スクラップアンドビルド で マネジメントコントロールシステム を構築する
このポートフォリオサイトについて
無骨で不格好かもしれませんが、一部の強欲ベンダーから搾取されずに、手作りで自社に最適な経営管理環境を構築・運用していける理想的なスタイルについてディスカッションするためのものです。
VUCAな環境に敏捷に進化・適応していくので、このポートフォリオサイトは、昨日見たものとは違うものになっている可能性が常にあります。
積極的に、オーディエンスの意見を取り入れて、自らを進化させていきます。貴重な感想や意見をお待ちしています。プルリクエストならさらに大歓迎です。

この経営管理のための環境整備は、マネジメントコントロールシステム(MCS)というアイデアに則り、企業内の計数管理、特に会計情報を共有・作成・分析を行える情報を取り扱っています。
マネジメントコントロールシステムとは
マネジメント・コントロール・システム(MCS: Management Control Systems)とは、「System-s」と複数形で表されることから分かるように、ITだけではなく、組織編制、業績評価基準/ルール、業務プロセスに広くわたる概念です。
計画策定・意思決定・業績評価を企業内で回すためのしくみ全般を指すもので、1972年、英国シェフィールド大学のアンソニー教授により “On the idea of a management control system” という論文で初めて体系化されたものです。
70年代当時、ますます巨大化していく多国籍企業(当時はまだグローバル企業とは言っていませんでした)において、グループ企業全体の目標斉合性(goal congruence)を維持するために、十分に分権化された各事業部の部分最適と全体最適の調和を図ろうとしたものです。
多国籍企業よりグローバル企業という言い方が一般的になった21世紀においても、複雑に絡み合う組織間の利害関係の調整と全体最適化は大きな課題のままであるといっても過言ではありません。
MCSはとうとう人口に膾炙する用語にならなかったため、「経営管理のしくみ」「PDCAサイクルを回すためのしくみ」という平易な日本語で理解していただいた方が通りがよいと思われます。
得心してほしいアプローチ 手作りのすすめ(偉大な素人パワー)
- 経営管理システムは D.I.Y. (Do it yourself) で構築できるし、その方が効率的である
- 経営管理システムは作る人と使う人の断絶がないほうがいい
- プロに任せたスタイリッシュなデザイン重視より、ユーザビリティからの実利をとるほうがいい
自前でつくることのねらい DAW(どう?)
- Durability: 素人がシステム運用をしても壊れにくくする
- Affordability: 常にその時点の適正コストを維持している
- Willingness: みんなでもっと良くしようとする貢献意欲が掻き立てられる(愛着がわく)
Excel 経営管理環境
全体構造
- シェア(見てインサイトを得る)
- 情報収集(ネタを集める)
- データ分析(インテリジェンスとしての意味付け)
Excel 中心の仕掛けにした理由
Google スプレッドシートを採用されても構いません。その場合は必然的に、データストレージは Google drive、ワークフロー機能としては、 G-mailやGoogle カレンダーのほうが断然親和性が高くなります。場合によっては、G suite というグループウェアですべてを整えたほうがかえって安上がるかもしれません。
今回は、多くのビジネスパーソンがネイティブに使いこなしているであろう MS-Office 製品(特にExcel)をベースに環境を作ってみました。その理由は次の5つです。
- Excelに代表されるMS-Office製品の使い方をゼロから学ぶ必要性がほとんどない
- 購入したパソコンのバンドルや、Office365のサブスクリプション契約を活用することで、追加コストを低く抑えることができる
- 世の中で広く使われていることから、ベンダー都合で急にサービスが停止するというリスクもより小さくて済む
- 上記1.2.の理由は、廃れたり、もっといいものが登場してきたら、すぐに乗り換えることができる(スイッチングコストが低い)というメリットをもたらせてくれる
- ほとんどのサービスが従量課金であるため、スケーラビリティとコストパフォーマンスの両立をある程度は担保してくれる
このポートフォリオサイトがExcelを中心にしているのは、こうした理由からで、テクノロジー的にMicrosoft プロダクトに最初から決めつける必要は全くありません。素人でも運用できて、かつコストも高くつかないのでしたら、このポートフォリオサイトのフレームワークだけを採用して、別のソフトウェアの組み合わせやグループウェアによるインプリメンテーションをされても問題ないと考えています。
また、Excelアドインソフトや、ライトなSaaS、グループウェアまたはパッケージソフトを導入する際にも、このポートフォリオサイトのアプローチを参考にして頂けると考えています。
各社で、このポートフォリオサイト以外のソフトウェアの組み合わせを選択される場合は、改めて上記の「得心ポイント」「DAW?」の6つの視点から検証されることを是非お勧めします。
各モジュールへはこちらから
シェア
BI (Business Intelligence)
KIRINホールディングス 有価証券報告書(FY07-FY18)
注)事業セグメントの組替えは、会社IR情報をもとに作者の推測による。但し全社合計は一致している
パスワード:Kirin_UFO_2018
注)大文字小文字は個別に認識される。ハイフンではなく、アンダースコア。パスワードは変わったり、取得方法が変更されたりする可能性あり

情報収集
ETL (Extract, Transform, Load)
(準備中)
データ分析
BA (Business Analytics)
(準備中)
ポートフォリオサイトの概要

- Webシステムと閲覧ユーザ間の通信は、SSL (Secure Sockets Layer) 規格により、盗聴・改ざん・なりすましができないようになっています
- サイトログインにはパスワード入力が必須となり、あらかじめ閲覧者を限定することができます
- 画面に表示されるメニュー、スプレッドシート、グラフをクリックすることで選択して参照することができます
- 一部のコンテンツは、画面から数字を入力することで、グラフを動的に変化させることができます。ただし、OneDriveにアップロードされたExcel元ファイルは上書き・編集されないように保護してあります
- スプレッドシート、グラフなどは、通常のWindows操作(Ctrl-C等)で、コピペすることができます
- 各コンテンツの右下にあるアイコンからダウンロードすることができます。
- セキュリティ強化のため、一部ユーザには、OneDrive へのサインインが求められるように設定してあります(運用の都合で、はずすこともできます)
不具合・誤字脱字等のご指摘、使い方の質問、こういった環境整備の依頼・相談などは、次のお問い合わせフォームからご連絡ください。