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経営戦略

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孫子の兵法(入門)

孫子 第12章 用間篇 63 三軍の親(しん)は、間よりも親しきは莫く - 情報収集こそ、自軍の消耗を最小にしたうえで勝利する道である

■ 情報戦を制する者が勝利者となる近道である! 組織の中において、君主や将軍との親密さでは間諜(スパイ)と最も親しく、恩賞では間諜を最も厚遇し、様々な軍務では間諜の扱う情報を秘密裏に進められなければなりません。 君主や将軍が俊敏な思考力の持...
孫子の兵法(入門)

孫子 第12章 用間篇 62 間を用うるに五有り ‐ 情報源は常に複数用意しておく

■ 情報収集の手段を幾重にも準備し、かつそれぞれの存在を秘密にしておく 間諜(スパイ)の使用方法には5種類あります。 これら5種類の間諜に並行して諜報活動をさせながら、互いにそれぞれが位置する情報の伝達経路を知らさずにいることを神妙な統轄方...
経営戦略(基礎)

経営戦略概史(20)ストークが東京から放った「タイムベース戦略」- ケイパビリティが測定可能に!付加価値向上とコストダウンの両立策とは?

■ 生産オタクのストーク、ヤンマーに学ぶ! 「経営戦略」の歴史を、三谷宏治著「経営戦略全史」(以下、本書)をベースに説明していきます。今回は、大テイラー主義的手法でケイパビリティ派初の具体的な戦略として提示された「タイムベース戦略」「タイム...
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孫子の兵法(入門)

孫子 第12章 用間篇 61 敵の情を知らざる者は、不仁の至りなり -事を成す前に十分に情報収集を行うことの大切さとは

■ 情報収集が会戦での勝利への近道である! 十万規模の軍隊を編成し、千里の彼方に外征するとなれば、民衆の出費や政府支出は、1日千金ほどになり、遠征軍を後方で支えるために朝野(公共部門と民間部門)を問わず慌ただしく動き回り、物資輸送に動員され...
孫子の兵法(入門)

孫子 第11章 九地篇 60 始めは処女の如く、後は脱兎の如く -主導権を握り有利な環境を作り上げるには?

■ 徹頭徹尾、主導権を手に相手を翻弄する! 戦争を遂行するうえでの要点は、敵の意図に順応して調子を合わせるところにあります。敵の進路と行程に歩調を合わせて進軍して、敵軍と同一の目的地を目指し、千里もの遠方で精確に会敵して敵将を倒すのは、これ...
孫子の兵法(入門)

孫子 第11章 九地篇 59 衆は害に陥りて、然る後に能く敗を為す - ギリギリの所まで追いつめて組織力を発揮させる

■ 将は黙って指示出しをして、本心は決して明かさない! 諸侯たちの胸の内が読めないようでは、事前に親交を結ぶことはできません。 山岳や森林地帯、険しい要害の地や水沢地帯の地形を呑み込んでいないようでは、軍隊を行軍させることはできません。 地...
孫子の兵法(入門)

孫子 第11章 九地篇 58 諸侯の情は、遠ければ則ち禦ぎ - 九種の地勢によって戦術を使い分ける

■ 九種の地勢によって軍を指揮する方法を使い分けます。状況見えていますか? 敵国への侵攻が深ければ、兵士たちは一致団結するが、入り方が浅ければ兵士たちは逃げ散ってしまうでしょう。九種の地勢での対応方法は次の通り。 (1)散地(さんち) 自国...
孫子の兵法(入門)

孫子 第11章 九地篇 57 能く士卒の耳目を愚にして - 指揮官の内心は誰にも明かしてはならない!

■ 古代中国の当時は、指揮官の真意は構成員に伝えない方が組織が動いたそうです 将軍たる者の仕事ぶりは、表面はどこまでも平静を保つので、誰からも内心を窺い知られぬほど奥深く、万事につけ個人的感情を一切出さずに公正に処置するので、軍隊内が整然と...
孫子の兵法(入門)

孫子 第11章 九地篇 56 剛柔皆な得るは、地の理なり - 思いのままに兵士(部下)を動かす方法とは?

■ 組織をまるで一人の人間のように操るためには? 巧みに軍隊を使いこなす者は、例えてみると、率然(そつぜん)のようなものなのです。率然とは、恒山(こうざん:中国河北省にある実在の山の名前)に棲む蛇のことです。その頭を攻撃すると尾が反撃してく...
孫子の兵法(入門)

孫子 第11章 九地篇 55 兵を往く所毋きに投ずれば - 敵地深くに侵攻した軍が取るべき行動とは?

