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ガンジー(8)未来は、「今、我々が何を為すか」にかかっている。

名言・格言
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■ あなたは今、いつのための作業をしていますか?

The future depends on what we do in the present.

未来は、「今、我々が何を為すか」にかかっている。

(インドの弁護士、宗教家、政治指導者 / 1869~1948)
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人は仕事をこなしているとき、絶えずその仕事の納期を知らず知らずのうちに意識して仕事をしているはずです。もし、納期がない仕事、もしくは納期を意識しなくてもいい仕事をしているのだとしたら、今、あなたはその仕事をやるべきではないのかもしれません。

納期設定がない仕事というのには2種類あって、

① 納期を意識する必要がない程、取るに足らない仕事(重要性がない)
② 納期以外の判断基準から、現在着手している仕事(緊急性がない)

もし、あなたが①の性質を持つ仕事にとりかかっているのだとしたら、本当に今、あなたがその仕事をやるべきかどうかは大変怪しいでしょう。他にもっとやるべきことがあるのかもしれないし、あるいは、ほかの誰かがやった方がいい仕事かもしれません。

もし、あなたが、納期設定の優先順位以外の判断基準で今、その仕事をやっているのだとしたら、中長期的な自分の成長のために、自己学習の一環として引き受けた仕事かもしれないし、たまたま手が空いていて、他にやることがなかったから、何にもやらないよりもましだからやっている仕事かもしれません。

上司や顧客から依頼された仕事には、優先順位と重要性の判断基準を明確に設定しておく必要があります。その仕事が納期通りに仕上がらなかったら、あなたか上司が責任をきちんとれるように、納期の約束はきちんと取り交わしておいた方がよいでしょう。また自分の仕事の出来栄えと仕上がりタイミングがほかの人の仕事の段取りを狂わせるものだとしたら、あなたの仕事は誰かのインプットになっているはず。組織全体や契約全体の仕事の出来栄えに大きく影響するので、納期や品質には十分に注意を払う必要があります。

あなたが、現在着手している仕事の納期がどうでもよいものなら、緊急性と重要性の観点から、他の仕事をさっさと見つけてきて、それに着手する方が賢明でしょう。いつか誰かのために、この作業をやっておけば、いざという言うときに助かるだろうの9割方は、その「いざ」というものが永遠に来ないものです。組織の中長期的戦略のために、誰にも言われていないけれど、今仕込んでおいた方がいい、とあなただけが気付いている仕事が実際には存在しているのかもしれません。しかし、だからと言って、あなたの手を煩わす必要性はどこにあるのでしょうか。そして、あなたがそれを今やらねばならない必然性は誰がそうだと証明してくれるのでしょうか。

仕事は誰かのためにやるものであり、その誰かが不明で、その誰かがいつまでにやってほしいという要求のない仕事はたいがいの場合、放っておいても害はないのかもしれないのです。

ただし、誰からも今要求されていないのに、今それをやるべき仕事というものも実際には存在します。それは、将来の自分の成長のために(成功のために)、今汗をかいておくのが適切であると判断された場合です。それは、自分に対する仕事の発注者は未来の自分なのです。そして、その仕事の納期は、未来の自分がその種の成長をいつまでに願っているかにかかっています。

それゆえ、依頼者のいない仕事も納期のない仕事もこの世には存在しない、と言い切ることができるのです。

えっ、私ですか?
いつも、誰かから命令されて仕事をしているので、自分が発注者になる仕事をやる時間は滅多にありません。自分が発注者の仕事の残は山積みになっていますが、全くの手付かずですね。それでも誰も困っていないので、それはそれでそのまま置いておくこととしています。(^^;)

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