Tag archives for 三谷宏治

経営戦略(基礎編)

経営戦略概史(12)コトラーによる「マーケティング・マネジメント」- STP・MM・PLC戦略を体系化

■ マーケティングを普及させた『マーケティング・マネジメント』 「経営戦略」の歴史を、三谷宏治著「経営戦略全史」(以下、本書)をベースに説明していきます。コトラーが著した『マーケティング・マネジメント』は1967年に初版が発行された後、今や12版を数えるに至っています。本著は、800ページを超える大著であるため、通読に骨が折れますが、CRMやSFA、e-commerce などにも言及されており、常…
続きを読む
経営戦略(基礎編)

経営戦略概史(11)アンドルーズは「戦略プランニング手法」を広めたが戦略自体はアートだと信じた - SWOT分析はここから始まった

■ 近代マネジメントの到達点『ビジネスポリシー』 「経営戦略」の歴史を、三谷宏治著「経営戦略全史」(以下、本書)をベースに説明していきます。バーナード、ドラッカー、アンゾフ、チャンドラー、そしてバウアーたちが打ち立てたコンセプトを整理し、世に広めたのが、HBS(ハーバード・ビジネススクール)の看板教授だったケネス・アンドルーズでした。 本書によりますと、 アンドルーズは、34歳の頃には、HBSで「…
続きを読む
経営戦略(基礎編)

経営戦略概史(10)バウアーはマッキンゼーをつくり「事業部制組織」導入支援の組織戦略をコンサルファームの新商品に仕立てた

■ 織戦略コンサルティングファーム マッキンゼーの誕生 「経営戦略」の歴史を、三谷宏治著「経営戦略全史」(以下、本書)をベースに説明していきます。本書は、学者、コンサルタント、実務家を配置して、経営戦略の歴史物語を紡いでいくバランスが絶妙です。今回は、経営コンサルティングファームの草分け、マッキンゼーを実質的に立ち上げた立役者、バウアーの物語です。 本書によりますと、 世界最大の経営コンサルティン…
続きを読む
経営戦略(基礎編)

経営戦略概史(9)チャンドラーは本当に「組織は戦略に従う」と言ったのか?

■『組織は戦略に従う』でチャンドラーが本当に語ったこととは? 「経営戦略」の歴史を、三谷宏治著「経営戦略全史」(以下、本書)をベースに説明していきます。日本の経営戦略本には、かの名言と共にチャンドラーが必ずと言っていいほど、登場します。チャンドラーが、『組織は戦略に従う(邦題)』(原題:Strategy and Structure)は1962年に出版され、前回登場したアンゾフが『企業戦略論』を19…
続きを読む
経営戦略(基礎編)

経営戦略概史(8)アンゾフは「市場における競争」の概念を持ち込んだ「経営戦略」の真の父

■ アンゾフが活躍した黄金の1960年代とは 「経営戦略」の歴史を、三谷宏治著「経営戦略全史」(以下、本書)をベースに説明していきます。いよいよ「近代経営戦略論の父」と呼ばれているアンゾフの登場です。彼の提唱したいくつものコンセプトは、現在、筆者がコンサルティングする現場においても決してまだ色褪せてはいません。 本書より、簡単に彼の経歴を紹介すると、 ・数学と物理の修士号、応用数学の博士号をとった…
続きを読む
経営戦略(基礎編)

経営戦略概史(7)ドラッカーが「マネジメント」の有用性を世間に広めた”伝道師”

■ 経営学者ではない。「マネジメント」の伝道師を担った文筆家だ! 「経営戦略」の歴史を、三谷宏治著「経営戦略全史」(以下、本書)をベースに説明していきます。とうとうドラッカーの番になりました。本気を出すと、ドラッカーとポーターは何回連続投稿しても終わりそうにないので、ここでは思い切って1回こっきりの極シンプルな説明に収めたいと思います。 本書(P69~)によりますと、 ピーター・ドラッカー(190…
続きを読む
経営戦略(基礎編)

経営戦略概史(6)バーナードが「経営者の役割」を示して世界恐慌に苦しむトップを鼓舞した

■ 外部環境への適応手段としての経営戦略 「経営戦略」の歴史を、三谷宏治著「経営戦略全史」(以下、本書)をベースに説明していきます。「第2章 近代マネジメントの創世」ということで、チェスター・バーナードを取り上げます。彼は1927年から約20年間、アメリカのベル電話システム傘下のニュージャージー・ベル電話会社社長を務め、その社長在任中の1938年に主著『経営者の役割』を刊行し、一躍、経営学の世界で…
続きを読む
経営戦略(基礎編)

経営戦略概史(5)ファヨール(フェイヨル)が「経営管理プロセス」を初めて定義した

■ 没後30年たって有名になった鉱山経営のプロ 「経営戦略」の歴史を、三谷宏治著「経営戦略全史」(以下、本書)をベースに説明していきます。テイラー、メイヨーと並ぶ近代マネジメントの巨頭のひとり、アンリ・ファヨール(フェイヨル)を取り上げます。彼はフランス人で、フランス語表記に幅があり、ファイヨールとも表記されます。日本語ですらこのあり様ですから、彼が、50代後半からその豊富な経営経験を、独自の経営…
続きを読む
経営戦略(基礎編)

経営戦略概史(4)メイヨーと「人間関係論」

■ 「ミュール実験」10分休憩4回で離職率激減!? 「経営戦略」の歴史を、三谷宏治著「経営戦略全史」(以下、本書)をベースに説明していきます。前回と前々回の「科学的管理法」に代表される、なんでも科学的に分析して管理できるとする「大テイラー主義」によるテイラー、フォードと対極をなす、「大メイヨー主義」の創始者であるメイヨーの「人間関係論」を取り上げます。 本書によりますと、 メイヨーは、オーストラリ…
続きを読む
経営戦略(基礎編)

経営戦略概史(3)大衆社会を生み出した「フォード生産システム」

■ 世帯収入の1/8の車、T型フォードの衝撃! 「経営戦略」の歴史を、三谷宏治著「経営戦略全史」(以下、本書)をベースに説明していきます。前回のテイラーの愛弟子ともいえる、「フォード生産システム」の生みの親、ヘンリー・フォードを今回は取り上げます。 本書によりますと、 テイラーと同じく、フォードもアカデミックな象牙の塔の出身ではなく、16歳の時、見習い機械工として社会に出ました。紆余曲折を経てフォ…
続きを読む
12
TOPへ