■ 外征軍が成功するためには? 敵国内に進攻して上手に戦う方法としては、 1)徹底的に奥深くまで侵入する 行き場のない自軍の兵士たちは結束するので、散地(故郷が近すぎて兵士たちが逃亡するリスクのある場所)で戦う迎撃軍は対抗することができなく...
孫子の兵法(入門)

孫子 第11章 九地篇 54 其の愛する所を奪わば、即ち聴かん - 弱者の戦法 敵が万全の態勢で攻撃を仕掛けてきたら?

■ 攻勢に出てきた敵を迎え撃つには? 敵軍が大兵力のうえに、整然とした陣立てで攻め寄せてくる場合には、その敵をどのようにして待ち受ければよいでしょうか。 (1)敵の大事な所を攻めて態勢を崩す 敵が重視している地点を奪い取れば、敵はそこを奪い...
孫子の兵法(入門)

孫子 第11章 九地篇 53 利に合わば而ち動き - 弱者の戦法 自分が強いポジションが取れないときは相手の不利なポジションで戦う

■ 負けないための相手の見切り方とは? 戦闘に巧みな者は、敵に対して、 (1)先鋒部隊と後衛部隊とが接続し合わないようにする (2)大部隊と小部隊とが援護し合わないようにする (3)貴族と民衆とが救援し合わないようにする (4)上官と部下と...
経営戦略(基礎)

経営戦略概史(19)ベンチマークで復活したゼロックス・サウスウェスト航空・フォード - 安易な他社ベスト・プラクティスの模倣で成功した古き良き時代

■ ゼロックス大反攻作戦開始! 「経営戦略」の歴史を、三谷宏治著「経営戦略全史」(以下、本書)をベースに説明していきます。今回は、ケイパビリティ派の勃興の様子をベンチマーキングという手法を中心にした導入事例をベースに解説します。 最初に登場...
経営戦略(基礎)

経営戦略概史(18)ピーターズらが放った反ポジショニング的ヒット作『エクセレント・カンパニー』 -本は売れたけどコンサルは売れなかった!

■ マッキンゼーの7Sの誕生 「経営戦略」の歴史を、三谷宏治著「経営戦略全史」(以下、本書)をベースに説明していきます。今回は、ポーターが開祖のポジショニング学派に最初の大反撃がどのように行われた家の顛末をユーモア(皮肉たっぷり!?)と共に...
経営戦略(基礎)

経営戦略概史(17)キヤノンとホンダ 無鉄砲な日本企業たちの躍進 - この2社の躍進がケイパビリティ学派登場のきっかけとなった

■ 絶対王者ゼロックスに挑んだキヤノン 「経営戦略」の歴史を、三谷宏治著「経営戦略全史」(以下、本書)をベースに説明していきます。今回は、ポーターが開祖のポジショニング学派と大々的な論争を繰り広げたケイパビリティ派誕生の契機となった日本企業...
孫子の兵法(入門)

孫子 第11章 九地篇 52 地形とは、兵の助けなり - 置かれた環境に適した戦い方を採り、負けない態勢を作る

■ 敗北だけはしない最低ラインとは何か? 土地の形状は、軍事の補助要因となります。 (1)散地(さんち) 自国領地 →戦闘してはならない (2)軽地(けいち) 敵国内に侵入しているがまだ深入りはしていない箇所 →ぐずぐずしてはならない (3...
経営戦略(基礎)

経営戦略概史(16)マイケル・ポーター ポジショニング派のチャンピオン登場② - 戦略3類型とバリューチェーンは経営戦略論不朽の名作!

■ ポジショニング派のチャンピオンは、徹底的に儲けるための方策を考えさせる! 「経営戦略」の歴史を、三谷宏治著「経営戦略全史」(以下、本書)をベースに説明していきます。前回の続きで、マイケル・ポーターのお話です。彼は、ミクロ経済学(ビジネス...
経営戦略(基礎)

経営戦略概史(15)マイケル・ポーター ポジショニング派のチャンピオン登場① - ファイブ・フォース分析はミクロ経済学から誕生した

■ ポジショニング派のチャンピオンも、最初はHBSで首宣告一歩手前だった! 「経営戦略」の歴史を、三谷宏治著「経営戦略全史」(以下、本書)をベースに説明していきます。お待たせしました。マイケル・ポーターの登場です。本書から彼の経歴を紹介しま...
経営戦略(基礎)

経営戦略概史(14)グラッグによるマッキンゼーの逆襲! - 難解なGE・マッキンゼーマトリクスを武器に

■ 異分子だったグラッグがマッキンゼーで天下を取るための秘策とは? 「経営戦略」の歴史を、三谷宏治著「経営戦略全史」(以下、本書)をベースに説明していきます。ヘンダーソンが、ボストン コンサルティング グループ(BCG)を立ち上げたのと前後...
経営戦略(基礎)

