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(人間発見)丸屋本社社長 玉川恵さん 薩摩の街にぎわいずっと(4) 2015年2月13日 日経新聞(夕刊)より

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■ 財務数値を作る人とそれを見る人

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「 「莫大な借金をどう返すのですか」。厳しい言葉も浴びました。悔しさで涙がこぼれ落ちます。何とか開業したいと地元の鹿児島や東京で築いたあらゆる人脈にすがりテナントを集め、出店にこぎつけましたが、肝心の収益という結果が出ませんでした。
失敗の原因は明らかでした。開業準備期間中、私が焦るあまり、様々なことがコントロールできなくなっていました。投資金額が当初予算を大きく上回り、テナントとの賃貸条件や実際の売上高も事業計画と大きく乖離(かいり)していたのです。私が理想として「街のオアシス空間にしたい」とたくさん作った館内のイベントスペース「ガーデン」も催しがない日は閑散としていました。
出来上がった決算書の数字を読み解く仕事を経験し、会社の経営状態は理解できても、物販・サービスで収益を確保する商業施設の経営者として素人だという事実を突きつけられました。ただここで逃げるわけにはいきません。開業責任者である私が辞めれば、会社は本当に破綻する。「どうか、しばらく頑張らせてください」と役員に懇願しました。」

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財務数値については、それを眺めてあれこれ分析する能力と、その数値自体を作り出す能力は別みたいです。
当然、稀代の名経営者というのは、その両方の能力を兼ね備えた秀逸な人材のようです。
僭越ながら私の持論を言わせていただくと、
① 事業プランを立てるときに、帰結としての財務数値のイメージを頭に思い浮かべられる
② 卓越した事業プランそのものを巧妙に実現する事業運営能力がある
③ 事業運営の結果(決算数値)を分析して、次の手を考えられる
これがワンセットで、一人の頭の中でやり切れると名経営者かもしれません。
もし、一部でもできない場合は、その部分を協力者に委ねます。
他人に任せる器(うつわ)、この器量を併せ持つことも大事ですね。


まあ、私は一人であれこれできないことが自覚できているので、周りのひとに頼りきりですが。。。(^^;)

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