■ あなたが仕事に熱中する本当理由は?
交友や愛の課題における失敗から逃げるために、
必要以上に仕事に熱中する人がいる。
そういう人は週末の休日さえも恐れるのだ。
—————————————————–
本書には、ワーカホリックの人たちの深層心理を突き止めるような指摘があります。
休みも取らず、毎日深夜まで働く、ワーカホリックと呼ばれる人たちがいます。では、彼らはそれほどまでに仕事が好きで仕事を愛しているのでしょうか?
もちろん、そういう人もいるでしょう。しかし、そうではない人もいる。交友の課題や愛の課題から逃げ出すために、仕事に熱中している人も多くいるのです。
アドラーが辛辣(あくまでいい意味でですよ)なのは、ワーカホリック達が仕事に熱中する理由が、「今ある交友や愛の課題」から逃げるためだけではなく、「未来の交友や愛の課題」から逃げるために、仕事に救いを求めている人もいる、としているところです。
つまり、「結婚したいけど仕事が忙しくて相手を見つけることができない」という言説は、アドラー心理学的に見れば、この人は、本当は結婚したくない、と思っていると解釈できるのです。結婚に失敗し、人生に敗北したことが露見することを恐れるあまり、結婚を避けて、愛の課題に直面することを回避していると見るのです。
一生懸命に仕事に打ち込んで、人生の残り2つのより難しい課題に直面することを避けている!
私ですか? もちろんワーカホリックですよ。ここ数年は、完全休養日など取ったことがありません。なぜかって? だって、扶養家族を養っていくことに汲汲として、そんな休んでいる暇なんて本当に無いんですよ。その中でも唯一救いなのは、好きなことを仕事にできていることです。それには本当に感謝しています。こんな自分に、好きなことをさせてもらってお金を下さるお客様に感謝です!m(_ _)m
コメント