経済動向を会計で読む (経済教室)最低賃金1000円の是非(上)産業・地域ごとの状況考慮を – No-work No-payの原則は誰目線? ■ 貸出金利低下による低収益を手数料上げで補う戦略ではないことだけは確か 有人窓口サービスを縮小して自動化・デジタル化する最近の経済事象を表す事例のひとつとして読むのもいいのですが、こういう時こそ、そうした企業行動の背後に潜むどんな経済理論や経営理論が用いられたのか、邪推するのも一興でしょう。 経済動向を会計で読む
経済動向を会計で読む ナッジで人の心理に働きかける(2)2017年ノーベル経済学賞受賞のリチャード・セイラー教授の行動経済学 ■ 人間の心理とそれを知るためのデータ中心主義 2017年10月にノーベル経済学賞を受賞した米シカゴ大学リチャード・セイラー教授。彼の行動経済学の神髄は、まったく合理性ではない人間心理を徹底的に観察しデータ化するところから始まります。 20... 経済動向を会計で読む
会計で経営を読む (経済教室)海外M&Aの統治を問う(上)分権と集権の最適化カギ 買収判断 独立役員の目を 宮島英昭・早稲田大学教授 ■ 海外M&Aで失敗しない秘訣とは? それが簡単ならば、大型減損損失の計上はこれほど頻発しないわけですが。。。 少子高齢化の伴う国内市場の飽和による海外市場への進出や事業多角化のプレッシャーという株主からの圧力と、マイナス金利と持続的好景気... 会計で経営を読む
経済動向を会計で読む (経済教室)情報通信技術投資の可能性 30年度GDP 70兆円増も 顧客との接点に活用カギ 実積寿也 九州大学教授 高地圭輔 日本経済研究センター主任研究員 ■ 日本企業の労働生産性向上のための秘策はICTへの投資!? 今回の「経済教室」の解説投稿は、6/1付の「経済教室」の解説投稿との前後編バージョンでお届けします。共に、マクロ経済学の分析手法にのっとり、GDP成長について語られたものですが、... 経済動向を会計で読む
経済動向を会計で読む (経済教室)技術革新の恩恵受けるには 経済開放・市場主導が必須 「長期停滞」にも終わりあり リー・ブランステッター・カーネギーメロン大学教授 ■ 21世紀のイノベーションは過去の偉大な経済成長は実現することはできない!? 今回の「経済教室」の解説投稿は、6/3付の「経済教室」の解説投稿との前後編バージョンでお届けします。共に、マクロ経済学の分析手法にのっとり、GDP成長について語... 経済動向を会計で読む
会計で経営を読む (経済教室)これからの企業統治(下)社外役員、錬磨された常識を 執行側と「緊張と協調」探れ 伊藤邦雄 一橋大学特任教授 ■ 枠組み改革で終わらせてはならない「企業統治改革」現実と実践を伴わせろ! ROE = 8% の伊藤レポート、セブン&アイ・ホールディングスの指名報酬員会のメンバーである社外取締役でその名をまた上げた伊藤教授の小稿になります。これは解説をし... 会計で経営を読む
会計で経営を読む (経済教室)企業経営 再興の条件(下)「事業機会の裏」に勝機あり 競合の忌避テコに差別化 楠木建・一橋大学教授 ■ 正面突破で他社との競争にしのぎを削るだけが競争戦略ではない 「ストーリーとしての競争戦略」「好きなようにしてください」とヒットを飛ばす楠木教授の競争戦略の基本についての小稿がありましたのでご紹介します。今ちょっと流行の「戦わない競争戦略... 会計で経営を読む
経済動向を会計で読む (経済教室)タックスヘイブン何が問題か 課税情報、本国当局から遮断 枠組み複雑化に狙い 渡辺智之 一橋大学教授 ■ タックスヘイブンが抱える問題は低税率だけなのか? パナマ文書の公開から、世の中を騒がしているタックスヘイブンの根源的な問題は、本来ならば相応の(企業からすれば高い!?)税率にしたがって納税を行わず、極端な低税率国に登記上の会社(いわゆる... 経済動向を会計で読む
経済動向を会計で読む (経済教室)賃金格差を考える(上)「同一賃金」比較対象難しく 職務給に限定が妥当 安藤至大 日本大学准教授 ■ 産業界に持ちかけられた政治的問題をどう捌くべきか? 従来の日本企業での働き方を考慮した場合、「同一労働同一賃金」の命題を達成することは困難ではないかというのが筆者の経験的直感であります。政治的に、非正規雇用者の所得格差問題を解消するため... 経済動向を会計で読む
会計で経営を読む (経済教室)エコノミクストレンド 企業の短期主義、再び注目 株式非公開の増加も 「悪弊」とまでは言い切れず 鶴光太郎 慶大教授 ■ 企業の「短期主義」は誰にとっての悪なのか? 高名な経済学者の分析に対し、筆者からは実務解がどこにあるのか、実務からの考察、「べき論」は一体どうあるべきか、いささか挑戦的に解説を試みたいと思います。 2016/1/18|日本経済新聞|朝刊... 会計で経営を読む
テクノロジー (経済教室)人工知能は職を奪うか(上)日本、生産性向上の好機に 労働者の再教育カギ オックスフォード大学准教授 M・オズボーン、オックスフォード大学フェロー C・フレイ ■ 人工知能(AI)が人間の職を本当に奪うのか? この標題に対する答えは「Yes but no.」だと筆者は考えます。奪われる職もあれば、新たに創出される職もあると。テクノロジーの進化と共に、技術的なアプライアンスに対するオペレーターやメン... テクノロジー
経済動向を会計で読む (経済教室)分断危機を超えて(5)企業と現場、相互信頼カギ 調整・設計、強み一段と 藤本隆宏 東京大学教授 ■ 日本の製造業の特徴は、強い現場と弱い本社のバランスと喝破した藤本氏の新たな論説を読み解きます 自動車メーカーの生産現場研究で著名な藤本氏。皆さんも、「モジュラー型」「すり合わせ(インテグラル)型」のものづくり、といった言葉をご存知だと思... 経済動向を会計で読む
経済動向を会計で読む (経済教室)企業組織、情報通信で変化 エコノミクストレンド 組織フラット化進む 鶴光太郎 慶大教授 ■ ICTの進化により組織構造が変わる!? IT技術者、MOT:technology management(技術経営)の専門家でも、経営学者でもない経済学者の鶴教授の論説にすこぶる納得し、経済学者の鋭い洞察に感銘しました。また、こういうミク... 経済動向を会計で読む