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(スポートピア)「実は…」本音語る組織に 村井満 2015年2月10日 日経新聞(朝刊)より

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■ 面接では、相手に「実は」と言わせたら、私の勝ち

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「 リクルートホールディングスで人事担当役員を務め、その後、リクルートエイブリック(現リクルートキャリア)で人材紹介、転職の支援に携わっていたので、数え切れないほど面接官をこなしてきた。
面接では、相手に「実は」と言わせたら、私の勝ちと決めていた。「実は」は本音や真実を明かすときに使う言葉で、「実は子どもが3人いて、この給料では妻に反対されそうなんです」というような打ち明け話につながる。
この言葉を使わせたら、本音を聞けたことになる。本音を聞かずして、その人を評価するのはおかしいわけで、ここまでいかないと、いい面接とはいえない。
退職面談では「実は」がたくさん出てくる。その後に続く話に耳を傾けると、会社を辞める理由はたいてい本人の半径10メートル以内で起きている問題に起因していることがわかる。
上司や同僚が自分を理解してくれていない、思いが通じていない。それが退職理由であり、会社にビジョンがないからとか、新しいことをやりたいからというのは、後付けであることが多い。こういう面接を通し、半径10メートルの人間関係を良くしないと、いい組織はできないと気づいた。
米マサチューセッツ工科大のダニエル・キム教授が組織の成功循環サイクルをこう説いている。まずはいい関係性をつくり、相互理解を深め、尊重し合う→気づきがあり、思考の質が高まる→いい行動ができる→いい結果が出る→信頼関係が高まる。身近にいる人との関係性が業績に影響するということだ。」

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経営や仕事って、相手の気持ちを汲むところが大事ですよね。
「実は、、、」と相手から本音を引き出すことができれば、ベストな対策を考えることが初めてできるようになると思います。
退職理由は実のところ、本人の半径10メートル圏内で起きている課題とのこと。
いかにして、部下や同僚の話に耳を傾け、本音を聞き出せているかが、よい組織づくりに効いてくるとのこと。
ダニエル・キム教授による組織の成功循環サイクルを再掲します。
① まずはいい関係性をつくり、相互理解を深め、尊重し合う →
② 気づきがあり、思考の質が高まる →
③ いい行動ができる →
④ いい結果が出る →
⑤ 信頼関係が高まる → ①へ
こういう好循環の中に、自分の身をいつも置いておきたいものです。

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