WordPressのテーマ変更は簡単なようで難しい
もうお気づきでしょうが、当ブログサイトのデザインを一新しました。ご存じの方も多いと思いますが、当ブログサイトは、WordPress(ワードプレス)というCMS(コンテンツ管理システム)で制作されています。
筆者のような初心者は、HTMLやサーバーの知識がなくても、あらかじめ、テーマと呼ばれる骨格の上に、Plug-in (プラグイン)とよばれる後付けのモジュールを追加したり、自力でPHPやCSSの簡単なコードを追加して細かいデザインを決めます。
ある程度、世界でオンリーワンの自分だけのブログ環境を整えてから、個別に記事を書いていきます。今回そのブログ環境を思い切って、テーマの変更からやり直しているのが、本ブログサイトの現状になります。
まだ、このリニューアルは現在進行形で道半ばといったところです。自分の備忘録の意味も込めて、ここまでの作業を振り返ってみたいと思います。
テーマ選びからテーマの切り換え
筆者のブログ歴は、2014年9月3日まで遡ることができます。いきなりは自信がなかったので、まずFC2の無料サービスを利用し、腕試しのつもりで、「経営コンサルタントによる経営戦略と経営管理に効く管理会計」(外部リンク)をスタートさせました。
- 2014.9Blog開始FC2で、初めての WordPress 体験
- 2015.4独自ドメイン取得「.com」のサイト名を見てドキドキ。この時のテーマは MesoColumn
- 2017.1最初のテーマ変更綺麗なカルーセルに魅せられてテーマを Poseidon に
- 2019.12今回のテーマ変更重くて導線も分かりにくくなったため Cocoon へ移行開始
今までのテーマ選びは、PHP/CSSは一切触らない方針だったので、見た目が綺麗かだけで判断していました。マガジンタイプが好みだったので、これまで選んだテーマもマガジン機能性で決めてきました。もちろん Cocoon は見た目も綺麗なうえに、高機能性と分かりやすさが抜群。そしてなんといっても、多くのユーザやコミュニティがあること。知識の集積があることが今回の決め手になりました。
サイト運営を継続する中で、どうしても”やりたいこと”が途中で変わってきます。これは企業経営にもいえることです。経営者はどこまで将来展望を考えて足元のビジネスモデルを固めるか、その真価が問われるものです。筆者の場合は、完全にサイト運営は試行錯誤の連続で、お世辞にもうまくいっているとは思えません。^^)
見た目の綺麗さだけでテーマを選び、PHP/CSSは知らずにWordPressの世界に飛び込んだのですから。ウェブで場当たり的に調べ調べしながら、気が付いたら、50以上の plug-in と、どこに影響が出るかわからないカスタマイズで身動きが取れなくなっていました。
ご存じの通り、ブロガー以外の本業を持っており、もともとエンジニアでもない自分が、これ以上、WordPressの仕様面でウンウン唸っていてもどうしようもないと悟り、今回のテーマ変更に至ったわけです。
テクニカル面での気づき
まず、Poseidon から Cocoon への変更は、日曜日の連続18時間を当てました。まだリニューアル中ですが、記事も止めるわけにはいかないので、この投稿になっています。^^;)
何事も作業計画ありきで、しかもプロ目線で作業計画を立案すべきであることを再確認しました。テーマ乗り換えは Plug-in インストールのちょっと大変なやつ、ぐらいで作業手順を考えずに移行に着手。最初の親テーマのインストールですぐに躓きました。
制作者の わいひら さん の注意喚起に気も留めず、サーバ側の仕様で容量制限により、何度も管理画面からのCocoonの親テーマのアップロードに失敗した挙句、急遽FTP使用を思い立ち、FTPソフトのインストールと接続設定をはじめました。これで親テーマをアップロードできると思いきや、、、
何度やっても、FTPではアップロードできないファイルが十数個残ってしまうのです。そこで、またマニュアルに戻り、今度は低サイズ版(要自動アップデート)を選択しました。子テーマのアップロードも無事完了し、さあ、デザインを固めに行くかと画面イメージを開くと、そこにはものの見事にフレームが崩れた画面が口を開けて待っていました。
とても機能リッチな Cocoon レイアウト調整機能で何とかなるだろうと高を括り、「Cocoon 設定」メニューから、いろいろ試行錯誤するも一向に改善しません。ここまで、作業開始から12時間が経過していました。
