このシリーズは、現在、東レ経営研究所特別顧問:佐々木常夫さんの16万部を超える「課長本」の決定版の1冊から、私が感銘を受けた言葉をご紹介(時には、私のつまらないコメント付きで)するものです。 そうか、君は課長になったのか。 佐々木さんのご紹介:オフィシャルサイト (http://sasakitsuneo.jp/) 第2章は、キングスレイ・ウォードというカナダの実業家が書いた『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』を読むことを勧めています。 「キングスレイ・ウォードは苦労して大学を卒業し、公認会計士として6年間働いたあと、化学事業を興して成功しました。  ビジネスマンとしての働き盛りに2度にわたる心臓の大手術を受け、死に直面した彼は、生きているうちに自分のさまざまな経験から学んだ人生の知恵やビジネスのノウハウを、息子に伝えたいと切実に願うようになりました。  そして、父親としての愛情とビジネスマンとしての熱意を込めて息子に30通の手紙を書いたのです。」 私の手元にもいまだに当時そのままのハードカバーで残っています。キングスレイは、息子が17歳の時にこの手紙を書き始め、約20年後、その息子に会社を譲る所までがかかれており、父親として、経営者としての20年の歴史を刻んだ書でもあります。 「そこには礼儀正しくふるまうこと、身だしなみをたいせつにすること、人に会う前はきちんと準備しておくこと、お金は大切に使うこと、部下、友人、顧客とは丁寧に付き合うことといった細かなことから、経営者としてとるべき手法、事業運営上の留意点といった大きな問題に至るまで、あふれるばかりの愛情に満ちたアドバイスが書かれていました。」 佐々木さんはこの本を何度も読み、ほとんど暗記するくらいに心に刻みつけたそうです。そして、 『ひとりの父親は百人の教師に勝る』 と書いています。はてさて、私も1男1女の父親ですが、彼らの良き教師になっているでしょうか。大丈夫です、世の中には「反面教師」という言葉もありますから。(^^;) 佐々木さんからの本書でのアドバイスは、その底流にこの本の存在があるそうです。では、勝手ながら、本稿を書くにあたって私がご紹介したい手紙を以下にいくつか。 ビジネスマンの父より息子への30通の手紙 新潮文庫 ●(第二通)教育の設計 いつ、何を、どう勉強すれば、充実するのか、将来に備えて。 ・知的好奇心を持って授業に挑むこと。知識欲があれば、学習が楽しくなる。 ・目標を決めたら、その目標について可能な限り多くの情報を得るために努力する。 ●(第六通)誠実さの代償 ビジネスで最も重要なルールは君が真実を語らなかったと、決して人に言われないことだ。 重要な契約締結の前に会社の内実を相手に打ち明けたのに、契約を反故にされた息子へ ・そもそも、全幅の信頼を置ける人は少ないものだ ・商談を進めようとする相手のことを良く知るための準備を怠らない ・相手は会社と取引したいのではない、君と取引したいのだ! ・君の人生のこの段階では、まだすべてが経験だと思うこと ・君自身の品性、そして会社の信用を危うくはしなかったことを良しとしよう ●(第十六通)銀行融資をとりつけるには 実業家は銀行の有難味をよく忘れる。君も目的に夢中で、銀行を過小評価していないか? 息子は事業買収の資金を銀行から借りようとして融資を断られた。 ・銀行に提出する書類は入念に準備する。そもそも銀行は好意から君にお金を貸したがってはいないのだから。準備作業の中で、自分の冷静な判断力も取り戻せる。 ・支店長とは日頃から親交を深めておくこと。相手から投資話の分析について有用な情報が聞けるはず 説教臭い心構えだけでなく、実際的に、会社の出資比率と銀行の融資比率の調整や、買収候補先との不良債権や過剰在庫に関する話し合いを持ち、買収価格の交渉を重ねること、債権を相手に残して、通常営業循環(例えば6カ月)にある在庫を買い取る条件の提示、といった交渉のヒントも与えてくれています。 残りの27通の内容も知りたくなりはしませんか? ぜひ、ご自身で手に取られることをお勧めします。 人生の折り返し点を迎えるあなたに贈る25の言葉 50歳からの生き方 働く君に贈る25の言葉現役の経営コンサルタントが管理会計をテーマに情報発信します