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コンサルタントの秘密 – 技術アドバイスの人間学(54)タイタニック効果 惨事はあり得ないという考えは、しばしば考えられない惨事を引き起こす

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不沈のタイタニック号だからこそ起きた悲劇

このシリーズは、G.W.ワインバーグ著『コンサルタントの秘密 - 技術アドバイスの人間学』の中から、著者が実地で参考にしている法則・金言・原理を、私のつまらないコメントや経験談と共にご紹介するものです。

外部リンク G.W.ワインバーグ氏の公式ホームページ(英語)

トラブルは、人が「それはそうじゃない」と知ったときから始まる。そして事態は、人が攻撃的自信を持ち、うまくゆかないはずはないと信じ込むにつれて進化する。あまりの自信ゆえに、ちょっとした間違いが重大な悲劇に姿を変えるのだ。

G.W.ワインバーグ著「コンサルタントの秘密―技術アドバイスの人間学」(P102-103)

ワインバーグ氏いわく、ポーカーは、手が悪いから身ぐるみ剥がされるということはないが、絶対負けようがない手を持っていたために、身ぐるみはがされることはあり得る、ゲームだそうです。悪手かどうかではなく、駆け引きのゲームなので、”ブラフ”と”ポーカーフェイス”が重要な鍵を握っているということなのでしょう。

タイタニック号の持ち主たちは、彼らの船が不沈であると知っていたがために、氷山を避けて無駄な時間を浪費したり、いらない救命ボートを積んでお金を無駄遣いしたりしようとは思わなった訳です。

ウィル・ロジャーズの一行物

ワインバーグ氏は、好んでウィル・ロジャーズ(1879-1935)の一行物を本書で紹介しています。残念ながら、私はこの チェロキー族の血を受けたカウボーイ・コメディアンを映像で見たことはありません。

出典: Wikipedia「 ウィル・ロジャース William “Will” Rogers 」

彼の言葉をワインバーグ氏が次のように引いています。

おれたちがトラブルに巻き込まれるのは、知らないことのせいじゃない。そうじゃないと知っていることのせいなんだ。

G.W.ワインバーグ著「コンサルタントの秘密―技術アドバイスの人間学」(P102)

現代風にいえば、「ヒロシです。 自分の家が…自転車の鍵で開いたとです。」みたいなものらしいです。

双方のファンの方、すみません。

話を元に戻すと、タイタニック避けの秘密の引き金を人間持っていたほうが安全、ということです。ワインバーグ氏に言わせれば、自然に起こることを自然に起きたときに利用するのが一番賢いそうです。

いわば、「パブロフの犬」的な自分の中に潜在している無理のない自然な力を利用する、ということです。これをワインバーグ氏は「自分のベルシステムを作る」と表現しています。

  • ポーカー中に、オンザロックの氷がカチンと鳴ったらタイタニックを思い出す
  • クリスマスプレゼントが届いたら、ガス管を思い出す(本管の金言
  • 相手がペンをいじり始めたら、自分の話が通じていないことを思い出す

さて、あなたにとっての、グラスの中の氷、ノーザン天然ガス社からのクリスマスプレゼントやペンはいったい何になるでしょうか?

習慣自体が悪いのではなく、どう感じているかが問題だ

日常生活の中で、なかなか、うまい具合に、グラスの中の氷やクリスマスプレゼントのようなものが見つからないかもしれません。そういう場合には、ワインバーグ氏が指摘して、私も実践している方法があります。

それは、「記録をつける」ことです。

不運にも、なかなか、日常生活において、ごく自然な形でベルシステムを見つけられない人には、気が付くためのヒント(トリガー)をさりげなく記録して、目が付くところに置いておく、という方法があります。

ワインバーグ氏がお勧めする事例は、禁煙またはタバコの本数を減らしたい人なら、何時何分にタバコを吸ったかを手軽にメモすることです。メモを付けられるシガレットケースがあるのだそうで。

この手法は、現代でも、レコーディングダイエットとして取り上げられていますね。
(一部でアイデアに著作権があるかといういみふ・・・な論争も起きていましたが)

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私は、毎日、服薬回数、睡眠時間、トイレの回数、天気、英語学習時間などを手帳にメモするようにして日々の管理をしています。大事なことは、1回や2回忘れても継続すること。次第にメモ自体が自然に身に付いて苦にならなくなります。

ちょっとしたメモも面倒くさい、と思われる方には、「連想法」をお勧めします。例えば、

  • 街中で赤色を見かけたら、薬を飲むことを思い出す
  • 上司の顔(‘Д’)の顔を見たら、日報を書く
  • 帰宅時、最寄り駅に着いたら、夕飯のための買い物に何が必要かを考える

など、日常のいつもの行動にシルシをつけておいて、やるべきこと、したいことと結び付けておくことです。ポイントは毎日必ずやること、見るものと結び付けておくことです。

習慣そのものについては特に何もする必要はなく、ただ情報を集めさえすればよかったのである。中には、問題の習慣は彼らが恐れたほど悪いものではなかった、と気づいた人もあった。彼らの問題点は習慣にはなく、むしろ彼らがそれについてどう感じているかにあった

G.W.ワインバーグ著「コンサルタントの秘密―技術アドバイスの人間学」(P107)

年齢のせいか、物覚えが格段に悪くなった自分は、日常生活のほぼすべてを完全マニュアル化・見える化しました。

生活習慣病対策の服薬や、出勤前の持ち物(ハンカチ、ティッシュ、財布、折り畳み傘等)や着替えは、全部見えるところに並べてあります。部屋の出口と階段の手すりにカバンに入れる順に置いてあるので、順番にそれをピッキングしないと、家を出られないようにしています。

薬 → 着替え → 小物 → 傘 → 靴

冗談抜きで、革靴の代わりに、トレッキングシューズを履いて最寄り駅まで行ったことがありますからね。^^;)

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