■ 1700万人を魅了する時短ビジネスの全貌
お客様が本当に欲しいモノに絞り込んで、いいモノを安く、を実現する。QBネットは理容業で”ヘアカット”だけに絞り込んだ。時短にトコトンこだわって、スタイリストのトレニーング、動線チェックを繰り返す。
究極的には、独自設備の改善・開発にまで踏み込む。鏡と脇棚の角度を139.68°にして、スタイリストが作業を止めずにハサミを持ち替えることを発見。切った髪の後始末も備え付けのバキュームを使用する。スタイリストの生産性を追求し続ける。
過去に出店を加速させ、従業員(スタイリスト/スタッフ)に過重に負担をかけ、離職率が50%/年にまで至った危機があった。
- 年一回の技能大会
- カットスクール(8時間/日×半年、しかも有給)
- トヨタ流作業研究によるスタッフ個別への現場での技能アドバイス
- 売上/利益ではなく、接客や顧客満足度による業績評価・表彰制度
とことん従業員満足の最大化に努力する。
それは「ヒトが資本のサービス業において、お客様に選ばれる前に、働く人に選ばれなくてはいけないから」
「働く人を幸せにできなければ会社は存在する価値がない」
それは、北野社長の日債銀倒産の実体験からくる信念。
客から信頼されていなければ、身体の一部である髪は触らせてもらえない。そして、どんな景気状況でも、自分で自分の髪を理想通りに切ることは不可能だから、絶対に需要はなくならないという着眼点。儲かるビジネスとしての起業の発想もさることながら、ビジネスモデルの進化・多様化にも積極的。
海外では、「QBシェル」というコンパクトスペース利用のためのユニットを開発。逆に海外スタッフを教育する中で得た知見を国内のスタイリストのトレーニングに逆輸入。女性向けのちょっとおしゃれニーズに対応して、「カット&スタイリング」サービス店をオープン。高齢者が多数住むエリアには高齢者向け店舗の展開。さらに、老人介護施設への訪問移動サービスも手掛ける。しかも専門スタッフは全員介護の資格を有する。
3名からなるデータサイエンティストチームが、スタッフ個々人の動作研究(秒単位)から、店舗の販売状況(分単位)まで解析し、改善策を提示する仕組みを作り上げている。
「必要とされる“信頼感”がビジネスを広げる」
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