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(駆ける魂)柏レイソル監督 吉田達磨(下) 2015年3月4日 日経新聞(夕刊)より

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■ 中学時代から指導者の夢 選手「やれるぞ」変化の兆し

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「うまいやつが一番。ただ走り回っているのがサッカーじゃない。考えないでプレーしてもダメ」。そんなふうに説く指導者に次々と出会い、あこがれた。
吉田には選手を生かすも殺すも指導者しだいとわかっている。柏に入った1993年、コーチに全く理解されなかった。「何をやっても否定され、サッカーのやり方がわからなくなった。あれがサッカー人生の悪い意味でのハイライト」
オフトにこう話しかけられた。「指導者をしているなら、もうわかるだろう。ポジショニングには限界がない」。意訳すると「体が小さかろうが、ポジショニングを突き詰めることはできる」ということらしい。その思想はいまの吉田のサッカーの根幹を成している。
昨年、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)の合宿で知将ペップ・グアルディオラが子どもに向き合っているかのような口ぶりで、スター選手に要求をぶつけているのを目にし、心は定まった。相手が子どもでもプロでもアプローチの仕方を変える必要はない。
1月の始動日に「オレは監督だから、うるさいよ」と宣言した。「細かなことを指摘されたくない選手、新しいものを受け入れたくない選手もいる。でも、なるほどと思うことが一つあれば、求めてくるようになる。最初は様子を見ていたけれど、やれるぞ、面白そうだぞと感じて前向きになった選手がいる」
チームは確実に変質を始めている。もちろん苦難を経るだろうが、新しいものができあがる予感が漂う。

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ビジネスの世界にも「コーチング」について解説本が山のようにあります。
・相手に考えさせる
・考えさせるために、言うべきことは言う
・相手に迎合しない。説得力・納得感があれば絶対に受け入れられるという「信念」を持つ
「魚を与えるのではなく魚の釣り方を教えよ」
Give a man a fish and you feed him for a day. Teach him how to fish and you feed him for a lifetime.
「授人以魚 不如授人以漁」
老子の言葉とされています。
(似たような格言は、ユダヤや東南アジアにもあるそうですが)
えっー!? もう吉田さんのコラム終了ですか。もっと読みたかったです。

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