そうか、君は課長になったのか。(24)課長だからといって格好つけるな - 「一個の人間」と部下もわかっている

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■ 「立場」を守ろうと格好つけても本質はもうばれているよ!

コンサルタントのつぶやき

このシリーズは、現在、東レ経営研究所特別顧問:佐々木常夫さんの16万部を超える「課長本」の決定版の1冊から、私が感銘を受けた言葉をご紹介(時には、私のつまらないコメント付きで)するものです。

佐々木さんのご紹介:オフィシャルサイト

部下が付く管理職になれば、部下からどう見られているか、とても気になるのが人情というものです。無理もないのですが、例えば、あなたが課長ですが、課長にも上司として部長が存在します。部長から、部下の前で叱責を受けたら、メンツを潰されないように必死に抗弁したり、部下に責任を転化したり、いろいろと自己防衛本能が働かせてしまうのも心情として理解はできます。

しかし、誰の目にも明らかなミスをした場合は、素直に「申し訳ありませんでした。以後、気をつけます」と即時かつ丁寧に謝罪する姿も、すがすがしく、頼もしく見られるでしょう。間違っても、部下のせいにして言い逃れしないこと。結局、部下の仕事の結果責任は直属の管理職である課長にあるのですから、部下に責任転嫁すること自体があり得ないことなのです。

また、部長と個人的な見解が違うだけという場合でも叱責を受けるケースがあります。この時も、自己弁護に終始して、議論を挑んでも、思いと思いがぶつかるだけで、結局、立場上の軽重で結論が出がちです。さすれば、そういう抵抗は見苦しいだけで、何も得るものは何と心がけるべきです。そういう時は、

「部長のおっしゃることはわかりました。部長の意見を踏まえてもう一度作り直してみますので、お時間をください」などど局面を変えるような対応をするのがいいでしょう。

という佐々木さんのアドバイスが生きてくると思います。

部長は課長であるあなたより経験があり、違う角度から物を見ることができる可能性もあります。その意見を一度呑み込んで、自分の意見を検証する機会を持つことは有益だと思います。いきなり、部長に論戦を挑んで勝ち負けを明確にするのも、あなたが部下の手前、メンツにこだわる気持ちがあるように、部長にだって立場というものがあるのです。

■ 部下には自然体のあなたを見せるのが一番!

あなたが、常日頃、部下の仕事っぷりを見ているように、部下も間近であなたの仕事っぷりを見ています。多少、部長から批判を受けたからと言って、格好の悪いところを見せたからと言って、それだけで、直ちにあなたへの信頼や尊敬の念が減じることはありません。

あるいは、あなた自身が部下の作った資料でプレゼンをしても、通らなかったとき、あなたの渾身の仕事がクライアントや部長に認められず、却下された時、どういう反応を示しますか?

部下と一緒に落胆して、涙を流して悔しがってもいいじゃありませんか。部下に愚痴や心情を吐露して、慰めてもらうのもいいじゃありませんか。自分が感じてるまま、自然体でいることが、人間としての信頼感を得ることができると自分は思います。

私の身近に、常にポーカーフェースで、ちょっとやそっとじゃ動じない泰然自若とした大人の管理職がいます。自分もそうなりたいなあ、と憧れてはいるものの、自分は喜怒哀楽が激しくで、それを隠すことが完全に不可能なのです。昔は相当、管理職失格ではないかと、悩んだものですが、今では開き直っています。部下にも、「自分は喜怒哀楽が激しくで、もしかすると一時的に迷惑をかけるかもしれないけどごめんね。でも、いつまでも引きずらない性分だからあまり気にしないでね」と断りを入れています。

顔を真っ赤にして、大声で部下を叱責することがよくあるのですが、その直後には、その「怒り」の感情はすっかり消え上せて、叱責した部下と冗談をすぐに言い合う状態になったりします。最初、付いたばかりの部下も面喰っているようでしたが、私が自分を偽っていないことが伝わり、ねちねちと引きずらないことを理解してもらった後は、相手もサバサバと私の「怒」をいなすようになりました。大したものです。(^^;)

■ 作り物の感情は所詮ニセモノ。ニセモノはばれるものです!

佐々木さんによれば、

失望の底にいるのに、元気な顔で演ずるのは健気ではありますが、どこまでいっても演技でしかありません。演技は世の中に通用しません。周囲の人は皆、君が本当はどう感じているかわかっているのです。だったら、わざわざ演技する必要などないではありませんか。君が感じたとおり、そのままを表現したらいいと私は思います。

不満や失意は隠そうとすればするほど、表情や言動に出るものです。TPOと程度にもよるのでしょうが、人間性をそのまま見せた方が、人間関係はうまくいくものだ、と達観するようになりました。ビジネスか否かを問わず、人間関係は信頼関係。信頼できるかどうかは、対話のなかで、どれだけ真摯に相手のことを受けとめ、相手の気持ちに寄り添って、自分の考えをストレートに表現しているかどうかで決まります。

ウソ、へつらい、ごますり、ごまかし、すり替え、、、

一時的に、そういうテクニックで口説き落としたり、説得しても、長続きはしません。私は、部下とも上司とも、そしてクライアントとも長期的な信頼関係を築いていきたいのです。思ったことを口にできない場合、そういう環境や状況の方をどうにかしようとします。まあ、周りの人が諦めてくれて、こういう自分を受け入れてもらっているという、甘えがどこかにあるのかもしれませんがね。(^^;)

その甘えの分、仕事でお返ししようと日々、努力しているのであります。

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