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そのおっさん、米国公認管理会計士(USCMA)のテキストを初めて開く

管理会計_アイキャッチ米国公認管理会計士
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テキストが郵送されてきた。開いた。WBSを作成した

学習計画といっても、ExcelでカンタンなWBSを作成し、配布されたテキスト読了とWeb通信講座の受講を終わらせるための予定表になります。

WBSを作成していて、改めて、WBSの威力に愕然としました。高校生の時分に、WBSで作業計画の立案と進捗管理をする術を知っていたら、筆者のその後の人生も、いくらか変わっていたのではと大きな衝撃を受けました。

曲がりなりにも、無理やり4.5か月に学習カリキュラムを押し込めることができましたし、途中のマイルストーンごとに振り返りポイントとバッファも設けることが自然にできました。

TACから膨大なUSCMA本科生のテキストが段ボールいっぱいに送り届けられ、それまで見たこともない種類のテキストが17冊もいきなり目にすれば、若い自分にはそれだけでパニックに陥っていたことは想像に難くありません。

持ち上げる際に注意しないとぎっくり腰になるくらい重たい段ボール

今なら、まず深呼吸して、それらの目録(もちろん主要目次つきで)をExcelで一票にまとめることができます。そして、学習完了日(仮設)を置いたら、内容と分量の両方を推し量りながら、ガントチャートの日付ごとのワークパッケージ(WBSで仕事を割り振る最小単位)に割り当てていきます。

もし、WBS作成そのものにご興味があれば、また、USCMAを通信教育で始めたいが、学習計画の立て方がいまいちピンとこない方がいらっしゃれば、ご参考にして頂きたく、自作WBSをアップロードしておきます。

テキストが届けられた後、手始めに9時間かけて作成したWBS(Excel365)です。もちろん、ダウンロード先はこのサイトのサーバ内です。ご安心ください。

テキストが郵送されてきた。開いた。読んだ

グローバル勅許管理会計士 (CGMA)と米国公認管理会計士(USCMA)のいずれの勉強を始めるかちょっと悩んだことは以前にお話したと思います。そして、学習効率性の面から、TACに通信講座があることが決め手となり、米国公認管理会計士(USCMA)の勉強をすることにしました。

ここで、TACでの最初のやり取りについて、忘れないうちに記録しておきたいと思います。TACで米国公認管理会計士(USCMA)の学習を始めるにあたり、TACは次のように、学習者のレベルによる3つのコースを用意されています。

出典:米国公認管理会計士(USCMA)開講コース一覧|TAC

各コースの概要は、次のように考えて頂くとイメージが湧きやすいと思います。

  • USCMA本科生:英文会計の初心者向け
    • 財務報告基礎(全4回)
    • U.S.CPAの科目の一部であるBEC(企業経営環境)・経営理念)の講座(全14回)
    • U.S.CMA受験対策の演習講義(全6回)
  • BEC+USCMA対策コース: 日商簿記1級、BATIC® Subject2 の学習経験者向け
    • U.S.CPAの科目の一部であるBEC(企業経営環境)・経営理念)の講座(全14回)
    • U.S.CMA受験対策の演習講義(全6回)
  • USCMA対策コース: U.S.CPAのFAR・BEC学習経験者、MBA取得者、USCMA受験経験者 向け
    • U.S.CMA受験対策の演習講義(全6回)

順番によりベーシックな初心者向け講座が前に付加されるスタイルで、習熟度レベルで3段階に分かれています。

筆者の場合は、真ん中の 「BEC+USCMA対策コース」が妥当 ですよね、とカウンセラーにまず当方の想定をお話させて頂きました。詳しくこれまでのキャリアを説明したにもかかわらず、 「USCMA本科生」をお勧めします、と言われてしまいました。相談の入口で揉めるのもいかがなものかと思いましたので、差額原価はそれほど目の玉が飛び出るぐらいではない、ということで、アドバイスに従って、「USCMA本科生」を選択することにしました。

