松下幸之助(10)迷う、ということは、一種の欲望からきているように思う。

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■ 悟りを開いて無我の境地に。凡人には難しそうなので、もっと簡単な方法はありませんか?

迷う、ということは、
一種の欲望からきているように思う。
ああもなりたい、こうもなりたい、
こういうふうに出世したい、
という欲望から迷いがでてくる。
それを捨て去れば問題はなくなる。

20171104_松下幸之助

(現パナソニック創業者 / 1894~1989)
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仏教用語に、「さとり(悟り)(覚り)」というものがあります。

1 物事の真の意味を知ること。理解。また、感づくこと。察知。「―が早い」
2 仏語。迷妄を払い去って生死を超えた永遠の真理を会得すること。「―の境地に達する」
デジタル大辞泉

① つまびらかに知る。物事の道理を明らかにする。
② 推しはかって知る。察知する。
③【仏教用語】心の迷いを去って真理を体得する。煩悩を脱して涅槃を得る
広辞苑

いやあ、私のような凡人で俗物はとてもとても、こういう境地に辿り着く自信も気概も持ち合わせておりません。ただ、私なりの信念というものはあり。。。

アドラー心理学でいうところの、他者からの評価、承認欲求を捨てること。これは意外に、難しそうで簡単です。それさえ何とか実行できれば、松下翁の指摘されていることも難なくクリアできそうです。

ビジネスパーソンに身近なケースで例えます。誰しも目の前に与えられた職責とか課業とかが存在します。それを誠心誠意、全身全霊をもってひとつずつやり遂げていくのです。ひとつずつ目の前のタスクが片付けられることで、自分の心中で満足感・達成感が得られます。これは他人の言動は全く関係ありません。自己完結しているものです。

そうして自分の内面と向き合い、ひたすら使命を果たしていくのです。自己承認が高まります。次にやれる仕事のレベルも必ず上がっているはずです。そうすると、自ずと次のチャレンジングな仕事の依頼が舞い込むものです。そして次の成長の機会が与えられます。時には、自分のキャリアパスを変えるほどの大きな転換点が向こうから自然とやってくるものです。

しかしながら、最初から、上司に働きを認めてもらいたい、これをやり遂げることで出世したい、世の中で認められたい、という邪念を抱いて仕事をしていると、必ず、見る人が見れば心栄えも含めてお見通しとなってしまうので、そういう企図は最初から崩れ去ってしまうのです。

そうすると、最初から他者承認を前提に、それを目的に仕事をやっていると、最終目的が達成されなくなるので、仕事自体もつまらないものになります。つまらない仕事には身が入りません。そうすると、仕事の出来栄えが悪くなり、やがてあなたの評価も地に落ちます。

そういうデフレスパイラルに陥ることなく、まずは自己承認を高める、自己実現を達成するように仕事に取り組みます。他者からの評価や導きは後から着いてくるものと達観するのです。本当に騙されたと思って、しばらくそのように仕事に取り組んではみてくれませんか?

結果は必ず後から着いてきます。もし、期待通りの他者評価が得られなかったら、それは周囲に見る目が無いのではなくて、あなたの努力が足りなかったのです。そして、その時期の過大評価は得られなくても、将来の適切なタイミングで必ずあるべき評価が必ず得られます。

それでも不安な方には次の2つの言葉を贈ります。

「嚢中の錐」
袋の中の錐はその先が袋の外につき出る。すぐれた人は多くの人の中にいてもその才能が自然に外に現れて目立つことのたとえ

「桃李もの言わざれど下自ら蹊を成す」
桃やすももは何も言わないが、実がおいしいので人が集まり、その下には自然に道ができる。りっぱな人のもとにも自然と人が慕い集まることのたとえ

あなたは、きっと、錐や桃李なのでしょう? 心配はありませんよ!(^^)

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