これって深層心理がなせる業? - 嘘と本音をどう聞き分けるか?

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■ 人間って嘘つきですよね?

最近、周囲との会話の中で気づいたことがあります。人間って自分自身を含めて本当に嘘つきであるということ。これは、悪意を持って誰かを騙したり、貶めたりするために、作為的に嘘を吐くというお話ではありません。人間は無自覚的に嘘をつき、本音を隠してしまうというお話です。

例えば、周りの人との会話で次のようなセリフを聞くことはよくありませんか。

「俺って、本当に出世には興味ないんだよ」
「私は、A案とB案なら、普通に考えてA案の方がいいと思います」
「本当に毎日仕事で忙しいんだよ。早く暇になって楽にならないかなあ」

こういう陳述(ステートメント)を聞いて、皆さんなら、どう思いますか?

私は、あまり周りの人間に隔意自体を持つことが珍しいので、「へえ~、そうなんだ」と素直に受け取ることがこれまでは多かったのです。しかし、そのまま受け取っていて、その後のコミュニケーションとか仕事とか上手くいかない。どうしてなんだろうとずいぶん長い間、悩んだものです。

そして気が付きました。無自覚の存在や深層心理学の存在に。

深層心理学(Wikiより要約)
無意識に想定される構造や心的過程によって、人間の行動や経験の意味を解釈し、解明しようとする、心理学及び臨床心理学における様々な理論。
深層心理学の基本的な理論構想は、人間の心(魂)には意識の下層において、更に深い層が存在し、無意識的なプロセスがこれらの層にあって進行しており、日常生活の心理に対し大きな影響を及ぼしている。
無意識の「深層」において進行している、心的な欲求(Trieb)の調整と葛藤への対処過程が、意識的な日常経験や行動の基礎に存在する。

つまり、言の葉にあがって、音声化されるセリフの裏には、隠された本音があり、それが表面的な言葉(時には言動すべて)とはかけ離れた真意が存在するということ。

例えば、

「俺って、本当に出世には興味ないんだよ」

これは、本当は出世に強い興味があることを隠そうとして、わざと陳述しているのかもしれません。

「私は、A案とB案なら、普通に考えてA案の方がいいと思います」

これは、本当はB案の方がいいと思っているのに、こちらの力量や洞察力を試すために、わざと逆を提案しているのかもしれません。

「本当に毎日仕事で忙しいんだよ。早く暇になって楽にならないかなあ」

これは、仕事で忙しいことを自慢したいという虚栄心の裏返しを、素直に言えないだけなのかもしれません。

何度も痛い目に合ってきて、漸く、何となく見抜けるようになってきましたが、本当に、なんとなくですが、コツがつかめたような気がします。

それは、陳述(ステートメント)の次の理由付けの言葉の説得力の程度を評価することです。

「俺って、本当に出世には興味ないんだよ」

これ単発の物言いだったら、次の理由付けのセリフが続きません。その場合は、いったんは真意が分からないとするのが安全策ですが、大抵の場合、理由付けがない陳述はそのセリフを吐くこと自体が目的と理解しても間違いがないかもしれません。つまり、本当は出世にとても興味があるということを隠そうとする深層心理が働いていると理解するべきです。だって、本当に出世に興味が無いのなら、そもそも、こういうセリフを会話の中で口にする必然性が無いのだから。

「俺って、本当に出世には興味ないんだよ」
「だって、偉くなればなるほど、忙しくなって、雑務で忙殺されてアニメを見る時間が減ってしまうでしょ。そんな人生はまっぴらだよ!」

ほら、説得力が増して、本当にこの人は出世に興味が無いのだと分かるでしょ!(^^;)

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