出典:米国公認管理会計士(USCMA)|USCMA本科生|TAC

財務報告テキスト Ver.3.0 を開く。読む。得心する

いざ、USCMAの学習開始。早速、Web講座を受講してみました。

WEB SCHOOL ログインページ|TAC

先にテキストをチラ見して、おそらく、入念な予習をせずに、いきなりWeb講座を受講しても大丈夫と当たりを付けてから受講を始めました。下記は、テキストの目次になります。

1Basic Concepts of Financial Accounting財務会計の基礎
2Inventories棚卸資産
3Property, Plant, and Equipment有形固定資産
4Monetary Assets貨幣性資産
5Liabilities負債
6Stockholders’ Equity株主持分
7Financial Statements財務諸表
8Present Value現在価値
9Corporate Bonds社債
10Investment投資
11Leasesリース
12Non-Monetary Assets非貨幣性資産
13Revenue Recognition収益の認識
14Interperiod Tax Allocation税効果会計
15Pension退職給付会計
16Statement of Cash Flowsキャッシュ・フロー計算書
17Consolidations連結

本来の目次には、誤字脱字が散見され、かなり手作り感満載のテキストであるテイストでした。これを4回の講義で学習していきます。

テキストは基本的に日本語ベースで構成されていまして、英語は表やキーワードとして記載されている感じです。講義も日本語で行われていて、予習無しでもなんとか講義内容についていくことができました。

時たま、講師の方が英語文章を読み上げなされるのですが、ヒアリング脳は必要なく、日本人にやさしい、日本人読みの英語だったので、ある意味安心しました。^^)

講義を聴いた。納得した。思った

最初の講義で記憶に残ったポイントは次の通り。

もちろん、試験に出る最重要項目とかいう感じではなくって、あくまで、個人的に興味を引いた部分だけに限定してのコメントです。

まず、貸借対照表(Balance Sheet)の見出しに、

As of December 31, 20X1 (in thousands)

とありました。講師の方は、「『As of~』は、『いついつ時点の』という意味で、まさにある時点におけるストックを表すB/Sに相応しい表現だ」との説明でした。これはその通りだなと思いました。

しかしながら、「in thousands」を、明確に、「千未満切り捨て」と言い切って説明されました。米国基準の財務諸表の話をしているという状況判断から、それはそれで正しいのですが、英語は厳密に、切り捨てか、切り上げか、四捨五入か、それぞれ表現する言葉が用意されています。

「in thousands」は単に、「千単位」という意味です。どうやって「千単位」に数字を adjust するかは、どこかで別途指示が出されていないといけません。

損益計算書(Income Statement)の方は、日本人には「P/L」の名でお馴染みでしょうが、米国では、「I/S」の方が一般的であるという解説でした。

もう少し小ネタを言わせていただくと、米国でも「Income」の語が用いられるのは約半数程度。同程度は「Operations」も用いられています。ずっと発生頻度が下がって、「Earnings」もちらほら、が実態です。

P/Lは、英国での慣用法なので、むしろ英系企業では、P/Lのほうが一般的。まあ、ネイティブ的には、どちらでも意味は通じますので不便はありませんが。

そして、「Balance Sheet」の語源のお話になりました。講師の方は、「多くの人は、貸借がバランスするから、B/Sと呼ぶのだと考えているかもしれませんが、残高(Balance)が集められた一覧表だから、「Balance Sheet」と呼び習わしているんです」と解説。

これは、恥ずかしながら、筆者も知りませんでした。勉強になりました。

結論なのですが、こうした再発見や未知の事象があることが分かったので、やっぱり、USCMA本科生から学習を始めることは悪くないと思いなおしました。

だって、受験の合格が最終目的ではなくて、学び直しが目的なのですから。

明日も、忘れないように、受講の時間を何とかひねり出したいと思います。

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