本格的リニューアル構想中のため、一部表示に不具合があります m(_ _)m

孫子

スポンサーリンク
孫子の兵法(入門)

孫子 第9章 行軍篇 42 絶濶(ぜっかん)に天井(てんせい)に遭わば、亟(すみや)に之を去り

■ 敵の実力を発揮させない。自社の実力を発揮できる土俵で戦う! 断崖絶壁にはさまれた谷間で行動中に、①天然の井戸、②天然の穴倉、③天然の仕掛け網、④天然の落とし穴、⑤天然の切り通しなどに遭遇したときは、必ず、すばやくそこから離脱して、接近し...
孫子の兵法(入門)

孫子 第9章 行軍篇 41 水流至らば、渉(わた)るを止め

■ 株式相場の格言にもあります 「休むも相場」「損して休むは上の上」 上流で雨が降り、増水した水流がすでに渡河地点に及んだならば、渡河を中止して水かさが減るまで待機せよ。 ----------------- 完全に消化試合ですみません。この...
孫子の兵法(入門)

孫子 第9章 行軍篇 40 軍は高きを好みて下(ひく)きを悪(にく)み

■ ポジショニングの兵法 - とにかく組織が有利なように布陣する! 軍隊は、高地を好んで低地を嫌い、日当たりのよい南に面した場所を最上として、日陰になる北に面した場所を最悪とし、兵士の衛生に気を配りながら、水や草の豊かな地域を占めるようにし...
スポンサーリンク
孫子の兵法(入門)

孫子 第9章 行軍篇 39 四軍の利は、黄帝の四帝に勝ちし所以なり

■ 分析の兵法 - とにかく組織が安全になる行動を分析する! (1)山岳地帯における注意点 さまざまな地形に軍隊を配置し敵情を偵察するのに、 ① 山を越えるには谷沿いに進む ② 高地を見つけて休息場所を確保する ③ 戦闘に入る場合は、高地か...
孫子の兵法(入門)

孫子 第8章 九変篇 38 将に五危有り

■ 複雑にして調和のとれた精神を宿した者のみが生き残るのだ! 将軍(組織の統率者)には、5つの危険がつきまとうものです。 (1)思慮に欠け決死の勇気だけの者は殺されます (2)勇気に欠け生き延びることしか頭にない者は捕虜にされてしまいます ...
孫子の兵法(入門)

孫子 第8章 九変篇 37 吾(わ)が以(もっ)て待つこと有るを恃(たの)むなり

■ 他者に振り回されないだけの主体性を確保することが大事! 軍事力を運用する原則は次の2つ 1.敵がやって来ないことをあてにするのではなく、わが方に敵がいつやって来ても良いだけの備えがあることを頼みとする 2.敵が攻撃してこないことをあてに...
孫子の兵法(入門)

孫子 第8章 九変篇 36 智者の慮(りょ)は、必ず利害を雑(まじ)う

■ 物事は多角的に見る癖を付けよう! 智者の思慮は、ある一つの事柄を考える場合にも、必ず「利」と「害」との両面をつき混ぜて洞察します。 利益になる事柄には害の側面をも交えて考えるなら、その事業は必ず狙い通りに達成できます。 害となる事柄には...
孫子の兵法(入門)

孫子 第8章 九変篇 35 将の九変の利に通ずる者は

■ 地の利を計り、現場判断を重視する 前章に引き続き、組織(軍隊)を運用する際に留意すべき点は以下の通り。 将軍(指揮者)が君主(経営者)の出動命令を受けて、軍(組織)を編成し、兵士(社員)を統率しながら進撃するにあたり、 ① 「圮地(ひち...
孫子の兵法(入門)

孫子 第7章 軍争篇 34 高陵(こうりょう)には向かう勿(なか)れ

■ 戦場での組織(軍隊)の運用方法について 組織(軍隊)を運用する際に留意すべき点は以下の通り。 ① 高い丘の上に陣取っている敵軍に攻め上がったりしてはならない ② 丘を背にして攻撃してくる敵軍を迎撃してはいけない ③ 偽って敗走する敵軍を...
孫子の兵法(入門)

孫子 第7章 軍争篇 33 民の耳目を壱(いつ)にする

■ 組織の統率と連絡、相手側の混乱に乗じる方法について 口で言っただけでは互いに聞こえないから、太鼓や鉦(かね)を用意する。 手で示しただけでは互いに見えないから、旗や幟(のぼり)を準備する。 1.自軍の統率に心がける 太鼓や鉦、旗指物など...
孫子の兵法(入門)

