■ 大型案件で会社が飛躍 課長に昇進、新たな市場探す
「まだ国際舞台では名前もよく知られていない日揮がなぜ大型案件を獲得できたのか、不思議に思われる方も多いだろう。
エンジニアリングの国際商戦は、技術力や値段だけで勝敗が決まるものではない。顧客の納期や見積もり内容への評価、企業の国籍に関わる国際情勢も大きな要素になる。
「南米3ジョブ」ではまさにタイミングと政治情勢が日揮に大きく味方した。当時の中南米はキューバ革命の影響もあって、反米や社会主義への共鳴が広がっていた。一方で米国は「黄金の50年代、60年代」であり、石油、石油化学のプラントが次々に建設されていた。つまり、南米市場には強敵である米系エンジニアリング会社の空白が生じていた。日揮はその機会を逃さずつかんだのだった。人も企業もチャンスに出合った時にそれをつかめるかどうかで、運命が変わってしまうものだ。」
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エンジニアリングの国際商戦でどうすれば勝てるか? ご意見を簡単にまとめますね。
① 技術力・・・その会社の地力・信用度
② 値段・・・コスト競争力
③ 顧客評価(納期、見積り内容)・・・提案内容の魅力度
④ 国際政治・地政学の分析・・・勝算の高い案件発掘
勉強になりました。
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