■ 完全無欠はこの世に存在しないことと謙虚さについて
If you have no critics you’ll likely have no success.
批判してくれる人がいなければ、成功もないだろう。
(米国の黒人公民権運動活動家 / 1925~1965)
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謙虚さと臆病は違います。
完全無欠であることと自信家であることも違います。
完璧なものや人は存在しません。必ず、環境が変わり、与件が変われば、それまで通用していた方法や解法が時代遅れになり、それまで日の目を見なかった方法やひとにフォーカスが当たり始めます。
この点について、人は謙虚にその事実を受け止められるようにならなければなりません。その謙虚さは、2つの「き」を生み出してくれます。ひとつは、過ちを改める勇気、もうひとつは、新しい解法を探し出すやる気です。
批判してくれる人がそばにいるだけで、謙虚さを忘れることがなくなります。場合によっては、自分の過ちを気づかせてくれ、即座に修正行為に入ることを可能にします。
人は慣れ親しんだ方法を変えるのを嫌がります。なぜなら、習慣というものは、ある種、脳みそが楽に既定の手続きを処理すること以外の働きを抑制し、物事を手っ取り早く、そして素早く済ませることができるからです。
傍に批判者がいない場合は、己の正当性を己自身で常に証明したり、検証したりする労苦を背負います。それはそれで苦痛なのです。自分の意志にかかわらず、他人が勝手に自己を批判してくれるのは、逆にとても助かります。手間なく、自分の言動をチェック、補正、修正できるからです。
批判者、大歓迎です!
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