孫子 第7章 軍争篇 32 兵は分合(ぶんごう)を以って変を為す者なり

■ この章がかの有名な「風林火山」です! 軍事行動は敵を欺くことを基本とし、利益にのみ従って行動し、分散と集合の戦法を用いて臨機応変の処置を取ります。 だから、 ・風のように迅速に進撃し、 ・林のように静まりかえって待機し、 ・火が燃え広が...
孫子の兵法(入門)

孫子 第7章 軍争篇 31 諸侯の謀を知らざる者は

■ 知る、知る、知る。 情報を収集して分析して行動を意思決定する! 1. 諸侯たちの利害計算の腹づもりが読めないのであれば、あらかじめ親交を結ぶことはできません。 2. 山岳や森林地帯、険阻な要害地帯や水沢地帯などの地形を呑み込んでいないよ...
孫子の兵法(入門)

孫子 第7章 軍争篇 30 迂(う)を以て直と為し、患いを以て利と為す

■ 出遅れた時の挽回の仕方 指揮官が君主の出撃命令を受けてから、軍を編成し兵士を統率して、敵軍と対陣して静止するまでの過程で、戦場への軍の先着を争う「軍争」ほど困難な作業はありません。軍争の難しさは、迂回路を直進の近道に変え、憂い事を利益に...
孫子の兵法(入門)

孫子 第6章 虚実篇 29 兵の形は水に象(かたど)る

■ 組織は「水」のように無形の形を持っている方が良い そもそも軍(組織)の形は水を模範とします。 水の運行は高い場所を避けて低い場所へ走ります。同じように軍も、敵の兵力が優勢な実(じつ)の地点を回避し、敵の備えが手薄な虚の地点を攻撃して勝利...
孫子の兵法(入門)

孫子 第6章 虚実篇 28 兵を形(あらわ)すの極みは、无形(むけい)に至る

■ 勝利の方程式を隠す 組織の態勢を現す極致は、自組織を無形に到達することです。無形であれば、味方の陣営奥深く潜入した間諜も、自組織の態勢を読み取ることができません。知恵者も自組織の態勢を推し測ることができません。敵組織の態勢に応じて、優勢...
孫子の兵法(入門)

孫子 第6章 虚実篇 27 之れを蹟(あとづ)けて動静の理を知り

■ 敵情を知るためには? 敵の兵力を分散させるには、まず敵情の把握が必要になります。 その手段としては次の4つ。 ① 敵軍を尾行してその行動基準を割り出す ② 敵軍の動静を把握して、その死活を分ける土地を割り出す ③ 敵軍の置かれている状況...
孫子の兵法(入門)

孫子 第6章 虚実篇 26 能(よ)く寡を以て衆を撃つ者は

■ 自軍の虚と敵軍の実 - 多勢に無勢でも勝利を呼び込む戦術とは! ① 隠密行動で敵の力を分散させる 敵軍には態勢を露わにさせておきながら、自軍の側は態勢を隠したままにすると、自軍は敵軍の配置が判明しているから、不安なく兵力を集中することが...
孫子の兵法(入門)

孫子 第6章 虚実篇 25 進むも迎う可からざる者は、其の虚を衝(つ)けばなり

■ 敵の不備をつく! ① 自軍が進撃しても決して敵軍が迎え撃つことができないのは、その進撃路が敵の兵力配備の隙を衝くからです。 ② 自軍が退却しても決して敵軍が退却阻止をできないのは、その退却路が遠すぎて追撃できないからです。 ③ 自軍が戦...
孫子の兵法(入門)

孫子 第6章 虚実篇 24 善く戦う者は、人を致すも人に致されず

■ 虚々実々の駆け引きで絶対優位を築く! 先に戦場にいて敵軍の到着を待ち受ける軍隊は安楽だが、後から戦場にたどり着いて、休む暇もなく戦闘に駆け付ける軍隊は疲弊します。したがって、戦上手な人というのは、敵軍を思うがままに動かして、決して自分が...
孫子の兵法(入門)

孫子 第5章 勢篇 23 善く戦う者は、之を勢に求め

■ 烏合の衆でも「勢」を与えれば勝利できる! 巧妙に戦いを仕掛けられる者は、戦闘に突入する勢いによって勝利を得ようとします。 「勢(組織全体の戦闘力・戦闘態勢)」を発動させるには、 1.兵士の個人的勇気には頼らずに、組織の統率・指揮力を発揮...
孫子の兵法(入門)

