そうか、君は課長になったのか。(31)口は災いのもと - 悪口は本人の前でも言う

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■ 仕事での思い込みは致命的。相手に不信感を持って丁寧に説明して丁度いい!

コンサルタントのつぶやき

このシリーズは、現在、東レ経営研究所特別顧問:佐々木常夫さんの16万部を超える「課長本」の決定版の1冊から、私が感銘を受けた言葉をご紹介(時には、私のつまらないコメント付きで)するものです。

佐々木さんのご紹介:オフィシャルサイト

 私は、長いビジネスマンとしての経験から「自分の意見ははっきり述べるべき」と確信しています。
だから、会議やミーティング、普通の会話でも、なるべく発言して自分の考えを伝えることを心がけてきました。
仕事で一番怖いのは「思い込み」です。「わかってくれるだろう」「言わずもがなだ」などと考えて、きちんと言葉にして伝えていないと、相手が勘違いしてとんでもないことになってしまうものだからです。むしろ、「言ってもわかってくれないのだから、何も言わなければそれこそ何もわからない」くらいに考えてちょうどいいのです。

いろいろなビジネスシーンで積極的に会話・対話して、他にもいいことがあるのでしょうか?

(1)発言することで、自分の考えを整理することができる
(2)相手との相違点を明らかにすることで、議論を深め、もっといい解決策に辿り着くことができる
(3)相手との対話の中で、自分の考え方や価値観を鍛え、磨き上げることができる

長時間に及ぶ会議で一言も発しない人、ただ上司の指示を黙々と聞く人は、つまらないミスはせず、着実に仕事をこなすかもしれませんが、自発的に物事を考え、周囲とのすり合わせを主体的にしてこないと、ビジネスパーソンとしての成長は考えられません。会話・対話の中で、ぶつかったり、間違ったりしてこそ、自分の腕が磨かれるものです。

⇒「ロバート・ケネディ(1)あえて大きな失敗をする人だけが、大きな成功を実現できる

■ 陰口はずっと陰でいることはまずないことを承知で口にする勇気と覚悟が大事!

佐々木さんは、ストレートにものをいうことを推奨されています。

上司にもはっきりモノを言うべきと。定時近くになって突然ミーティングをしよう、とか、仕事が立て込んでいる時に、急に短納期の作業を差し込んでくるとか、はっきりと意見を述べることが重要です。というのは、

(1)いやいや仕事をしていても士気が上がらず、作業品質に悪影響を及ぼす
(2)上司の欠点を指摘してあげることで、部下からの不評な部分を是正する機会を与える

という効果があるからです。

だから、私は部下に、「暗黙知はダメ、言語知だよ」と口をすっぱくして言ってきました。

しかし、同時に「口は災いのもと」とも言います。特に、上司や同僚、顧客や取引先など、人物評価に触れるもの、簡単に言うと悪口、陰口の類はできるだけ口にするのを避けるべきでしょう。というのは、誰かに話したことは、回りまわって必ず本人の耳に届くからです。

「ここだけの話だよ」という話を耳にしたことはありませんか? たいていの場合、このフレーズで話される内容は、至る所で会話されていると考えて間違いありません。(^^;)

私も、このフレーズで切り出すのに相応しい話題は、本人の耳に届いても、公になっても問題が無いか、あるいは私自身の覚悟があるものだけについて口にするようにしています。

仕事は、基本的にチームワークでするものですし、お互い様、お世話様で協力し合ってするものです。だって、わざわざ違う個性の人間を大勢集めて、会社という組織集団で仕事をしているのですから。一人でやった方が意思疎通に問題は生じませんが、一人でできることには限界もあります。

それゆえ、陰口が思いのほか、言われた方の心にずしりと来て、いざという時に、協力を取り付けられないか、悪くすると、わざと足を引っ張られたりもします。

■ 陰口は、本人にも言えば、表口になる!

では、どうしても他人の悪口を言いたくなったらどうすればいいでしょうか???

我慢すると、自分にストレスが溜まります。仕事に無関係な誰かに喋っても、本人に伝わるリスクはゼロにはできません。たとえ、本人に言わないとしても、思っていることは、表情や目、日々の接する態度に出てしまうものです。言いたいことを我慢することは、

(1)自分自身のストレスを大きくして、仕事の品質に影響が出る
(2)知らず知らずに本人に伝わり、結局、陰口を言ったのと同じ悪影響が出てしまう

まるでいいことありません。ではどうしたらいいでしょうか?

これは、佐々木さんも推奨していますし、私自身も実践しているのですが、最高の解決策は、本人にも思っていることを伝えることです。

佐々木さんは練れていらっしゃるので、
「あなたは怒りっぽい人ですね」を、「あなたはときどき激しくなりますね」という風に、言い換えて、微妙に印象を最悪にしないような工夫をされていたそうです。

私は、そのままストレートに言います。私は、喜怒哀楽がはっきりしており、思っていることが表情や言動にダダ漏れなので、開き直ってしまいました。(^^;)

そして、もっといいメリットもあると思っています。

たとえば、上司の品評は必ず部下の耳に入れるようにしています。部下が私を飛び越えて、直接、私の上司とやり取りする場面での参考情報にしてもらうためです。

また、部下の品評も、本人にも周囲の人にも、はっきりと口にします。当然、皆の前で本人に言うときの言い方と、本人を呼び出して言う時とでは、さすがの私でも微妙に(本当に微妙にですが)言い方をチューニングしているつもりです。これは、自分自身が上司やマネージャーからどう見られているかを明確に自覚してもらいたいからです。それを自分自身の成長の糧にしてほしい。そのためには、悪者になる覚悟があります。

どんどん言いましょう。表口!

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