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アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉(47)子どもにとっては家族こそが世界である!

本レビュー
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■ 子どもが親の愛情を得るための行動戦略とは?

コンサルタントのつぶやき

子供にとって家族は「世界そのもの」であり、
親から愛されなければ生きていけない。
そのための命がけの戦略が
そのまま性格の形成につながるのだ。

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本書では、子どもが必死になって親の愛情を求めるさまを次のように語られています。

動物のドキュメンタリー番組で、子馬が生まれるシーンを見たことがある方は多いでしょう。子馬は母馬から生まれてすぐに自分の足で歩き始めます。しかし、人間は違います。人間の子供は他の動物に比べて極めて未成熟な状態で生まれてくるがゆえに、親の助けなしに一人では生きていくことはできないのです。そのため、人間の子供は親から見放されることを極端に恐れます。このような弱い存在が親から見捨てられることは、死の宣告に等しいからです。そうして、子供は親に愛され、認められようと必死に努力をします。

ちなみに、本編に関係のないトリビアですが、なぜ人間の赤ちゃんが未熟児状態で生まれてくるかというと、大きく発達させた大脳を収めた頭蓋骨がギリギリ母親の産道を通れる大きさがあの成熟度の限界なのだそうです。

さて話を本筋に戻しますが、
子どもは、親の注意(=愛情)を惹くために、親の言いつけを従順に守る優等生を演じたり、自分の弱さを強調して同情を引くために病弱になったり、問題行動を起こして、怒られることで注意を引こうと、様々な行動に出ます。

これらは、全て、親の愛や関心を引くために、各自が持てる最大限の知恵を働かせて行う行動戦略によるものです。子どもは、それらの行動様式のうち、自分の特性や親との関係性の中で、最も親の愛情を得ることに成功した方法を試行錯誤の上で身に着けます。それがその子どもが大人に成長しても引き継がれ、やがてその人のライフスタイル(=性格)となっていくのです。

いやあ、自分は姉さん女房なので、両親の元を離れ、一人暮らしを経て、結婚生活に入りましたが、一人暮らしの時代以外は、生まれ故郷で両親の元で子どもを演じ、今は女房の気を引くために、長男を演じています。(^^;)

というより、日常生活困難者であるため、仕事以外のタスクは一切請け負わない。本当の自分の息子からもタメ口。ほんと、ダメダメなおじさんです。自分、不器用ですから。(高倉健風)(^^;)

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