孫子 第5章 勢篇 22 善く敵を動かす者は

■ 餌で釣って敵を意中の場所におびき出す 巧妙に敵軍を移動させる者が、敵にあるハッキリした形(戦闘態勢)を示すと、敵は決まってその形に対応しようと行動してくるし、敵に何かの利益を与えると、敵はきまってその利益を取ろうと行動してきます。 こう...
孫子の兵法(入門)

孫子 第5章 勢篇 21 紛紛紜紜(ふんぷんうんうん)、闘乱するも乱る可からず

■ 変化の中で上手く統率し続けるコツとは? 部隊編成や指揮命令系統の規律が徹底している組織は、まるで糸がもつれ合い絡み合うように、両軍入り乱れた混戦模様になっても、組織や指令が混乱に陥ったりはしません。 水がぐるぐる渦を巻くように、絶えず陣...
孫子の兵法(入門)

孫子 第5章 勢篇 20 善く戦う者は、其の勢は険にして

■ 投入のタイミングを計る! 水が激しく流れて石をも漂わせるまでに至るのが、勢い(勝利に向かう力)です。 猛禽が急降下し、一撃で獲物の骨を打ち砕くまでに至るのが、節目(勝利を決する瞬間)です。 たから、巧みに戦う者は、その戦闘に突入する勢い...
孫子の兵法(入門)

孫子 第5章 勢篇 19 戦いは、正を以(もっ)て合い、奇を以て勝つ

■ 「奇」とは「奇策」にあらず。「正当策」で部隊を配置することである 戦闘というものは、正法で敵軍と対陣し、奇法で勝利を得るものです。 正法の態勢から適切に奇法を繰り出す者は、その奇法の出し方が無限であり、その組み合わせは尽きることがないの...
孫子の兵法(入門)

孫子 第5章 勢篇 18 衆を治ること寡(か)を治るが如く

■ 統率力により大軍をあたかも少数精鋭のように操る技術が必要! 第5章 勢篇は、「統率力」により、組織を勝利に導く方法を説きます。 兵士個人個人が勇気奮闘することを前提として勝利を頼むのではなく、戦闘に突入する軍全体の形勢によって勝利をつか...
孫子の兵法(入門)

孫子 第4章 形篇 17 積水の千仭の溪(たに)に決する

■ 水が低きに流れるのは道理。道理にしたがって勝ちを計算する! 彼我の勝敗を計算する者は、人民を戦闘させるにあたって、満々とたたえた水を千仭の谷底へ決壊させるように仕組む。それこそが勝利に至る態勢なのです。 孫子 (講談社学術文庫) ---...
孫子の兵法(入門)

孫子 第4章 形篇 16 善なる者は、道を脩(おさ)めて法を保つ

■ 五段階の思考回路で勝算を立てる! 優れた戦略家は、戦闘における勝敗の道理を実践し、戦闘における勝敗の原則を忠実に守るものです。だからこそ、思うがままに勝敗を操る支配者となれるのです。 ではその道理・原則とは何でしょうか。次にあげる5つで...
孫子の兵法(入門)

孫子 第4章 形篇 15 勝兵は先ず勝ちて而(しか)る後に戦う

■ 勝負は戦う前に既に決している! 勝因に対する洞察力が一般大衆と同じレベルでは大した戦略家だとは言えません。 (以下は孫子流の比喩の言葉が並びます) 戦闘に勝利した後、天下中の人々が立派だと褒め称えるようでは優れた戦略家とはいえない。 細...
孫子の兵法(入門)

孫子 第4章 形篇 14 先ず勝つ可(べ)からざるを為して

■ 勝つかどうかの前にまず負けない態勢を作る! いくさ上手な者は、まず敵軍が自軍を攻撃しても勝つことのできない態勢を作りあげておいて、敵軍が態勢を崩して、自軍が攻撃すれば勝てる態勢になるまでじっと待っているものです。 敵軍が決して自軍に勝て...
孫子の兵法(入門)

孫子 第3章 謀攻篇 13 彼を知り己を知らば、百戦して殆(あや)うからず

■ 良く知る者。自ずと勝利を導く! 勝利を予知するのに5つの要点があります。 1.戦ってよい場合と戦ってはいけない場合とを分別している 2.大兵力と小兵力それぞれの運用法に精通している 3.上下の意思統一に成功している 4.計略を仕組んでそ...
スポンサーリンク