銀河英雄伝説(2)予定通り事が運ぶことは、めったにありませんよ。といって予定をたてないわけにも行きませんしね  - ヤン・ウェンリー

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■ どうせ守れっこないスケジュールをなぜ立てなければならないのか?

予定通り事が運ぶことは、めったにありませんよ。といって予定をたてないわけにも行きませんしね

(ヤン・ウェンリー|銀河英雄伝説 ©田中芳樹/徳間書店)
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“予定は未定”ともいわれます。予定は、“あらかじめ”“さだめる”ということで、これから行う事柄についてあらかじめ決めておくこと、前もって見込んでおくことを意味します。

宗教的な世界で「予定」とは、「キリスト教で、人が救われるのは、人の意志・能力によるのではなく、全く神の恩恵の選びによる」との説、つまり「予定調和」とも呼ばれ、人間の自由意思に反するものとされる用語とも解されます。

この辺りから、「予定」とは、人間が神に対する挑戦とも受け取れます。つまり、「予定」は神の恩寵で与えられるもので、原罪を負っている人間のちょこまかとした雑念では、来るべき未来の出来事をそもそも左右することはできないのかもしれません。

それでも、私は、プロジェクトマネージャーとして、今日も明日も、プロジェクトのスケジュールを立て、未達事項、期限遅れのタスクが発生したら調整し続けなければなりません。(^^;)

まずは、仕事やプロジェクトの方針、向かう先が分からないと、毎日の細かい作業に本当に意味があるのか、目標に少しでも近づいているのか、さらには“もっと”“より”改善や変革の伸びしろや期待値がどの辺なのかについて何も方策がないままに、日々を過ごすことになってしまいます。

それでは、一作業者。言われたことを右から左に唯やっているにすぎません。そんな仕事のやり方は早く卒業したい、と思い、20代の頃から、自分の作業は自分で目標と計画を定めて、今日に至りました。

つまり、神の手から逃れて、人間本来の自由意思で行動するために、我々はスケジュールを立てるのです。誰の支配からも逃れるために。プロジェクトメンバもプロジェクトマネージャーからの支配を逃れるために、自分の担当部分のスケジュールは自分で立てるのです。それが、全体としては大きなプロジェクトに自分が組み込まれていたとしても、自分が自分であるために、最小限必要な所作になるのです。自分が立てたスケジュールの中でだけ、自分は何物にも拘束されることなく、自由な存在であり続けるのです。

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小林 友昭
小林 友昭
現役の経営コンサルタントです。経営管理の仕組み構築や経営戦略の立案、BIシステムを中心としたIT導入まで手掛けております。
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