何度かFTPの手順やテーマのアップロードをやり方を変え、作業開始から12時間後、やっと原因不明の「http error 500」から解放されました。plug-in をすべて停止し、途中まで作業を進めていた子テーマの設定もすべてクリアしました。親テーマだとOKなのに、子テーマを有効にすると「http error 500」が出る、という素人には追究不可能な問題も回避することができました。
良いものを作るための姿勢の気づき
多くの方のサイト上での投稿記事、質問、もちろん、わいひら には多謝なのですが、みなさんのいいものを作りたいという情熱が、いいものづくりを可能にさせているというのを実感しました。Poseidon と違って、 Cocoon には、simplicity2 以来のフォームを通じたコミュニティや他のユーザからの情報が豊富でとても参考になりました。
デジタルネイティブ世代の皆さんには当たり前なのかもしれません。ですが、昭和から生きている、デジタルデバイドされかかっているおじさんとしては、消費者 = 生産者 である「プロシューマ―(自分が欲しいと思った商品を自ら開発する人を指しており、生産者になることもできる消費者)」の世界を垣間見ることができてとてもうれしくなりました。
今、世界経済は、強欲資本主義(Greedy Capitalism)の挑戦を受けています。こういうフォーラムとかコミュニティとかで相互扶助しながら、好きなことができる世界を作っていくほうが、いいもの、すきなものに囲まれた生活を実現する早道だと思います。
Cocoonの基本設計方針として、動作部分はテーマで、デザイン部分はスキンで行えるというのは、「デザイン思考」という流行りの思考マインドそのものです。また、Simplicityフォーラムに投稿された「約3500トピック」と「約23000の投稿」からのユーザの声を反映して、Cocoon の開発に生かされたというのが、あるべき”ものづくり”の姿勢でまさに「あっぱれ!」(not 張本勲風)です。
ブログサイトで書くことに関する気づき
筆者は、特段、アフィリエイトで儲けるためにブログ記事を書いているわけではありません。でも、アクセスが増えれば、当然、書き手としては嬉しいに決まっています。その喜びが次の記事制作の原動力になるのは間違いありません。
自分の意見を世の中の人に知ってもらいたい、アフィリエイトで稼ぎたい、は、自分ではない第三者に自分の文章を気に入ってもらうという点においては、同じ目的と性質を持っていると考えています。
そういう意味において、今回、多くの方のサイトを訪問し、cocoon 移行のヒントを頂戴したのですが、愕然としたことがひとつありました。それは、読み手にとって読みやすい(分かりやすい)記事とは何か、です。
cocoon に移行し、試しに表示させたのが、「 この記事は約●●分で読めます。」というやつ。
圧倒的に、筆者のブログは、ひとつの記事の所要時間が、他のブログに比べて長いことが分かりました。そして、Google Analytics 等の解析による「平均セッション継続時間」等の実測時間との乖離があまりに大きいことも分かりました。
そういう目で自分の書いた文章を読み返してみました。すると、
- テーマ(主題)がひとつの記事に複数混在している
- 句読点が不自然。自分のペースで息継ぎしている感じ
- ひとつひとつの文章自体が長い。当然、記事全体の文章も長い
- 改行や段落分け、章分けなどに一貫性がなく構造が分かりにくい
という問題点が分かりました。^^;)
これらは、一朝一夕にカイゼンするのは難しいかもしれません。だけど、これを諦めることも違うと思います。新しい cocoon という環境で、試行錯誤をこれからも続けていきたいと思います。引き続き、「経営コンサルタントによる経営戦略と経営管理に効く経営管理会計」を宜しくお願いします。m(_ _)m
みなさんからご意見があれば是非伺いたいです。右サイドバーのお問い合わせ欄からメール頂けると幸いです。メールが面倒な方は、記事下のコメント欄(匿名可)からご意見頂けると嬉しいです。^^)
(注)職業倫理の問題から、公開情報に基づいた記述に徹します。また、それに対する意見表明はあくまで個人的なものであり、過去及び現在を問わず、筆者が属するいかなる組織・団体の見解とも無関係です。
コメント
新しい、Cocoon テーマに移行してから初投稿になりました。まだ、Cocoonの高機能なエディタ他を使いこなせていません。引き続き、「経営コンサルタントによる経営戦略と経営管理に効く経営管理会計」を宜しくお願いします。m(_ _)m
なお、タイトルロゴ作ってみました。「Management Analytics & Strategy」んー。どうなんだろう、この英語。ネイティブチェックは受けていないんですよね~。^^;)