経営戦略概史(13)ヘンダーソンによるBCGの誕生と3つの飛躍- PPM、経験曲線、持続可能な成長率

■「時間」「競争」「資源配分」を体系づけた戦略コンサルティングツールの発明 「経営戦略」の歴史を、三谷宏治著「経営戦略全史」(以下、本書)をベースに説明していきます。ヘンダーソンが、ボストン コンサルティング グループ(BCG)を1963年...
孫子の兵法(入門)

孫子 第10章 地形篇 51 地を知り天を知らば、勝は乃ち全うす -3C分析フレームワークに通じる念とは

■ 市場を読み、競争優位をもたらすための目の付け所とは? (1) 自軍の兵士が敵を撃破できる状態にあることを知っていても、敵が自軍の攻撃によっては撃破できない態勢にあることを知らなければ、充分な勝算は立ちません。 (2) 敵が自軍の攻撃によ...
孫子の兵法(入門)

孫子 第10章 地形篇 50 卒を視ること嬰児の如し

■ リーダーの部下に対する指導力の源泉はどこにあるのか? 常日頃から将軍が兵士たちに注ぐまなざしは、まるでいとしい赤ん坊に対するようであれば、いざという時に兵士たちを危険な深い谷底へでも引率できるようになるのです。 平素から将軍が兵士たちに...
孫子の兵法(入門)

孫子 第10章 地形篇 49 進みて名を求めず、退きて罪を避けず

■ リーダーの戦場の機微を読み切る力とは? 土地の形状は、軍事行動の補助的要因です。 ① 敵情がどうなっているかを推量する ② 自軍の勝利の形を策定する ③ 地形が険しいか平坦か、遠いか近いかを検討する 以上の3つを検討して勝利実現の補助手...
孫子の兵法(入門)

孫子 第10章 地形篇 48 天の災いには非ずして、将の過ちなり

■ リーダーの組織を読み切る力とは? 軍隊には(好ましくない)6つの状態があります。 (1)潰走する (2)たるむ (3)落ち込む (4)崩れる (5)乱れる (6)敗北する これら6つの状態は、天が下した災厄のせいではなく、全て軍を率いる...
孫子の兵法(入門)

孫子 第10章 地形篇 47 地の道は将の至任(しにん)

■ リーダーの戦場を読み切る力とは? 戦場の地形にはパターンがあります。 (1)「通」四方に広く通じ開けている (2)「挂」途中に行軍が渋滞する難所がある (3)「支」途中で脇道が分岐している (4)「隘」道幅が急に狭まっている (5)「険...
孫子の兵法(入門)

孫子 第9章 行軍篇 46 兵は多益に非ざるも

■ 部下がついていきたくなる上司とは? 兵力数が圧倒的に多くなくても、軽率に猛進さえしなければ、少ないながらも戦力を集中して敵情を読むのには十分であって、最後には敵を思い通りに屈服させることができる。そもそも何らの周到な考えなしに敵を頭から...
経営戦略(基礎)

経営戦略概史(12)コトラーによる「マーケティング・マネジメント」- STP・MM・PLC戦略を体系化

■ マーケティングを普及させた『マーケティング・マネジメント』 「経営戦略」の歴史を、三谷宏治著「経営戦略全史」(以下、本書)をベースに説明していきます。コトラーが著した『マーケティング・マネジメント』は1967年に初版が発行された後、今や...
孫子の兵法(入門)

孫子 第9章 行軍篇 45 杖つきて立つ者は、飢えるなり

■ (続)敵軍における各種の兆候から、意図や実情を汲み取る! 第9章44節の続き。 13.敵兵の窮状を知る 兵士が杖にすがってやっと立っているのは、敵兵が飢えて衰弱しているからです。 水汲みにやってきた軍属が、自ら真っ先に水を飲むのは、敵兵...
孫子の兵法(入門)

孫子 第9章 行軍篇 44 敵の近くして静まる者は

■ 敵軍における各種の兆候から、意図や実情を汲み取る! 1.落ち着いている敵 敵が自軍の近くにいながらにして、平然と静まり返っているのは、敵軍が占める地形の険しさを頼りにしているからです。 2.誘ってくる敵 敵が自軍から遠く離れて布陣してい...
経営戦略(基礎)

経営戦略概史(11)アンドルーズは「戦略プランニング手法」を広めたが戦略自体はアートだと信じた - SWOT分析はここから始まった

■ 近代マネジメントの到達点『ビジネスポリシー』 「経営戦略」の歴史を、三谷宏治著「経営戦略全史」(以下、本書)をベースに説明していきます。バーナード、ドラッカー、アンゾフ、チャンドラー、そしてバウアーたちが打ち立てたコンセプトを整理し、世...
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